カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

複雑・緻密な応答が良いわけではない!<促進的応答の効果>

2016年07月29日 | カウンセリング

   産業カウンセラー協会主催の逐語検討(カウンセリングの応答を一語一句漏らさずに記録した

逐語記録と実際のテープを照合して指導教官と研修仲間から評価してもらう研修法)受講も今回で

丁度20日140時間に達しました。さすがに初期の記録や評価と比べると、自分でもその進化が

実感できます。しかし熟練の先輩や、共感の指摘を聞くとまだまだの感が強く、カウンセリングは

一生の勉強だと痛感しました。

 

 今回の指摘の中で、クライエントの応答に対して「ほうー!」と感嘆したり、「・・・けど、・・・でも」

に「けど?、でも?」と短く返したのは、クライエントを励ましたり、クライエントの内省を促進するカウン

セラーとしての良い応答であったとの評価は、自分でも気づいていなかっただけに、新しい発見となりました。

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安全第一の原点<全国安全週間に寄せて>

2016年07月23日 | 人事労務管理

  1916年度の全国安全週間が7月1日~7日に行われました。そこで顧問先の従業員教育において使用した1文を引用します。安全とは日々意識し守るべきものですが、少なくとも年1回はこの原点に思いを馳せたいと思います。

 1906年世界一の製鉄会社であったUSスチール社のシカゴ製鉄所では毎年1万人の従業員のうち1,200人が事故で死亡又は重症を負っていました。
 敬虔なクリスチャンであったゲイリー社長はこれに痛く心を悩ませ会社業績悪化を覚悟の上で従来の方針を転換しました。すなわち「生産第一」「品質第二」「安全第三」を「安全第一」「品質第二」「生産第三」に変更したのです。
 当時の常識に反したこの決断は 社内でも反対が多く社外からは嘲笑をあびたと言われています。
 ところが労働災害が激減し作業環境が整備されることにより 従業員の士気が高まり定着率も向上、品質事故が激減し生産効率も大幅にアップしたのです。これにより「安全第一」は製鉄業界、他産業にそして世界各国にも広がって我が国でも現在では常識となっています。安全衛生のテキストには必ず取り上げられている逸話ですが 110年後の現代に於いて我々は何を読み取るべきなのでしょうか?

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真の小説家(羽田圭介)

2016年07月07日 | 雑文

 表題は6月27日の日経夕刊<プロムナード>欄に掲載された羽田圭介さんの最後の(プロムナード

としては)エッセイのタイトルです。

 

 ご存知の方も多いとは思いますが。羽田さんについて簡単に触れておきますと。2003年17歳高校生

としては3人目という若さで若手作家の登竜門「文芸賞」を受賞、その受賞作「黒冷水」には将来の芥川賞

作家として私も注目しておりました。数回の候補作を経て結果的には2015年度に「スクラップ・アンド・

ビルド」で第153回芥川賞を受賞したのです。そしてこれはお笑い芸人又吉直樹氏「花火」との同時受賞

ということもあり、マスコミを賑わせましたことは皆様ご案内と思います。

 

 さて、受賞後半年間はテレビ・ラジオへの出演、雑誌の取材攻勢等でとても落ち着いて文章を練る時間が

取れなかったようですが、約半年後に日経から週1のエッセイ執筆の打診があり、若干の躊躇の末に引き受け

たようです。結果的に本人も「面倒なエッセイ執筆を引き受けてしまったとずっと後悔していた。けれども

いつしか、1400文字を書くといういう身体感覚に身体が慣れた。」と述べているように文筆家としては

有益な体験となったと思います。また私も彼の新しい可能性を見出せて大いに感銘を受けました。まだ30才

新鋭文学者の今後を陰ながら応援していきたいと思います。

 

 

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