カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

教育学って素晴らしい!(水野修次郎)

2017年04月20日 | カウンセリング

 麗澤大学教授 水野修次郎先生の「職業倫理」を受講しました。
これは産業カウンセラー協会のシニアカウンセラー試験受験のため必須科目と
なっており産業カウンセラー倫理要綱を逐条解説するもので 事前には
これくらいつまらない講義もないのではないか?というのが大方の受講生の
共通認識で いつもにも増して最後列の席の争奪戦(安眠確保のため)は激しい
ものでした。

 講義の開始前 事務局から録音の禁止と講義内容の外部公表の厳禁、講師からも
同様のしつこいダメだしがあり、受講生の倦怠感は早くもピークに達しました。

 冒頭「この倫理要綱はあなた方の強力な味方であり、武器であり、権利でもある」
との予想外のお話から始まり・・・・・ 以下は残念ながら省略させて頂きます。

 結論から申し上げると 誰も(当然私も)眠ることは出来ませんでした。先生も
委員をつとめられた要項審議委員会での迫真のやりとり 産業界、政官の舞台裏が
実名で生々しく語られ。なるほどこれでは外部公表は無理だと納得する暇もなく、
ユーモアとペーソスと感動のエピソードの嵐にみまわれ途中1回の休憩を挟んで
あっという間の3時間でした。

 私が受けた講義の中で質の高い名講義はいくつか思い浮かびますが 今回はこれ
らに匹敵するだけでなく その面白さ(実に多様な)においては間違いなく突出して
います。講義中での微笑、中笑い、爆笑と感動の涙の同席は初体験でした。講義の
最後にスタンディングオベーションが沸き起こったのも初めてです。


 先生の学歴・経歴をネットで検索すると 麗澤大学卒業(文学士)後国際基督教
大学、Seton Hail University で学ばれ 最終的には George Washington Uni
versity で教育学の博士号を授与されています。麗澤高等学校の教諭を経験されて
おり高等学校の授業が余りにつまらなかったので、高校で面白い授業をやるために
教育学を学んだとのことです。先生の授業を受けることのできた生徒さん達は幸運
でした!

 

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ワークライフバランスとはワーク対ライフが50:50であることを意味しない

2017年04月07日 | カウンセリング

 日本産業カウンセラー協会講師 吉澤ゆかり先生の 講演からです。

 先生によれば女性のキャリアデザインの特性は「重要な他者(夫、子、親)の
ために それまでの自分の世界を根こそぎひっくる返すような選択を求められる
ことが男性に比べて圧倒的に多い」ということです。

 →そのため他者との関わりによりアイデンティティの成熟がなされる


*男性よりもその発達段階を考えた見立てが必要(更年期や子供が自立した後の
 “空の巣症候群”等もある)


*競争より協調のゆとり世代を過ごした女子大生は
 堅実志向で自分のランクを知っており
 ・専業主婦願望(それも玉の輿ではない質素な生活を覚悟)が増えている
 ・総合職より一般職の希望が多い
 ・バリキャリ(ばりばり働くキャリアウーマン)よりユルキャリ派が多い

 →がむしゃらではなく丁度よいところでそこそこ働きたいそして
  仕事一辺倒ではなく余暇にはボランティアで社会貢献したい
 

*ワークライフバランスとはワーク対ライフが50%対50%であることをを
 意味しない 健康でありかつ他者からの圧力ではなくて自ら望み自らの意思で
 決めたことであれば たとえワーク100%であったとしても その時点では
 ワークライフバランスに問題はないと考えるべきである
 
  

コメント (2)
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