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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

人の性質に<根本的な何か>があるとすれば、それは興味を抱く能力だ:「モチベーション3.0」

2021年08月15日 | 書評

  表題はダニエ・ルピンク(標記映像)の「モチベーション3.0」の中で、ロチェスター大学のリチャード・ライアンが語った言葉です。

 顧問先の役員研修資料作成のため久々に再読しました。ハーツバーグの流れを組んで編み出されたこの理論ですが、我が国の行き過ぎた成果主義見直しの流れの中で注目された1冊でした。

 一番記憶に残った一文を掲げておきます。 

 「デシとライアンは共同で<自己決定理論(SDT)>を構築した。人には生来(能力を発揮したいという)有能感、自分でやりたいという)自律感、(人々と関連を持ちたいという)関係性という3っの心理的欲求が備わっている。この欲求が満たされている時わたしたちは動機づけられ、生産的になり、幸福を感じる」

 プラスして、大前研一氏が訳者まえがきで掲げており、私も大いに共感する一文をご紹介します。「 内なる<やる気(ドライブー)!>を持続するのも簡単ではない。・・中略・・・、この本はしつこいくらいこの新しい<習慣><癖>を身につけるための反復練習を要求している。スポーツでも音楽でも一芸に秀でた人がみな通る道。それは驚くほど単調な練習を、驚くほどしつこくやることである。」

 

 

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すべてを他人のために(ペスタロッチの墓碑銘、再掲)

2021年08月02日 | 放送大学

 敬虔なクリスチャンであり今は亡き親友が 敬愛して止まなかったペスタロッチを取り上げます。


 画一的な知識一辺倒の学校教育を批判し、個性と労作を重んずる自助教育を主唱しつつ、貧民の子女や孤児の教育に生涯を捧げた教育者であり教育学者で、「民衆教育の父」とも呼ばれたペスタロッチ。

 彼は 享年81歳で病苦清貧のうちに死去しました。彼の教えを受けることによって、貧しいながらも自立できた孤児を中心とした人々の浄財により、みすぼらしい墓の脇に立派な墓碑が造られました。(以下墓碑銘)



    <ここにハインリヒ・ペスタロッチ眠る>


 1746年1月12日チューリッヒに生まれ

 1827年2月17日ブルックにて逝く

 ノイホーフでは貧者を救った人 

 リーンハルトとゲルトルートでは民衆に教えた人

 シュタンツでは孤児の父 

 ブルクドルフとミュンヘンブーフーゼーでは小学校の創設者

 ノヴェルドンでは人類の教育者 

 人間 キリスト教徒 市民


 全てを他人のために 己には何ものも 祝福あれ 彼の名に


                      ※放送大学「教育と心理の巨人たち」より

コメント (4)
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