ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

物欲ではなく楽欲?

2008年02月26日 | 街的興趣


ここにも 「超高層タワーマンション」 が立つのでしょうか?




「街で働き、郊外に家を持つ。」 というステータスが崩れ、
仕事と暮らしのあり方そのものが変化していると感じます。

家族のために都会で一生懸命働き、
家族のために郊外でマイホームを立てる(買う)。

しかし、この戦後日本の象徴的な家庭の姿に変化が起きている ・・・ 。

都会の真ん中で朝から晩まで必死で働いて、結婚して子供が二人もできれば
環境の良い郊外に一軒家の我が家を持つ。といった未来完成図を良いイメージで
捉えていたのはどれくらい前のことだったのか。もちろん、今でもそうした形に憧れ
目指している人も少なくないだろう。ただ今の時代、そうしたライフスタイルが
果たして本当に目指すべき成功系?なのだろうか ・・・

電車やバスを乗り継いで数時間も掛けて出勤し、また同じ時間を掛けて帰宅。
休日には子供と遊んで家族サービス。やがて、苦労して育てた子供は独立し、
当然のように家を出て行く。使わなくなった部屋がある二階建ての我が家は、
残された老夫婦には広すぎる。寂しさと足腰に掛かる負担が追い討ちをかける。
その郊外の地で、これからも買い物や病院通いに苦労することに気づき、一層、
焦燥感にも駆られる。結果、便利な街のタワーマンションへとお引越し ・・・ 。

“歳をとれば田舎がいい” というのは、元々、相当な田舎に住んでいたごく一部の
人の意見であり、現在の日本で文化的な生活を味わった層には “大きな勘違い”
となるはずです。都会がどれだけ便利で楽か知ってしまった者には厳しいものです。
リタイアして田舎暮らしを決断 ・・・ しかし数年後、もう一度 “リタイア” することに。

若者や壮年層の田舎への 「Uターン」 が増える一方で、
老年層の都会への 「再Uターン」 も増えているのではないでしょうか。

こうした波は沿線の大きなステーション近辺にも起きています。沿線のハブに
なっているステーションから徒歩数分やバスで数分程度なら便利と思えた
ベッドタウンの立地でさえ、“不便” とされ、その駅の敷地内ともいえるような
場所に商業施設と並んでタワーマンションが建設されています。販売価格は、
近隣マンションの1.5倍から2倍です。それでも完売してしまうのでしょうね。

この現象は、端的な “物欲” ではなく、“時間欲” なのだと思います。
( 「便利」 というキーワードは時間をお金で買う時代の象徴です )
それを一つ間違えれば、“楽欲” になってしまうのでしょうか ・・・ ???


輸入ワイン試飲会

2008年02月22日 | 楽時々益


輸入ワインの試飲会(展示会)へ行ってきました。





会場は溢れんばかりの来客で埋め尽くされていました。
数年前、近所の酒屋の大将が配達途中に前掛けをしたまま顔を出し、“うちでは
ワインは売れへんでぇ~” と、こうした試飲会そのものを半信半疑で見つめて
いた方が大半だった頃からすれば、今の状態は想像を遥かに超えています。
今では小売店(酒屋さん)も業務店(レストランさん)も真剣そのものです。

ふた昔前、
日本酒では地酒バブルがあり、ここ数年の本格焼酎の勢いもバブルであるという
声が大半です。そして、ワインも ・・・ という領域に入ってしまうのではないかという
危惧があることも事実です。ただ、地酒や焼酎とは様相が違うように感じます。
たぶん、ワインという飲物が、まだまだ日本人には手が付け難く、ジャッジしづらい
お酒であったことが、色んな意味で時間を必要としてきたように感じます。一方で
需要と供給のバランスと消費者ニーズや小売店・業務店からの提案に関しても、
その時間的な幅(融通)がクッション役となり、良い作用を施したかもしれません。

まだまだ先は判りませんが、
飲食シーンではもちろんのこと、生活の中での存在の一つとしても、「ワイン」 という
カテゴリーが、確実に浸透し始めていることは否定できません。日本酒が神仏への
お供えやハレの日(正月やお祭など)に珍重される特殊で特別な存在要素である
のに対し、もちろん、ワインはそうした文化的な要素も持ち併せつつ、日本酒よりも
デイリーな(“普段や身近” にすることのカッコ良さも含めた)飲物としてのパートを
担ってほしいお酒だと若い世代を中心に感じ始めているとしたら ・・・

私自身、仕事上であれこれワインを飲むことは、ある意味 「日常」 ですが、
仕事を離れたプライベートでも、ワインを飲む機会が確実に増えています。
数年前まで 「非日常」 だったワインが今は日常の飲物です。嘘のような話です。
しかし、それは “お洒落” や “ええカッコ” している訳ではありません。最近、
スパークリングや白ワインが幅を利かせている訳ではありませんが、冷蔵庫に
ビールが入ってないことがあります。カロリーの高いビール3本飲むのなら、
1本ワインを飲む方が良い年齢なのです。(今後、私世代はこれに気づくはず)

「外めし」 に出たなら、気軽にワインをオーダーしてみてください!
「家めし」 なら、街の酒屋さんでデイリーワインを買って帰りましょう!
もっと、もっと 「ワイン」 を気軽に楽しんでほしいものです。


ハイコスパな白いヤツらは南アフリカ生まれ!?

2008年02月17日 | 家WINE


冬の寒い夜、
よ~く冷えた白ワインを炬燵(こたつ)で楽しむのもオツなものです。





ずーっと、「ソーヴィニヨンブラン」 という葡萄が得意ではありませんでした。
しかし最近、“ちょっとええかも ・・・ ” な気持ちになるソーヴィニヨンブランに
出会い始めています。このワインもその1本になるのでしょうか ・・・ 。

今日は、「かますご(いかなごの大きいヤツです)」 をちょいと炙って、香ばしさが
出たところへ、こだわりポン酢ではなく、市販のポン酢 「ミツカンの味ぽん」 を
回し掛けて、少し甘酸っぱい味でつまみを仕上げて白ワインを飲むことに ・・・

“ えぇ~、旨いやん! ”
“ この 「かますご」 美味しい? ”
“ いや、「かますご」 と違ごて、この 「ワイン(ソーヴィニヨンブラン)」! ”
“ 要は、この 「かますご」 不味いん? ”
“ いや、「かますご」 も旨いけど、意外と合うねん、このワイン! ”

残念ながら、シャルドネは少し構えた雰囲気があり、かますごとの相性はイマイチ。
急遽、スモークサーモンにオリーブオイルを垂らしてサラダを作りました。それで
何とか2本とも美味しく飲み切りました。個人的には、シャルドネが飲み易いという
先入観を持っていましたが、和食テイストなアテで白ワインを流し込むには、意外と
樽香が邪魔をしてしまう(個性的になり過ぎる)印象です。そういう意味では、単純
でバランスの良いソーヴィニヨンブランの方が向いているのかもしれません。
(これは、あくまでも個人的な印象の意見ですが・・・)



The expensive white wine of this cost performance is born in South Africa.


南アフリカで最も魅力的な造り手として、Wスペクター(2007年10月31日号)で
4ページにも渡り特集されるなど、「シャールズ・バック氏」 率いる 「フェアヴュー」
というワイナリーは、名実共に南アフリカを代表するトップメーカーとなりました。

その歴史は1693年と古く、南アフリカの銘醸地パールに設立された歴史ある
ワイナリーです。現在の名声は、現オーナーのバック家が1937年にワイナリーを
購入し進歩的な考えで、KW.V.の規制下で独自の道を歩み始めた事に始まります。
今日では土地の独自性に目を向け、テロワールを考慮したワイン造りを行ない、
「栽培地毎に適したブドウ品種の栽培」、「単一畑からのワイン造り」 など、恵まれた
地中海性気候の下で良質な葡萄を栽培しています。



 

 Fairview Sauvignon Blanc

  ■ ワイナリー : フェアヴュー
  ■ ワイン名  : フェアヴュー ソーヴィニヨン・ブラン
  ■ 原産国 : 南アフリカ
  ■ 地   方 : コースタル・リージョン
  ■ 呼   称 : W.O.コースタル・リージョン
  ■ 品   種 : ソーヴィニヨン・ブラン 100%

  ■ 上   代 : 1,450yen

  南アフリカの銘醸地パールで品質を急上昇させている革新的ワイナリー。
  ミントや青リンゴを想わせる清涼感ある果実の風味と完熟果実の風味が
  バランスよく調和しています。




 Fairview Chardonnay

  ■ ワイナリー : フェアヴュー
  ■ ワイン名  : フェアヴュー シャルドネ
  ■ 原産国 : 南アフリカ
  ■ 地   方 : コースタル・リージョン
  ■ 呼   称 : W.O.コースタル・リージョン
  ■ 品   種 : シャルドネ 100%
  ■ 熟   成 : オーク樽熟成 8ヶ月(新樽比率30%)

  ■ 上   代 : 1,800yen

  オーク樽醗酵、ノン・フィルターで造られるこのワインはトロピカル・フルーツや
  桃のような果実味とバニラ香がうまく溶け合っています。酸味もバランスよく、
  余韻も長い白ワインです。


公私共にタイミングと行動が大事なのですね。

2008年02月16日 | こんたく堵


H氏(不動産屋さん)とは、もう15年位の付き合いになります。





昨日は心斎橋で1軒、物件(居抜き)案内があり内見させて頂くため、
16:30に待合せをしていました。私は5分前に着き、程なくH氏も現れて、
“こんにちわ!お久しぶりです。また太りましたね ・・・ 。”
“・・・ お互いさまとちゃいまっか?!”
と笑いながら挨拶を交わし歩き出しました。

200mほど歩くと、物件のビルに到着です。
スタイリッシュで小綺麗なビル。物件のある階までエレベーターで上がります。
扉が開くと、現状まだ営業をされているレストランが現れます。店長さんと
事業部の方が店内を案内してくれます。某有名レストラン出身のシェフを迎えて
オープン!まだ1年ほどらしいのですが ・・・ 営業状態が思わしくないようです。

内装・設備にそれなりにお金が掛かっています。居抜きで入れるテナントを探して
いるようです。確かに、このまま潰すのは “もったいない” と感じましたし、業態に
よっては、十二分にそのまま使えます。ただ、私が籍を置く事業部で持っている
店舗のコンセプトでは、そのまま使うには少し無理があります。今日のところは、
とりあえず、ひと通りチェックだけ行なって挨拶を済ませてH氏とビルを出ました。

“ちょっと事務所に寄っていきます?”
“そやねぇ!まだ一回も行ってなかったしなぁ ・・・ 。”
最近、H氏は独立して自分のオフィスを心斎橋に構えたばかりです。
オフィスは、その物件からすぐ近くです。エレベーターで最上階まで上がります。
更に階段でもう1階上へ ・・・ ペントハウス?それとも、ビルの管理人室 ???

商業デザイナーさんのオフィスのような内装と家具のレイアウト、窓がとても
大きくて見晴らしの良い一室です。(H氏は元々アパレル系出身センス有)
“(空間良し、見晴らし良しで) なかなかええやん!”
“何となく流れで独立して事務所は構えましたけど ・・・ 大変ですよ!” とH氏。
1時間ほど、それぞれの仕事の近況報告会となりました。

“タイミングなんですよね。仕事は。”
“そやなー、ほんま、そう思うわ。”
仕事を取り巻く時代的な変化や現状に対する年代での受け止め方、
更には、それぞれが関わる周囲の人間関係をいかにどう築くべきか ・・・ 。
H氏は私の会社の体質をよく知っています。過去、その真面目な体質に合った
物件を紹介してくれます。もう一社、長い付き合いの不動産屋の社長も同様です。
私にとっては、ありがたいブレーンです。そういう意味では今回の物件は、
私がH氏の顔を立ててクライアント役を買って出たという図式です。暗黙の了解。
もちろん、“可能性があれば” というビジネス目線はお互い持ってですが ・・・ 。 

“ちょっと一杯行きますか?”
“ああ、ええねぇ!付き合うよ。”
長堀通りを横断して南船場へ向かいます。
アッパー系や創作系のお店を通り過ぎ、二人で入ったのは昔からやっている
赤ちょうちん系の居酒屋です。H氏とは初めてのお店ですが、私は南船場に
オフィスのある建築デザイナーさんと前に訪れたことのあるお店でした。

いつも思うのですが、
時代の先端や業界の最前線で働いている仕事人ほど、プライベートでは
“ベタなお店” を選択します。当然、飲食業界に身を置く私も仕事以外は ・・・
という感覚があるのは紛れもない事実です。そして、H氏は座るなり大きな声で、
“熱燗ちょうだい!” 私より遥かにオッサンです。

事務所での会話とは一転、
お店の雰囲気も手伝ってか、プライベートでコアな話に突入です。
H氏が若い頃に感じていた親父さんとの確執、お互いの怖い?嫁さんのこと、
私の子供との関わり方での失敗談、家のローンや周囲の環境などなど ・・・
H氏は私より5歳年下ですが、同世代としてプライベートな話もできます。
この数年、異業種の人間との交流が減っていた私の姿形がくっきりと表れます。
人間関係が仕事関係で納まっていたことに気づき “ハッ” としました。

楽をする気はなかったのですが、振り返れば ・・・
今年はもう少し、ライフスタイルからの交流で幅を広げてみようかと思います。
約1年前、このブログを始めたのも、そういう一つの危機感からだったような ・・・ 。


路地裏テイスティング

2008年02月16日 | 街的興趣


ミナミの路地裏?
街のニオイをテイスティングしてみる。




街には その街に染みついた独特な ニオイがある
街では その街に住む人の人生に繋がる ニオイがある

遭遇するニオイは 間違いなく その街のニオイである
期待通りの 匂いがあり 期待ハズレな 臭いもある

ミナミの路地裏。


St.Valentine’s Day

2008年02月14日 | こんたく堵


今日は、いわゆる 「バレンタインデー」 です。




2年ぶりでしょうか ・・・
例の事件があって、不二家の商品が店頭から消え、わが家の定番だった
「ハートチョコレート」 をこの2年ほど見ることがなかったような気がします。

結婚当初(お金と時間が無い時代)、
嫁さんが不二家のピーナッツ入りのハートチョコレートを一つ袋に入れて
置いてくれていました。私は夜中に帰ってきて、嫁さんと幼い子供の寝顔を
見ながらむしゃむしゃ食べていた記憶があります。

で、今でも嫁さんからはこのチョコレートです。
今年は1袋にプチサイズのハートチョコが16個も入っているバージョンです。
しかも、2袋!(何か怪しい! ・・・ これはヤバイ??? )





これは、末娘からもらった創作手造りショコラです。
やたら、箱に気合が入っています!( 娘の魂胆は見えてますが ・・・ )
昨夜、“どんだけ~作るねん!?” というほど義理と友チョコに混ぜて本命?も
作っていたかも ・・・ 。 まさか、「数打ちゃー当たる大作戦!」 か ???
まあ、冷蔵庫には自分で食べる分はしっかりキープしておりますが ・・・ 。

上の娘からはありません。( 毎年、その日にもらったことがありません )
多分、あちこち持って行って、売れなかったら(余ったら) “あげるわ!” と
次の日に仕方なしで持ってくるパターンです。

“おねぇさん、そんな根性じゃ、一生、男にはモテませんから!”


Japanese Fusion Cuisine 達屋

2008年02月14日 | 二升五合


『 Japanese Fusion Cuisine 達屋(TAZ-YA) 』 という舗。



        (写真は色加工をしています。けっして怪しいお店ではありません。)

仕事柄、コンサルタントという職業の方とも多少お付き合いがあります。
このお店(達屋)のマスターは、私が在籍している事業部と仕事の関わりが
あったコンサルタント業務を行なっていた会社におられた方です。私より
一回りほど年下なのですが、しっかり考えを持って独立開業を果たされました。

開店2周年ということで、元同僚を誘ってお祝いを兼ね伺いました。お祝いに
家ワインを2本持っていきました。私は 「花でも贈って済ませる」 というのが
あまり好きではありません。自分自身がお店で店長をしていた時、開店や
周年を迎えた場合、確かに幾らか花は欲しい(無ければ寂しい)のですが、
沢山あったり、同じ種類の花が何鉢も並んだ状態をみると、上辺の華やかさ
だけが増していくようで、結果、生花は1~3週間ほどで枯れてしまい、一気に
テンションが下がってしまう経験を何度もしていますので、来られるお客様が
見て心地よい程度の花以外は、お店やスタッフが使えるものや楽しめるもの
をと考えます。ここ最近は、もっぱらお酒が多いです。特にワインや焼酎を
持って行くことが増えています。お店によっては営業で使える場合もありますし、
開店営業後にスタッフで飲むこともできます。“使える” を基準にセレクトして
お祝いとして渡すことが一番だと考えています。( 私ならそうして欲しいから ・・・ )

まあ、いずれにせよ、
形や値段ではなく、心がこもっているかどうかですよね。“お祝い” ですから ・・・

【 達屋/ぐるなび 】 
http://r.gnavi.co.jp/k811300/


自分が選んだ仕事が大好きで全うする人が世の中にはいます。また、将来の
自分像を明確に持った上で目標を立て、要素を一つずつクリアしていくタイプ
の人は、自らスキルアップのために転職を繰り返すケースも稀にあります。
多くは自身が独立したいという夢があれば、その業種業態に就職するのが定石
かもしれませんが、今の時代 “将来、○○屋をやりたい!” という発想は、もう
せいぜい小学校低学年まではないでしょうか。野球選手であろうがお医者で
あろうが、今や、「こんな○○」 という理想像を具体化した表現が必須です。
もちろん、「阪神タイガースの選手」 や 「歯医者さん」 という表現では不十分です。

“足の速さと肩の強さを生かして、守備範囲の広い外野手のスペシャリストとして
プロで活躍したい。そして、実績を積んでから大リーグにトライもしたい。” という
スタイル表示が最低限なければプロは目指せません。さて、その先の行動を
考えれば、まず、何から始めるかが問題ですよね。まさか、実際は足も遅くて
肩も弱いから、その矯正から始める ・・・ 私たち世代が子供の頃ならこういうことも
“「根性」 とか 「努力」 で何とかなる” 的な話をされることもありましたが、今の時代
でそういうことを信じる人はいないと思います。絶対に無理とは言えませんが
可能性は低いです。私は一般的な可能性の高い低いで全てを計ることはしません。
逆に、世間では可能性が低い要素であっても、自分にとっては可能性が高いと
判断できる要素なら、絶対にGO!でしょう。

まず、自分の描いている夢の中身を一般的な可能性ではなく、
自分が 「できる(負けない)」 「好きになれる(あきらめない)」 要素と繋がっている
かどうか、継続して進んでいけるかどうかを計らなければなりません。そこを先に
押さえて具体的な強化を行なうことが重要だと私は考えます。メインになる要素が
矯正しなければならないものなら、その夢自体を早めに諦める(見直す)ことです。
特に、大人の場合は ・・・ 。

自分の得意な要素をもっと伸ばす、好きな要素をもっと広げる。これが基本です。
「将来、金持ちになりたい。仕事はその手段」 という人もいると思います。そして
その通りに仕事が成功してお金持ちなる場合もあると思います。しかし、それは
“当初、金持ちになることが目的だったが、仕事にのめり込むうちにその仕事自体
に魅力を感じて好きになった結果です。” ということが多いはずです。自身の仕事が
嫌いでイヤイヤやっている人が成功する可能性は限りなく 0 に近いはずです。
今も昔も “好きこそ物の上手なれ!” ですよね。


 
http://enishi-food.com/


この縁(enishi)には 『 Japanese Fusion Cuisine 達屋(TAZ-YA) 』
店主 松本達也氏 が飲食店を選んだ経緯やお店のコンセプトなどを紹介した
ページとなっています。( スキンヘッドで微笑んでいる松本氏の写真も有り )
また、「達屋流ジャスミンプリン」 というオリジナルプリンのネット販売も行なって
いるようですのでご覧になってください。と宣伝をお願いします!と言われました。

もう2年ですが、まだ2年です。いっそう気張ってくださいな!


エール・フランス御用達

2008年02月12日 | 家WINE


『エール・フランス航空』 のビジネスクラスで採用されたワインです。




様々なスーパー・ワインをプロデュースしてきた “右岸の仕掛け人” と
呼ばれる 「ジェフリー・デイヴィス氏」 が手掛けたボルドーとっておきの
この 「シャトー・ド・レスタング2005」 が、見事に 『エール・フランス航空』 の
ビジネスクラスで採用されました。エール・フランス航空の機内で提供される
ワインを監修するのは、2000年に 「世界最優秀ソムリエコンクール」 にて
優勝を飾った 「オリヴィエ・プシェ氏」 です。彼は世界中の様々な産地から
650ものワインを選出してテイスティングを行ない、その中から28アイテム
のみがビジネスクラス用に採用されます。現在、ビジネスクラスでは、この
厳選されたワインから3種類ずつ、2ヶ月ごとに提供されています。





オーナー兼醸造家の 「ジャン・ミッシェル・フェルナンデス氏」 は、
除草・グリーンハーベストを行い、農薬やSO2の使用も極力抑えたオーガニックに
近い造りを行なっています。黒系果実と樽香がバランスよく調和したインパクトの
あるアタック、非常に凝縮感のある味わいで、バニラ、ブラックベリーなどの香りも
心地よく、余韻も長く続き完熟した果実味としっかりしたタンニンで飲みごたえの
ある1本に仕上がっています。というコメントがインポーター情報にありました。

全体的にまとまりのあるワインという印象ですが、私の個人的なイメージでは
カベルネ・フランという葡萄が良い役割を果たしているのではないかと感じます。
カベルネソーヴィニヨンが主役(主演)のワインでは、若手や個性派のメルローが
助演に回り、その舞台全体にメリハリを造っている印象ですが、そこそこ経験を
積み、主演に抜擢されたメルローが主役の場合には、そのフレッシュな主役を
引き立ててやれる熟練の脇役が必要です。その役割をカベルネ・ソーヴィニヨンの
母親ともいうべきカベルネ・フランが果たしているという感覚です。もちろん、これは
私の個人的な感覚ですが ・・・ 。





 CHATEAU DEL' ESTANG 2005

  ■ ワイン名  : シャトー・ド・レスタング2005
  ■ 原産国 : フランス
  ■ 地   方 : ボルドー
  ■ 地   区 : コート・ド・カスティヨン
  ■ 呼   称 : A.O.C.コート・ド・カスティヨン
  ■ 品   種 : メルロー 70% カベルネ・フラン 30% ( 平均樹齢 35年 )
  ■ 土   壌 : 粘土石灰質
  ■ 
熟   成 : オーク樽熟成12ヶ月
           ( フレンチオーク225L、新樽比率30%、1年使用樽30%、ステンレスタンク40% ) 
  ■ 上   代 : 2,550yen



先週から飲み過ぎ食べ過ぎで、?㌔太り体調がすこぶる不調です。
(ランチのお店とデザートのチェックに力を入れ過ぎた結果 ・・・?)
家めしでのお酒、特にビールや日本酒は控えなければなりません。と云いつつ、
「ワインは何となく大丈夫 ・・・」 という言い訳めいた許可証が心のどこかにあり、
ついついコルクを開けてしまうわけです。食後には、“カロリー高い料理が
多いからちゃうか ・・・!?” と一応、嫁さんを悪者にしておきます。

ご馳走様でした!


“ほんまもんのヒーロー” に成れる?

2008年02月11日 | 楽時々益


中田、左翼場外へ本塁打!!




練習試合とはいえ、
日本ハムファイターズ(プロ野球界)期待の新人 「中田 翔(大阪桐蔭18歳)」 が
阪神タイガースとの試合で、プロ初ホームランを左翼場外(推定135㍍)へ運んだ。
超高校級スラッガーとして騒がれて入団した大物新人が、豊かな才能の片りんを
見せつけた形となった。

いつの時代にもヒーローは存在するものです。
時代と共にそのヒーロー像は多少の変化を求められますが、どんな時代であれ、
結果的にその活躍が世間の人々に影響を与えることに違いはありません。私は
ヒーローには2パターンあると思います。1つは局面で誰も予想しなかった人間が
予想以上の結果を出す 「突然HERO」 。もう1つは期待されている人間が大事な
局面でそのプレッシャーを撥ね退けて結果を出す 「当然HERO」 です。

前者は幸運も含め、“ラッキーボーイ” “シンデレラボーイ” というパターンですが、
近年のように流れが急な時代においては、結果(感動や共感)の大きさよりも、
結果の数やシーンの特異性を求められたりします。そういう意味では、近年この
パターンが圧倒的に多いことも事実です。結果(感動や共感)の大量生産までは
無いとしても、いつでも気軽に買い物ができるコンビニ感覚(必要な時に得れる)を
求めている人は増えているのではないでしょうか。「安・近・短」 で満足してしまおう
という時代や風潮の名残りかもしれません。

その時代の不安定さの中で、野球の 「ICHIRO」 やサッカーの 「中田英寿」 など
「個性派HERO」 は生まれました。しかし、彼らは “個(孤)のヒーロー” です。
多くの子供が同じ目線で “かっこいい!” というタイプではないのです。どちらかと
言えば、“すごい!” と尊敬されたり崇拝されるタイプです。確かに、一つの目標
としては良いのでしょうが、憧れも含め、子供に与える影響要素は多大です。

この二人に共通する負の要素は、ヒールな臭いも持ち合わせているということです。
それを冷静に個性と捉え分別できる大人は良いのですが、子供は憧れと混ざって
その負の要素まで自身に取り込もうとします。この二人のように揺るぎない自身の
ポリシーで目標を高く設定して、一つずつクリアしていける人間は本当に少数です。
勘違いしたまま目指せば(真似れば)、大きな代償を払う羽目になります。

所詮、モノマネはモノマネでしかありません。

ここへきて時代が変化し始めています。
そして、時代が大きく変化する過渡期には必ず特有の混乱がつきものです。
最近、「昭和HERO」 の再登場やリメイクが増えています。その兆候だと言える
のではないでしょうか。

「平成HERO」
それこそ、今、時代が本気で求め出しているのかもしれません。
時間と期待をかける価値のある “ほんまもんのヒーロー” を ・・・ 。


自然というヤツ

2008年02月10日 | 街的興趣


外は真っ白です。




昨日たまたま、
「雪が降っても自分の責任」 ・・・ “うまくいかないのは自分のせいじゃなくて○○の
せいなんだ” というふうに、他のせいにしていては何も変わらないということを例えて
いる、あるブロガーさんの記事㌻をスタッフにメールで添付送信していました。

昨日の今日で、“雪が降ってて車が ・・・”
とは言えません。今日はバスと電車で仕事に向かいます。(バス動いてるの?)
バス停まで行くだけでも大変です。(大阪北摂も北へ行けば行くほど田舎です。)
バスが何とかやって来ました。(帰る頃には雪は降り止んでいるでしょうか?)





車窓から見える風景は一面の雪景色です。
団地前やマンションにある車も車種が判らないほど雪を被っています。
テレビに映る関東方面の街の雪模様を見て、“東京の方は大変やなぁ~” と
人事のように言っていたのが、“こりゃヤバイんちゃうの!?” に変わるとは ・・・

地球の温暖化による異常気象が世界各国で報告されています。
自然が声をあげて怒っている(警告している)のかもしれませんね。
今日の雪は異常気象ではないですが、“自然に逆らえば必ずしっぺ返しがある”
ことを全ての人が肝に銘じなければなりません。自然に逆らうような世の中にせず、
自然と共存して楽しく生活できる仕組みをそろそろ考えるべきなのでしょうね。


街の風景と自己責任

2008年02月09日 | 街的興趣


はじめての道には必ず発見があって
いつもの道では時々再発見があったりする
通り過ぎると気づかない風景がほとんどやけど ・・・





最近よく通る道沿いにあるお店。大きな道への交差点の手前ということもあって
これまではちゃんと見れなかったのですが、いつもガラス張りの店内が何気に
気になっていました。そろそろランチタイム、今日は車を店先の駐車場に止めて
暫し観察 ・・・ どうやら豆腐チゲのお店のようです。ここでランチにしましょう!

店内は 「日・韓・米」 が合体した風情です。韓国人と日本人のスタッフ、厨房には
黒人系のスタッフも ・・・ アメリカの方でしょうか?なかなか国際色豊かです。
私と背中合わせの席の若い女性二人組もどうやら韓国の方のようです。
言葉がハングルです!たぶん ・・・ 私にはわかりません(話せません)が。
女性グループ(近所でランチしましょうマダム軍団含む)とカップルがほとんどです。
・・・ ディナーはどんな客層なのでしょうか?気になるところです。

■ 海鮮スントゥブ (エビ、広島産カキ、あさり入り) 1,380円
 ( “トウガラシによく合う海の幸を惜しみなく入れました!” というサイドコピー )

を私はオーダーしましたが、ランチタイムには約10種類の 「スントゥブ」 メニュー
があるようです。“ カンカン~グツグツ~ ” で運ばれてきます。ちなみに、“辛さ” を
5段階(0辛、1辛、2辛、3辛、大辛)で注文できます。私は辛いのが強くありません
ので、普通の 「2辛」 でお願いしました。(写真はHPからの貼付です。大辛かも・・・)
料理が運ばれてきて、食べ方の説明を受けます。

 1) 好みで生卵を入れ、よくかき混ぜてください。(マイルドになります)
 2) 石焼の御飯をお茶碗にとってスントゥプチゲを掛けて食べます。
 3) おかず(キムチ・ナムル・韓国海苔)も一緒に召し上がってください。
 4) 2で御飯を取った石焼にとうもろこしのお茶を入れますので、おこげが
  ほぐれてきたら、お茶漬け(ヌルンパブ)として召し上がってください。

説明を全部聞いていると、せっかく “ カンカン~グツグツ~ ” していた
チゲが冷めてしまいます。とりあえず、“いただきます!”
思ったほど辛くなく(旨い辛さ!)、思ったほど熱くありません(全然冷めない!)。
見せ掛けや思いつきの料理でないことが伝わってきます。これは本物かも ・・・ 。
歴史というか、強さみたいなものを感じます。(少しコメントし過ぎてますよね)

ご馳走様でした!
食後に、お茶が出てきます。定番の 「ゆず茶」 か、おすすめの 「三種果実茶」 を
選択できます。ゆず茶はよく飲みますので、おすすめの 「三種果実茶」 を戴く
ことに ・・・ 。なかなかのフレーバーでゆず茶より飲みやすいかも ・・・ 。
(当然、少し甘めですよ)


  三種果実茶


さて、お店を出てから行ったことのない場所で人に会うため、遠くはありませんが
ナビをセッティングします。ナビを確認しつつスタートです。知らない道を通ります。
右手にオシャレなマンションの1階に並んで2軒の雰囲気の良いお店が ・・・ 気に
なります。車を止めます。のぞきに行きます。右側はケーキ屋さんです。左側は
ドーナッツ屋さんです(オープンして間がないようです)。昨日、高槻まで行って
こだわりのロールケーキを買ってきて食べましたので、今日は迷わず、カラダに
良いドーナッツがいいです。

「北海道産全粒粉・有機無調整豆乳・アルミニウム無添加ベーキングパウダー使用」
とあります。こだわりのドーナッツ屋さんでしょうか。私は食材のこだわり以前に、
いかにも脂っこくて甘ったるそうなドーナッツが苦手です。当然、大手の○○○○
ドーナッツは食べれません。ここのドーナッツはそうではないように見えましたので、
5種類ほど買います。(レギュラー8種、日替り?1種あるようです。パンフ調べ)

プレーン味の 「ネイチャー@120」 は、懐かしい味です。
お袋が作ってくれたドーナッツの上白糖をまぶす手前の味です。紅茶の香りがする
「アールグレイ@160」 が上品な味で一番好きかもしれません。おっと、またコメント
してしまいました。さて、早く用事を済ませなければなりません。そのあと、月に一度
行くか行かないかの会社へ行く用事ができました。夕方までに行かなくては ・・・ 。

街を走っていると、その街の風景や文化に呼応するようにお店が並んでいることが
わかります。時々、間違ったような(場違いな)お店もありますが、案外、ハズレて
ないものです。その街を熟知していれば、マッチしているお店とミスマッチなお店の
色分けは簡単にできるものです。ただし、土地勘のない街を初めて通ると、読めない
時があります。最終的には “匂いと勘” で決定します。もちろん、自己責任です。

無理があるかもしれませんが、「食」 の世界も同様です。
供給する店側も消費する客側も自己責任の時代になりつつあります。
老舗屋号や賞味期限のラベルに頼る(責任を押し付ける)のではなく、自分で
見極める(嗅ぎ分ける)経験を積むべきではないでしょうか。“美味しい” も含めて
自分で判断する時代になっています。本当に大事なのは “何がほんまもん” か、
“どれが自分に合うか” を自身(個々)で見極めことです。

屋号やラベルを見るより、そこで働いている人間を見れば、ほぼ間違いありません。
食を扱うモラルがあるかどうかです。行き着くところ、“対人間” になっていることは
事実です。そして、その見極めも自己責任になってしまうこともまた事実ですが ・・・ 。



アナログなメモ帳

2008年02月06日 | 造形憧憬


愛用のポケットサイズのメモ帳です。
( ゴムバンド付き一冊210円です )





どうしても必要な時にはノートPCを持って出ますが、普段の活動(仕事)は
アナログ装備で十分です。一応、バッグには電子手帳と電卓、ポケットには
携帯電話とデジカメは入っていますが、ほとんど使うことはありません。元々、
デジタル分野の機器が好きではありませんし、メンテと管理が面倒なものは
触りたくない文科系タイプのオヤジです。

仕事のスケジュールや情報管理のためのシステム手帳は持っていますが、
これも外でチェックすることはそうありません。分単位で追われるような
スケジュールで動いている訳でもなく、営業職のように訪問のアポを頻繁に
取ったりすることはありません。一日のスケジュールは頭で憶えておける範囲
です。必要なものがあるとすれば、見たもの・感じたものをすぐに書き留めて
おける用意をすることぐらいです。ビジュアルで残す為に、デジカメや携帯の
カメラを使うことは偶にありますが、文字や絵で済む内容ならメモで十分です。
そうなると、バッグに入っている大きなシステム手帳より、このポケットサイズの
手帳の方が活躍します。いや、大活躍します!

こんな時代だからこそ、確率や正確さより手書きで残ったメリハリ感が、
最終的に差別化に繋がるように思います。デジタル機器の操作や管理に頭を
広範囲に使うより、自身の五感が研ぎ澄まされている時にこそ、集中して深く頭を
使いたいと私は考えます。逆に云えば、集中できている時にこそ、五感で感じる
べき行動をすることが成果に繋がるというビューポイントで仕事を捉えています。

メモの量と内容で、その日の活動と頭の働きがクロスオーバーします。
残した文字の大きさと丁寧さで、メモの重要性と時間の余裕が読み取れます。
数日後、読み直した時に内容が思い出せないようなら、大した内容ではなかった
と即座に判断できます。全てがその軌跡からアナログが3D4Dへと進化します。
二進法のデジタルでは処理しきれない?進化内容かもしれませんね。

オリジナリティーを追求すると、アナログな手造りになってしまうのでしょうか ・・・ 。


わが家の節分

2008年02月04日 | こんたく堵


わが家の節分は、
邪気払いとして柊の枝に鰯の頭を刺したものを玄関口に挟み
豆まきを行ないます。もちろん、恵方(吉方)巻きの丸かぶりも ・・・





日曜日ということもあって、家族全員が夜には家で過ごせました。
今年の恵方である南南東の方を向き、無言で巻き寿司を丸かぶりします。
(さすがに今年は、どこに移動しても西側の壁面にあるテレビは見れません)
無言のまま皆、何とか食べ終わり息を一つ吐きます。(フゥ~っ!)

私は邪気払いの為の鰯の頭を作るために焼かれて一品となった鰯を肴に
一杯やります。娘が袋に入れて用意してくれた歳の数だけ食べる豆もツマミに
なります。どんどん邪気が払われます。蕎麦に入った鬼の絵のかまぼこを食べ、
“鬼退治完了!” と叫びますが、“豆まきやんで!” と娘からダメ出しです。
完全に読まれています。 “よっしゃ、わかった!やろ!やろ! ・・・ ”

正月の注連飾りでも触れましたが、各家庭で日本的な昔からの風習が
根こそぎ行なわれなくなっています。わが家では、できることはできる限り
続けようと思っています。自分が子供の頃、親や近所の方々が伝えてくれた
風習を自分で終わらすことにどうしても抵抗があります。

理由はどうあれ、自国の文化や風習をいとも簡単に止めたりできるのは
日本くらいではないでしょうか?それこそ、諸外国では絶対に “ありえない”
ことです。何でもかんでも外国の “ものマネ” ではなく、本当に良いところを
“見習う” ことが大事ではないでしょうか。外国から笑われる前に気づくべき
だと思います。





アメリカン・ギャングスター

2008年02月03日 | 造形憧憬


外は雨です。
寒空からしんしんと雪のように落ちてきます。

今日は西宮神社の陶器市に行くつもりでしたが、予定を変更して
「ラッセル クロウ/デンゼル ワシントン」 両ハリウッドスター出演の
『 アメリカン・ギャングスター 』 を観に行ってきました。




 「 けもの道を行く実在の男たちの 容赦なき闘いの人生! 」



 「 汚れた手でつかんだ、美しき人生。 」
 「人生を賭けてつかんだ、美しき正義。 」



 “ 列に並べ 俺を殺したいヤツは大勢いる ”



 “ 成功して敵を作るか 失敗して友を作るか ”


「デンゼル・ワシントン」 が扮する麻薬王 「フランク・ルーカス」 と
「ラッセル・クロウ」 が扮する刑事 「リッチー・ロバーツ」 は、共に実在の人物。
“ハーレムのロビンフッド” と呼ばれた黒人ギャングのボス 「バンピー・ジョンソン」
の運転手として15年以上仕えていたフランク・ルーカスは、そのボスの死を切欠に、
誰かに仕えるのではなく、自分のために生きる人生を歩もうと固く心に誓い、
これまでの “マフィアの慣習” とは違う独自で麻薬の仕入れルートや価格設定を
行ないビジネスとして成功させていく。一方、ニュージャージーの警察署に勤める
リッチー・ロバーツは、容疑者を張り込んでいて、車のトランクから100万㌦近い金を
発見した。通常、“警官の慣習” では着服することが普通であるのに、正直に
報告した為に仲間から白い目で見られるようになっていた。そんな二人が徐々に
対決の舞台へ ・・・・・

この映画、ある意味でアメリカ黒人版 「ゴッドファーザー」 であり、暗黒街における
「アメリカンドリーム」 の写実も担っているかのように感じます。一方、一匹狼の
アウトローが登場して、最後は正義の味方になって活躍する西部劇 「荒野の○○ 」
の要素も存在する、見所やシチュエーションの豊富な大作だと思います。ただ、
その見所となる場面(ストーリー)の時間的配分やキャストの役割にメリハリがなく、
結局、あれもこれも ・・・ と、全てが平均化してしまい、ストーリー以上の映画として
のメッセージが強く感じられなかったことは少々残念でした。

ストーリーの結論は外れていないのですが、そこへ辿り着くまでの過程ポイントを
作り過ぎて、メリハリが思ったほどつけれなかったのではないでしょうか。これまでに
アカデミー主演男優賞を受賞している二人を共演させて、ダブル主演的な収め方を
したことで、内容とキャストの魅力が半減してしまったようにも感じます。
いずれにせよ、ハッキリとしたポイントでしっかり勝負しないと “感動” を呼ぶところ
まではいかないということではないでしょうか。主役を二人立てるより、もっと助演や
脇役を固めて、内容での奥深さを出してほしい気がします。個人的に好きな俳優で
好きなパターンだけに私自身の期待が大き過ぎたのでしょうが ・・・ 。




【 アメリカン・ギャングスター 】  http://americangangster.jp/