ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

いよいよ追い込み開始。

2007年08月29日 | こんたく堵


あ、危なーぃ! 

だ、大丈夫か~ッ? 





上が唯一、わが家にある “使える包丁(牛刀)” です。
下がほとんど使わない “使えない果物ナイフ” です。

夏休みも残りわずかとなり、
子供がいるどこの家庭にもあることなのでしょうが、

 “ まだ終わってへんかったん? もっと早よう済ませときーや! ”

 “ やるよ! 今日やるよ! いちいちうるさいなー! ”

と夏休みの宿題をネタの母子バトル ・・・ 。
わが家も御多分に洩れず一番下の娘(中1)がいよいよ追い込み開始。





【 リンゴの皮剥きの宿題ってどうよ? 】 

私たちの世代感覚では
(そんなことが)宿題になっていることもスゴイですが、
(強制的に)宿題にできることもスゴイと思います。

昔なら、家(家事)の手伝いをするのはごく当たり前で、
夏休みに限らず包丁を使うこと(使えるの)は不思議では
なかったと思いますが、今はそうでもないみたいですね。
逆に、昔だったら、簡単にリンゴを買えない家庭もあった
ので、こんな宿題は出なかった(出さなかった)はずです。

それもこれも豊かさの功罪でしょうか ・・・


【 いざ、包丁を! 】

うちの娘、普段から包丁やフライパンを少しは触っていますので
あまり抵抗はないはずだったのですが、宿題は別のようです。
何となく、真剣(間違いなく綺麗)に取り組まなければいけないと
考えたのか、後回しにしていたようです。

最初、果物ナイフでリンゴの皮をむこうとしていた娘に私は、
 “ちょっと大き目の包丁の方がむきやすーないか?やってみぃ”
と声を掛け包丁を渡しました。ほとんど切れない100均の果物ナイフで
力を入れて切って(剥いて)も練習になりません。本当の包丁で
リンゴの皮をむく感覚を覚えた方が上手になりますし、怪我も
しません。どうしても、切れない包丁で切ると余分な力が入り、
切るというより潰すという感覚になり、怪我をする確率も上がります。
また、小さなナイフで剥くと刃より指の力(感覚)の方が強く、やはり
力を入れなければ剥けません。

まあ、ちょっと大きい目の包丁といっても、わが家には後にも先にも
この九尺の牛刀しかありません。普通の家庭にあるような5~6尺の
文化包丁や菜切包丁はありません。20年以上前、職場の先輩から
私がもらったこの牛刀しかないのです。結婚当初、嫁さんは文化包丁を
使っていましたが、すぐに切れなくなり、力を入れて切って(潰して)
いましたので、

 “ この包丁使ってみたら ・・・ ”

といって渡しました。
最初、

 “ 大きいから怖いわ ”

と嫁さんは言っていたのですが、慣れると、

 “ この包丁、よう切れるし、力入れんでええからええわぁ~! ”

となりました。
( 当然です! だから、プロはよく切れる大きな包丁を使うのです。)


さて、娘ですが、
包丁の持ち方(握り方)と包丁のどの刃の部分を使うのかを教えて

 “ 包丁は力入れて動かしたらアカンでぇ、どっちか云ったら、
 包丁は動かさんとリンゴを動かして切る(剥く)ねん。 ”

と少しプロの感覚を教えてみました。

 “ ああ、ほんまや! これの方が力入れんでも切れるわ。 ”

意外と理解力と対応力、そして度胸があるようで、スッスーっと
剥き始め、1分強で剥き終えました。薄く長く皮が剥けたわけでは
ありませんが、余分な力を入れず(包丁の重さや切れ味を使って)
剥くことで、リンゴの繊維を潰さず瑞々しさを保ち、早く剥くことで
変色も防げました。そういう見方からすれば、超OK(合格)です。

まあ、学校の先生ではありませんので、
私が○×を付けても意味はないのかもしれませんが ・・・ 。

今日は、自由研究?をやるらしいです。 ご苦労さん! 


こだわりは人それぞれ

2007年08月27日 | 造形憧憬


先日から気になっていることがあります。
というより、少々不安に感じていることがあります。

この歳になると ゴルフや旅行、あるいは、それなりに一生懸命
打ち込めるような趣味が一つや二つはあるものらしいです。( ね ・・・ 。)
昔から一つの事に集中するとか継続することが好き(得意)ではない私には
周りにお披露目するような高尚な趣味が今まで別段ありませんでした。

学生時代には、ずっとスポーツに明け暮れ、悪友とあちこち毎日のように
朝まで遊び倒して、ほとんど家に帰らないタイプの人種?でした。ただ、
社会に出てからは、好きな仕事を渡り歩いて(嫌いな仕事を辞めて)きたせいか
プライベートで趣味を持ちたいという感覚すらなかったのです。カッコ良く
聞こえるかもしれませんが、ずっと “仕事が趣味” だったような気がします。

ですから、嫁さんや子供から “何かしたら ・・・ ” という言葉にも
これまでは、“何でゴルフやキャンプ行かなあかんねん?面倒くさいし
しんどいやん!” と笑い飛ばしていました。やりたくなればいつでも
できるという気持ちがあったことは事実です。しかし、いつまで経っても
そういう気にならず、気づけば、本当に動くのが億劫になっていたのかも ・・・ 。
これはヤバイです!非常に危ない状態です!( よね ・・・ 。 )





まあ、趣味と云える趣味はないのですが、その代わりと云っては何ですが
今も昔も自分が使うMONOには、自分なりの “こだわり” があります。
車もその一つですが、私の場合、その “こだわり” は歳と共に多少
変化していきます。( やっぱし、集中・継続ができへんからか ・・・?)

昔は、とにかく自分の気持ちよりも先にビューッと走ってくれるヤツとか
誰も乗らないような個性的でディープなタイプとかが好きで、そういう車に
無理に変えることも実際ありました。少しアウトローな感覚に憧れて
皆がこだわらないところにこだわっていたような気がします。もちろん、
走り屋でもドレスアッパーでもありません。特に暴ヤンではありません。
( チャラチャラしたヤツや群れでしか動けんヤツらは嫌いや!)

最近は、自分のイライラする気持ちを落ち着かせてくれるような
大らかなヤツ(車)が好きですね。普段は物静かで私の云うことをおとなしく
聞いてくれて、しかし、私が無茶をしようとすると、説教してくれるような
ヤツがベストですかね。( まあ、車に期待するのは無理やけど ・・・ )
一見 “ええかげんなオッサン” の理論ですが、要は、走ることが好きで
早い車に乗るとか、車のボディーや内装が好きで車をイジったり、
必要以上に綺麗にドレスアップしたりすることが趣味という類いではなく、
車は嫌いじゃないし、必ず毎日乗っていて足であると同時に、確実に
一日の1/10位を過ごす場所として、乗った時にお互い(自分と車)が
イヤにならない関係を作りたいという、世間には少ないタイプかもしれませんが、
そこに私のこだわりがあるわけで ・・・ 。
( やっぱ、意味不明 ??? )

高校3年生の夏休み前に普通免許を取得して以来、約30年間で
(記憶ではたぶん)15台の車を乗り継いできました。気の合う車も
いれば(あれば)、気の合わない車もいた(あった)ように思います。
年齢と共に、高級で落ち着いた車に乗り換えるのが一般的なのかも
しれませんが、私の場合、年齢で車を選ぶことはありません。
確かに若い頃は、クーペタイプの車も乗りましたけど、すぐに
オッサンくさい車(ローレルの4ドア)に乗り換えて落ち着いたかと
思う間もなく、また、スポーツタイプの2シーターに ・・・ 。今思えば、
ほんまに “こだわり” があったのか?と自分を疑うこともありますが、
「こだわることにこだわらず、こだわらないことにこだわる」 ことが、
私の “こだわり” なのだと思います。

このエスティマは2代目です。
エスティマが特に好きというわけではないのですが、家業を手伝っていた
頃から、乗用車よりワンボックスの方が空間があって仕事の道具もたくさん
積めるし、運転席が高いので見やすく疲れにくいと感じてからはずっと、
ワンボックスカーを乗り継いでいます。若い頃は、収入のほとんどを車に
費やしていたのですが、家庭を持つとそういうわけにはいかなかったので
結婚した当初は欲しい車が買えませんでした。ここ数年で、やっと ・・・

で、発売当初から一度は乗ってみたかった流線型のエスティマを
購入したのですが、今のエスティマにはそういう思い入れはなく、
どちらかと云うと、違う車に乗り換えたくて他社の車を探しにあちこち
行ったのですが、どうも相性の良い車が見つからず、結局、マイナー
チェンジ前だったのですが、腐れ縁でこの車と付き合うことになりました。
いつもは、買ってから自分が乗りやすい車に変えていくのですが、
毎回、ランニングコストが高くついて臨時出費が増えますので、
今回は先に必要なところだけは用意することにしました。
( もう若ないから、絶対に余計なことはせ~へん!と誓いました。)


 

   ■ ESTIMA 2400 G ■   ACR30W-MFSQK 

3.0ℓ を買うつもりでしたが、
“アクセル踏まんかったら 2.4ℓ で十分ですよ!それから、
税金やら保険やら色々お得ですよ!” とトヨタの営業マンから
横槍が入った。確かに、もうアクセル目一杯踏み込む歳でもないし、
資金に余裕があるわけでもなし ・・・ “そやなぁ、そうするわ” と
営業マンの提案を受けることにしました。
( この営業マン、この車で4台目の付き合いに ・・・ )

“四駆いります?”
“毎日、山へ行くわけでもないし、砂浜へ行くわけでもないやん ・・・ ”
ということで 2WD になりました。以前のエスはエンジンが車体中央に
載せてあり、ホイルベースが長く、オフロードには絶対に向かない車
だったと思うのですが、今のエスはフロントにエンジンを載せて幾分
対応可能になったのだろうが、個人的に私はこの車をオフロードに
使いたいとは思わないので、街中と高速用の足として機能してくれれば
良いと割り切っています。( まぁ、基本的にFFですから~ )

次に、営業マンが “アエラスでいいですか?” と聞いてきたので
“Gで!” とすぐに返した。“えぇ、Gですか?” と言う営業マンに
“あかんのかいな?” とちょっと怪訝そうに言い放った。もちろん、
営業マンからすれば、せっかく 2.4ℓ のクラスに落としたのに、
“何でG(アエラスより上で割高)にするかなぁ~?” というところ
だったと思います。

理由は2つです。
フロントのみのエアコン(アエラス)とフロントとリアの2箇所から
送風されるエアコン装備(G)のどちらを選択するか、それから、
内張りとシートの色がグレー(アエラス)とブラウン(G)のどちらを
選択するかです。

夏場は意外と大丈夫なのですが、フロントのみのエアコンでは
冬場、2列目3列目が非常に寒くて我慢できないと聞いていました。
内装の色に関しては、グレーが好きでなくブラウンが好き。ただ、
それだけです。しかし、これが一番大きいのです。運転している時に
「どうも落ち着かない/やっぱ落ち着く」 の違いは私にとって非常に
大きい話で、これも私の “こだわり” です。

それから、
前車の教訓からツインムーンルーフ(電動で天井が開くヤツ)の装着は
しませんでした。年に何回開けたでしょうか?たぶん、数えるほど ・・・
車体上部が重くて不安定、コーナーでハンドル切った時に振られる感があり、
しかも、重量が嵩む分だけ燃費も悪くなる。結果、今回は不採用!

こんなちまちました “こだわり” を長々打ち込んでも仕方ありませんが、
ブログに打ち込むことで整理はできるものです。“何故” “何を考えて”
といった、その時々の行動判断の整理です。誰にでも “こだわり” は
あるはずでしょ ・・・
( まぁ~そやけど、50歳前のオッサンが乗ってる車やないね!? )


 【 ESTIMA Option Parts 】

 ● ホワイトパールマイカ
 ● ラジオレスGSP
 ● 自光式プレート
 ● フットランプ
 ● フロアマット
 ● センターコンソール
 ● DVDナビゲーション
 ● リアモニター
 ● RVサイドバイザー
 ● リアコンビガーニッシュ

 ● リアバンパーステップガード
 ● セキュリティーシステム
            [ 以上 ディーラーオプション ]

 ● フロントスポイラー (LX-MODE)
 ● フロントグリルカバー (LX-MODE)
 ● リアスポイラー (LX-MODE)
 ● カラードドアミラーカバー (LX-MODE)
 ● クロームドアハンドルカバー (LX-MODE)
 ● ローダウンコイル
 ● マフラー (FUJITSUBO-Wagolis)
            [ 以上 ディーラー社外オプション ]

 ● アルミホイール18inch (WORK EUROLINE DZ カットクリア)
 ● ラジアルタイヤ225/45R18 (YOKOHAMA DNA ECOS)

 ※ ボンネット内(エンジン)は至ってノーマル仕様で、
  オプション装備品等はすべて車検をパスできる範囲で装着しております。


ある意味、ミラクル!

2007年08月24日 | 家WINE


今年の 「夏の甲子園」
あれよ~ あれよ~ のうちに
“がばいミラクル” が炸裂し、暑い 暑い 夏の中、
爽やかな風となって吹き抜けていきましたね。

中年世代の田舎暮らしやリターン(地元へ帰る)現象と
老年世代の都市介護型の駅前タワーマンション入居が花盛り
となっている何とも歪な時代に覆われた今、浮遊する世代が
何となく不安感を拭い、懐古主義的な気分に浸りたい、という
感慨から、今年は多くの人々が観戦していたように感じました。

“素直やないけど” 素直になりたいという時代背景が伺えます。



                       Chateau Moulin de Mallet 
                     Mis en Bouteille au Chateau


さて、周りの “暑い!暑い!” という声に私も影響され、
ビールを飲む日が続いていたのですが、プリン体の
宝庫であるビールの摂取は自己制限しなければ、後で
大きな後悔へと変貌する “悪魔の飲物” になります。

今日もビール一杯だけ飲んだあと、
暑かったのですが、久しぶりに赤ワインを飲みました。
これは、仕事絡みもあって夏前に買っておいたもので、
セラー(家庭用の6本収納のヤツ)に入れたまますっかり
忘れていました。嫁さんが今夜のおかずを指差しながら
 “(合いそうな)ワインある?”
と声が掛かり、
 “何か、あったっけ!?”
とセラーを覗いてこのワインに気づきました。セラーの中には
2本しかワインがなかったのですが、このワインが合いそうだった
ので抜栓、テイスティングして味を確かめました。
 “あぁ、これイケルゎー!”

 “ フランスボルドー産で、しっかりボルドーらしい味わいも
 ありながら、幅広く料理に対応できて、飲みやいワインで
 できるだけ安いヤツがあったら秋にはええんですけど ・・・ ”
という要望が夏前に現場店舗からあり、
 “無茶云うなや!”
と現場にはキレて伝えつつ、一応、ピックアップして買い置き
していたワインだったのです。

飲んだ印象としては、完璧ではないのすが、ある意味、
 “ミラクル!”
現場の要望は、ある程度のラインでクリアできているワインで
 “この価格(上代 1,450円)でこの味、誰も文句は言えんやろ!”
というのが私の感想です。

仕事が絡み、
「家WINE」 として今夜は楽しむことができませんでしたが、
 “こういう日(ワインの日)もあってええやん!”
と自分に言い聞かせながら、今夜も、

“ご馳走さまでした!”

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「 シャトー・ムーラン・ド・マレ 2005 

   ■ フランス ボルドー地方
   ■ ブドウ品種 : メルロー 80% C/S ・ C/F 20%
   ■ 品質分類 : A.O.C.ボルドー
   ■ 年間平均生産量 : 200,000本
   ■ 味のタイプ : 赤/フルボディ


    
   ■ インポーターコメント
     メルローを主体にした果実味溢れる味わい。
    樽を使用せず、凝縮した果実の旨みがストレートに感じられます。
    ビックヴィンテージならではの力強さが楽しめる1本です。 


もっと色気を持とうぜ!

2007年08月22日 | 昭和懐古


こいつら 
辛いのやら ・・・
甘いのやら ・・・





“ 男か女かハッキリしない奴が増えた! ”

なんて言葉 ひと昔もふた昔も前
昭和の大人たちが発していた台詞だった気がする
若者たちの 「個性」 という牙城の下に屈したのか
誰も発しなくなったのは何故だろう

時代が違うからか ・・・

大人になった自分が思ふに
そんなことはない 今も昔も そうは変わらない
あるとすれば たぶん 変わったとすれば たぶん
自身の 「個性」 を自身が正面から見据えているか
他人を通してチラ見で済まそうとするかではないか

勝手に 若者たちを見て 諦めるのはよそうや
勝手に 若者たちの心に 期待するのもやめようや

大人こそ 強く
大人こそ もっと 自分らしく
大人こそ もっと もっと 色気を持とうぜ!


スタイリッシュ vs 粋

2007年08月20日 | 造形憧憬


今のマンションに越して、自分専用の仕事部屋ができたのは嬉しい
のですが、以前にも増して布団で寝ることが少なくなってしまった。
( この3年間で、まともに布団で寝たのは5回位かなぁ ・・・ )

絶対これでは健康に良くない!
と思いつつ、昨日もやっぱり、パソコンに向かってちょっとだけ仕事、
仕事に飽きるとフローリングの上に敷いたお昼寝用の藺草(ゴザ)に
寝そべりながらテレビ鑑賞(観賞)!そのまま ウトウト ・・・・
基本的に昔からテレビっ子なので、テレビを見ないとどうも落ち着かない。
仕事をしている時もテレビは必ず点けている。点いている方が仕事に
集中できるタイプ! ・・・ ???
( 現在の仕事部屋での配分 ⇒ 仕事 2 : テレビ 8 )

そして悪いことに、ここ5年ほど前からは、テレビと照明を点けたまま
布団なしで寝る癖がついてしまった。
( 1~2時間置きに目が覚めるタイプで朝まで寝てしまうことはないが )


         
        ①              ②             ③

目が覚めるとテレビで時間を確認 ・・・
違う番組になっているとか、放送が終了している場合も多いので、
視線を上に向け、③ の時計(仕事部屋の掛け時計)を見る。
“ ま・また、振り子止まってるやん ! ”
この3年間で何度あったことか。

この ③ の時計、大きな時間の差異は起こさないが、時々、振り子が
止まってしまうのです。最初止まった時には、“壊れた?” と思いながら
強制的に振り子を再始動させてみました。数分間は振れているのですが、
また止まってしまう始末。これを何度か繰り返しましたが同じ結果。まあ、
振り子が動かなくても時計は動いている ・・・ 諦めました。
( 何で動かんのや?何が気に入らんのや? )

それから数日経ったある日の真夜中、突然、時計から音が ・・・
振り子の振れる音でした。( ちょ、ちょっと、怖いやんか! )
この現象が、この3年間で5回ほどありました。
( まぁ、今は機嫌よぉ~動いてまっせ!時間OK!振り子もOK! )

② はダイニング(キッチン)の柱部分に付けている時計です。
“とにかく、よく遅れます!” いや、“多く” 遅れると言ったほうが
正確かもしれません。この時計、これまで何度かスタミナが切れた
マラソン選手のように、途中でペース(タイム)ダウン。そして、周囲が
諦めかけた頃、何故かまた気を取り直したように少しだけ動き出す。
そして、また止まる。そして、また少しだけ動く ・・・ 。
( もぉちょい、元気に動いて~や!ほんま、頼むでぇ~! )

見方しだいでは、一番タチの悪いタイプです。しかし、こういう状態を
見てしまうと、放っておくわけにはいきませんよね。( 変な親心? )
とりあえず乾電池を換えてスタミナ補給させてやりたくなります。
( この甘さが乾電池の寿命を縮めてるのちゃうやろな~? )

② と ③ の時計、共に顔つきはそれなりにスタイリッシュな感じもする
のですが、実は子供の我がままのようにクセがあり、扱いづらい時計
この上なし! しかし、うちにもシッカリ者はいます。① の時計(和室)は、
素直で働き者の時計です。

私が独身で一人暮らしをしていた頃(約25年前)から、常に
私のそばにいて時を刻んでくれています。過去25年で5回の引越しも
クリアし、いつも人が集まる部屋に掛かっていました。今のマンションの
リビングにはどうしても似合わないので、今はリビングと繋がっている
和室の壁に掛けています。( やっぱ、和室でも違和感あり ・・・ )

この時計、引越しの度に乾電池の入れ替えは行なっていますが、
② ③ のようには手間は掛からず( たぶん、一回の乾電池入れ替えで
2~3年は黙って動いています)、振り子も同じ振り幅できれいにターンし、
これまで時刻も1分以上の差異を起こしたことがありません。
( 高価な時計やないけど、これが本来、時計の役割でしょ?! )

顔形だけとれば、お世辞にも 「スタイリッシュ」 とは云えませんが、
その働きは他を寄せ付けず、なかなか “粋” を感じる時計です。
我が家でこの先もずっと時を刻み続ける気がします。

実はこの時計、家族が知らない秘密が一つだけあります。
それは、私が独身時代に付き合っていた元彼女からの引越し祝いだった
ということです。別に隠す気はなかったのですが、何となくスルーして25年
が経ってしまいました。 もう今更、嫁さんには言えないですよね。
( たぶん、云うと ・・・ 即座に壁から外されます! お~~ 恐い~  怖い~ )

秘密ですよ! けっして背筋の凍る怪談話にはしないでください。
( じわ~っと背中に汗がにじむ夏らし~ぃお話でした! )


鮑(あわび)を腹一杯は贅沢?

2007年08月18日 | こんたく堵


毎年、盆と正月には必ず実家へ帰っています。
というより、長男で家業を継ぐ立場にありながら
勝手に家を出て約25年余り ・・・ 毎年毎回、
嫁さんと子供を連れて無理やり里帰りさせてもらっている。
というのが正しいかもしれません ・・・ 。

子供が小さかった頃は、親父もお袋も孫の顔が見れるので喜んで
ましたが、最近はそうでもないようです。当然といえば当然でしょうね。
かといって、
“たまには大阪に遊びにこいや!” とお袋に言っても
“今忙しいから、今度ついでがあったら行くわ!” で話が終わってしまう。
まあ、両親ともにまだまだ元気なので、それでよいのですが ・・・ 。

今年は日帰りとなりました。(毎年2~3泊するのですが・・・)
先祖の墓参りだけは欠かせないので早朝に家を出ました。
到着すると玄関で叔父さんが ・・・ 会うのは10年ぶりくらいでしょうか。
お互い容姿は多少?変わっていますが、会話は30年前のまま。
お互いまだまだ若い気でいる証拠?(めでたい二人!・・・?)

叔父さんは墓参りに行ってくると言い残して、うちの親父とサッサと
墓へ向かいました。(ちょ、ちょっと待ってよ~!自分も行くのに ・・・ )
私は家で一休みしてから行くつもりでしたが、仕方なくその後を
追いかけました。墓参りは無事終わり帰宅。やっと一休みできると
思いきや、親父が “お寺にも行っとくから乗せていってくれ!” ・・・
また、その足でお寺まで ・・・ 。(まあ、いつもせわしない親父である)

往復約1時間のお寺から帰っても、まだ午前11時前でした。
親父の “メシ食べよか!” の一言で早目の昼飯となりました。
うち(実家)では、昔から休みの日は朝昼夜を問わず、まず酒です。
そして、海の幸山盛りテンコ盛り ・・・ 。
(せわしなく動くのは性格?それとも、この “いやしさ” から ・・・ )




■ 鮑(あわび)のノタ ■  ↑↑↑↑↑

親父とお袋の田舎(四国のとある島)で昔からよく作られる料理です。
ちゃんと聞いたことはないのですが、たぶん、「ぬた(酢味噌和え)」
が訛ったものだと思います(但し、酢は入っていません)。

活あわびを捌(さば)いて身とワタを取り出し、ワタをしごいて包丁で
叩き、鍋に移して火にかけ、酒と味噌少々を加えて、適当な大きさに
切った鮑の身を入れて焦がさないように炊きながら絡める。好みで
甘みが足りなければ味醂を加える(鮑の味によって調味料は調整)。

これは絶品ですよ! 酒の肴にも! 御飯の友にも!

簡単な漁師料理ですが、なかなか街では出会えない豪快さがあります。
(写真は鮑8個分ほど。右上は鮑の造り、左上はサザエの造り)
あと、写真には撮っていませんが、ワタリ(渡り蟹)とシャコ(蝦蛄海老)
が山ほどありました。

今、私は大阪に住み、飲食業に携わっており、一般の人よりは
美味しいものをあれこれ食べていますが、やはり、何と贅沢な食卓か ・・・
と思う部分もあります。しかし、実家に帰ると、昔からこういう食卓
だったので、これを贅沢とは感じない(小さい頃からこれが普通だった)。
というより最近、“贅沢と思わない気持ちになれることに贅沢さを感じる”
という気分に時々浸りたいというのが本音ですかね ・・・ 。

“年に2~3度、気持ちをリフレッシュ!” させてもらっています。
“親父、お袋、いつもありがとう!”  という感謝しかありません。

腹一杯、“ご馳走様でした!”


南高梅にごりワイン

2007年08月03日 | 家WINE


★☆★☆★ プレミアム 南高梅にごりワイン ★☆★☆★

   プレミアム
南高梅にごりワイン
南高梅100%使用
Extremement doux
   [ 極甘口 ]
   Premium
  甘味果実酒
株式会社ヒトミワイナリー製造
http://www.nigoriwine.jp/index.html


    


昨日、会社で梅酒の話をしていると焼酎と地酒担当の女史から
“むっちゃ美味しい梅酒ありますよ!” と声が掛かった。
“にごりワインでちょっと甘め、値段そこそこですけど、イケますよ!”
と妙におすすめされたので、何となく買って帰るハメに ・・・ 。
( 私と仕事の話をしていたアート担当の女史も買って帰ったようで ・・・ )

私は甘めの梅酒をロックで飲るのは好きな方ですが、
デザートワインの甘ったるいヤツになると量が飲めず
どうしても飽きてしまいます。( 量が飲みたい方なもので ・・・ )
さほど期待感を持って買ったわけではないのですが、晩酌タイムに
ビールを飲み、焼酎を一杯ころがし、昨夜の残っていたワインを
2杯ほど飲み干したあと、やっぱり何となく気になるものです。
冷蔵庫で冷やしておいたこの 『 プレミアム 南高梅にごりワイン 』 を
迷わず抜栓 ・・・ 嫁さんと小さなグラスで一杯ずつのはずが、
375mlだけに10分も持たず空瓶に ・・・
( 毎度毎度、何を飲んでも値打ちのない夫婦である )

感想としては、
NB系の梅ワインなどと違い、南高梅の上品な味わいがしっかり
活かされていて、

 きれいなクエン酸 濃厚な旨味 至高の梅ワイン
 桃・杏のような芳香漂う程に完熟した本場紀州産南高梅から抽出した
 旨味たっぷりの梅エキスを凝縮させたものと完熟南高梅をすり潰した
 ものを5ヶ月以上かけてゆっくりと発酵させた 「贅沢な梅ワイン」 です。


というタグラベルにあった説明に嘘偽りはありませんでした。ただ、
帰りに寄った TOKYU HANDS で、沖縄の物産展 「琉球ワールド」 を
やっていたのですが、そこにあった沖縄産のパイナップルを見たせいか、
目を瞑って飲むと、梅ワインというよりは、上品なパイナップルの
リキュールといった味わいを感じてしまいました。
( 感想がどうも勝手で上品ではありませんが ・・・ )

 勝手に別名 ⇒ 鳳梨 Muddy Wine



饗(あるじ)の自信

2007年08月02日 | 二升五合


昨年から今年に掛けて、
今の職場の後輩やら以前一緒に働いていた同僚が
立て続けに自分のお店を立ち上げました。また、嫁さんの
パート先の店長も近々自分のお店を出すという話 ・・・ 。
嬉しいことですが、反面、知っている人間がお店を出すとなれば
やはり心配でもあります。(自分がやるより心配で・・・)

それぞれ、私が心配するようなレベルの人たちではないのですが、
いかんせん、飲食業界を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。
経験や技量があっても必ず繁盛するという保障はどこにもありません。
裏を返せば、成功パターンが長続きしない業界だと言えます。
飲食業は社会の縮図と云われる所以でしょうか。
今、社会のサイクルが早すぎる?というか、曖昧すぎる気がします。
( もっとゆっくり、もっとしっかり、時間を楽しめる環境にしたいものです。)

私の予想に反して?
お店が繁盛している(させている?)後輩がいます。
仕事(店舗を立ち上げるのに必要な要素)をシッカリ覚える前に
退社してすぐにお店を立ち上げたので、私は無理だ(たぶん失敗する)と
判断していました。しかし、意外や意外 ・・・ イケてるようです。
要因としては、素直に地域密着を実践しているということでしょうか。
( 祭り好きな地域で本人の先輩後輩で連日賑わっているようです。)

得てして、技術を習得してしまうと場所やお客様の層(ニーズ)に関わらず
それを披露(提供)したくなる者が多いのがこの業界のウィークポイント
でもあります。まあ、しかし、それを全く出せなければ何年も修行したり
辛い仕事をして覚えてきた甲斐はなくなってしまいますが ・・・ 。
( それはそれで微妙だと思いますが ・・・ 。)

また、接客や管理面で秀でていた者が出したお店では、逆に
お客様が心地よい接客より美味しい料理を求めるということもあります。
お客様の勝手と言えば勝手ですが、“やっぱり商売は難しい” という話です。
しかし、これも飲食業の宿命です。すべて受け入れなければなりません。
( 受け入れて、どんどん受身になっていくのはダメですが ・・・ )

ただ、私は受身だけの商売では今の時代には無理があると現場には
伝えています。お客様しだい、場所しだい、下手すればスタッフしだい
な見方しかできないようではお客様の満足や感動は作れません。
“お辞儀福助” だけでは商売は成り立たない時代であり、逆に、流行り
だけを追いかけて次から次へ変身するような商売も先は見えています。
しっかり頭を上げて、しっかり先を見据えて、しっかり自店の強みを
提案し続けることが成功の最大の秘訣だと私は考えています。

必要なのは自分(自店)が目指している方向性やあるべき姿に対する
自分(自店)の 「自信」 です。これさえあれば絶対にうまくいきます。
他店で得た経験や技術・知識を 「自信」 と勘違いしている者は絶対に
うまくいきませんし、それは大きな履き違いです。他人の仕事を覚えて
真似しても自信にはならず、一時的な不安解消でしかありません。
自分のものとして提供できないような料理やサービスでは、継続して
人(お客様)は集まりません。自信を持って素直に商売している主の
居るお店が本当に良いお店だと私は思っています。

「饗(あるじ)の自信」
本当にわかっているお客様はここに集まるものです!