団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

安らかにあの世に行ける健康法があったなら

2023-11-21 06:11:32 | 老後の生き方

人間誰でも老いていく、老いていくと同時に死ぬものだ、今

は亡き作家の遠藤周作氏がエッセイのなかで「楽に死なせる

研究」が行われないかと時々夢想するという。

 

医学では少なくとも現在本人が望む、望まないにかかわらず

一日でも長く生き伸ばすことを研究してる、認知症や寝たき

りになりたくない、その前に死にたいといっても許されない。

 

だから「ご安心下さい、そうなられる前に安らかにあの世に

行けるような健康法を教えましょう」という医者がいたらど

うだろうと読者に遠藤氏は投げかけてる、闘病生活が長かっ

ただけにわかるような気がする。

 

私の場合、両親とも晩年苦しんで亡くなったのを見てるだけ

に、そんな健康法にすがりたい気持ちもあるけれど、今はと

にかく生きることだけ考えよう、いつか人生は終わるのだか

らというのが偽らざる心境である。