ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

私鉄沿線

2010年02月18日 | 昭和諳心




私鉄沿線 / 野口五郎


改札口で君のこと いつも待ったものでした
電車の中から降りて来る 君を探すのが好きでした
悲しみに心とざしていたら 花屋の花が変わりました
僕の街でもう一度だけ 熱いコーヒー飲みませんか
あの店で聞かれました 君はどうしているのかと

伝言板に君のこと 僕は書いて帰ります
想い出たずねもしかして 君がこの街に来るようで
僕たちの愛は終りでしょうか 季節もいつか変わりました
僕の部屋をたずねて来ては いつも掃除をしてた君よ
この僕もわかりません 君はどうしているのでしょう

買物の人でにぎわう街に もうじき灯りともるでしょう
僕は今日も人波さけて 帰るだけですひとりだけで
この街を越せないまま 君の帰りを待ってます


作詞 / 山上路夫
作曲 / 佐藤 寛

1975






■ 昭和譜心 ■


無性に
昭和な歌謡曲が
聴きたくなることがあるのは
昭和懐古じゃなく現実逃避かもしれない
あの頃の自分に戻れたら ・・・
相当、重症なのかも
しれない


第五大成丸


元気です

2010年02月08日 | 昭和諳心




元気です / 吉田拓郎


誰もこっちを向いてくれません
一年目の春に立ちつくす私
道行く人々は 日々を追いかけ
今日一日でも 確かであれと願う

わずかにのぞいた 雨上りの空を見て
笑顔を作って “どうですか?” と問いかける

色んな事があり 愛さえ見失う
それでも 誰かと触れ合えば

そうだ 元気ですよと 答えよう


風よ運べよ遠い人へこの便り
二年目の夏 涙ともらい水
幸福の色は 陽に焼けた肌の色
唇に浮かんだ 言葉は潮の味

出会いや別れに 慣れてきたけど
一人の重さが 誰にも伝わらず

どこかへ旅立てば ふり返りはしない
それでもこの町に 心をしずめたい

そうだ 元気ですよと 答えたい

夕暮れ時には想いがかけめぐり
三度目の秋に 何かが揺れている
時間をとめても 過ぎ行くものたちは
はるかな海原に ただよい夢と散る

かすかに聞こえた やさしさの歌声は
友や家族の 手招きほどなつかしく

木の葉にうずもれて 季節に身を任かす
それでも 私は私であるために

そうだ 元気ですよと 答えたい

自由でありたい心のままがいい
四年目の冬に 寒さを拒むまい
どれだけ歩いたか 考えるよりも
しるべ無き明日に 向かって進みたい

あなたの人生が いくつもの旅を経て
帰る日来れば 笑って迎えたい

私も今はまた 船出の時です
言葉を選んで 渡すより

そうだ 元気ですよと 答えよう


作詞 作曲 / 吉田拓郎

1980






■ 昭和譜心 ■

・・・

新しい職場で働き始めて丸1ヶ月が経過した

20年前、
新しい職場で “ 今日からお世話になります ・・・ ” と挨拶をした
その時の誰からも歓迎されない淋しく切ない気持ちを時々思い出す

そして 20年後、
また新しい職場で同じ気持ちを味わっている自分が在る
予想はしていたが、予想以上に歓迎されない冷たい空気を感じた

20年前との違いは、
理解者や協力者が一人も存在しないことかもしれない
そして、会社や上司から何の期待もされていないことかもしれない

一つずつ、問題をクリアして、一人ずつ、理解者に変えてゆく
一つずつ、目標をクリアして、一人ずつ、協力者を増やしてゆく

今の自分に
そんな根気強さが残っているかどうか不安はある
自分の考えを信じて怯まず進めるかどうか不安はある

ただ、今言えることは、
見てしまったものを見なかったことにはできない
“自分が役に立つのであれば” という気持ちだけで職場に向かっている

一日も早く、“元気ですよ” と答えたい

・・・

第五大成丸


ワインレッドの心

2010年02月01日 | 昭和諳心




ワインレッドの心 / 井上陽水


もっと勝手に恋したり
もっとKissを楽しんだり
忘れそうな想い出を
そっと抱いているより
忘れてしまえば

今以上 それ以上 愛されるのに
あなたは その透き通った瞳のままで
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を持つあなたの願いが かなうのに

もっと何度も抱き合ったり
ずーっと今夜をゆれ合ったり
哀しそうな言葉に
酔って泣いているより
ワインをあけたら

今以上 それ以上 愛されるのに
あなたがただ恥じらうより てだてがなくて
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心をまだもてあましているのさ この夜も

今以上 それ以上 愛されるまで
あなたの その透き通った瞳の中に
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を写しだしてみせてよ ゆれながら


作詞 / 井上陽水
作曲 / 玉置浩二

1984






■ 昭和譜心 ■

R9
沿いの
雪が降りしきる
厳冬のレストハウスに
訪れる客など一人もいなかった
日本海の波音だけが木霊して押し寄せる
時間を持て余した接客係たちは
客席でほおづえをつく
そして有線から
この曲が
流れ




第五大成丸