定年退職した人が抱く不安はお金、健康、そしてこれから何をする
か、ということだと言われてる、今までは仕事が生きがいではなか
ったにしろ毎日することがあったし、そのことが生活の基盤、そし
て生活のハリであった。
幸福感や充実感を感じるものが生きがいであるが、生きがいが無け
れば無味乾燥、たんなる惰性の人生、だから生きがいは必要という
のが一般的であるが、老後は無理に生きがいを求める必要はないと
思う。
それよりも世の中の出来事に好奇心を持つこと、一日ひとつずつ知
らないことを知る、ちょとした希望、愉しみ、夢中になれるものが
あれば十分、そこから生きがいにつながるものが見つかるかもしれ
ない。
何をするかは人それぞれ、散歩でも食べ歩きでもいい、読書でも音
楽でもいい、季節の花を観にドライブでもいい、温泉に行くのもい
い、なにも世間の常識にとらわれた生きがいにこだわることはない
と思っている。