ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

107. 春の野の花風景

2014-04-26 | エッセイ

4月は雨がけっこう多かった。その雨の合間を縫うようにあちらこちらと花見に出かけた。

帰宅したらすぐに花の写真の整理と編集。どこの野原も花が新鮮でみずみずしい。まだ虫などに食われていないので、写真写りも美しい。

 

センタウレア・フィリジア Centaurea phrygia、背丈が1,5mもあり、花盛りで、今がいちばん見ごろ。

 

黄色いスイセン(ナルシッス・ブルボコリウム・オベスス Narcissus bulbocodium obesus )

隣に咲いているのは黄色いラン(オフィリス・ルテア Ophrys lutea)、後ろの白い花の茂みは、さわやかな香りを放つタイム(ティムス・セルピルム Thymus serpyllum )

 

シャゼンムラサキ (エキウム・プランタギネウム Echium plantagineum)も咲き始めで新鮮

 

シストゥス・サルヴィフォリウ Cistus salvifoliu

 

センタウレア・プラタ Centaurea pullata 仲良く並んだふたつの花にはエメラルド色の小さな虫が一匹ずつ。調べてみるとカミキリモドキの1種 Chrysanthia viridissima ?らしい。でも右と左は種が違う?様だ。

 

ボラゴ・オフィシナリス Borago officinalis 花や葉などはサラダなどにして食べられるそう。

 

道路わきには黄色や白や真っ赤なケシが絨毯を敷き詰めたよう。

 

アンクーサ・ウンデュラータ Anchusa undulata、花は直径5ミリほど。

 

アンチューサ・アズレア Anchusa azurea、背丈は1メートル以上。

 

ラティルス・グランディフロールス Lathyrus grandiflorus、花の直径は3センチほどで、道端に大きな塊となって咲く様子は豪華。

 

 

アナガリス・モネリ Anagallis monelli

 

シノグロスム クレティクム cynoglossum creticum 直径1センチほどの小さな花だが、こうして見ると、迫力がある。

 

イリス・シシリンチウム Iris sisyrinchium 城跡に無数に咲いている、高さ10センチほどの小さなアヤメ。

 

ラヴァンデュラ・ストエシャス Lavandula stoechas 野生のラベンダーと野生のグラジオラス(グラジオラス・イタリック Gladiolus italic )などが咲き乱れる野原

 

 

城壁の中に咲く野生の春菊(クリサンテムン コロナリウム Chrysanthemum coronarium)

 

 

沿道に咲く野生のラベンダー(ラヴァンデュラ・ストエシャス Lavandula stoechas)

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