Dear my friends

保護犬ディアナ、ムック、アナ、猫のロロはすでにお空組。
今は保護犬luckとの日々を綴る不定期日記。

動物関連の本

2011-10-27 01:53:31 | 雑記帳
お願い!


ご案内が遅れてしまいました。
ブリーダー崩壊によるレスキューです。
犠牲になるのはいつも弱者。
緊急9頭の預かり先を募集中です。
どうぞご覧ください。みんなとてもいい子たちです。

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いつかきっとみんなが家族と出会えますように。
そして笑顔を取り戻せますように。


届け! 被災地の犬や猫へ!(ちばわん支援ブログ)』


今回の震災で迷子になっているコたちの情報です。




20キロ圏内に残されている動物を捕獲、搬送する許可を求める署名
を集めています。


ちばわんでも迷子を探しています!

コジロウ バアニ ふう太 チャオ
 
画像をクリックしてください。大きなサイズになります。

見かけたらこちらまでお知らせください。


●かわいいたちが、あたたかい家族を探しています●

定例のいぬ親会は毎月第3日曜日に開催。




幸せをつかんだワンちゃんはこちらでお知らせします。



次回開催は10月30日です。
かわいい子たちが皆さまに会えることを楽しみにしています。
どうぞ足をお運びくださいね。


ディアナもココに収容されていました。

ちばわんスタッフによるセンターレポートです。どうぞこちらからご覧ください。


上記お問い合わせはちばわんまでお願いします。



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いぬ親様募集中の空男くん
ただ今ペットサロンラルフランドさんで本当のご家族を待っています。



ちばわん「家族を待っている犬猫たち=成犬・オス」NO.1312をご覧ください。
お問い合わせはちばわんまでお願いいたします。


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いつも応援してくださるブルームーンさんが外猫さん親子を保護しました。

この子を終生守ってくれる飼い主さんを募集中です。

花ちゃん、日向ちゃんのキョウダイです。入院中でしたが元気に退院できました。
よろしくお願いします。

詳しいことは萬福堂をご覧くださいね。



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このところ続けて動物関連の本を読んだ。

『僕に生きる力をくれた犬』NHK BS・プリズン・ドッグ取材班/ポット出版

以前、NHK-BSで放送されたドキュメンタリー「プリズン・ドッグ」を書籍化したもの。
ご覧になった方も多いと思う。
罪を犯して服役中の青年に、
犬の世話を任せることで更正させようというプログラムのなかで、
若者たちがどう変わっていくかを追いかけている。
ここに来る犬は飼い主から飼育放棄され、施設に収容されている犬たち。
十分な愛情を与えられず、人に裏切られ、社会から見捨てられた犬だ。
まったくしつけの入っていない犬、虐待を受けて人を怖がる犬・・・
服役中の若者はそんな犬たちに自分を重ねるのかもしれない。
初めはとんがった目をしていた若者たちが、
毎日世話をし、新しい家族を見つけるまで1人で責任をもって担当するうちに
明るくなり、前を見て、人と目を合わせることができるようになっていく。
このプログラムを受けて刑期を終えた若者の再犯率はゼロだという。
日本でもようやくセラピードッグが認められてきたけれど、
こういうところでも犬たちは閉ざした心を開く力があると思う。
お散歩中に「あっ、悪そうな子の集団!」と思っても、M&Dはまったく気にしない。
むしろ、そういうコたちのほうが「かわいいっすね」と言って撫でてくれる。
偏見もなく外見で物を見ない犬たちのまなざしのほうが、
わかりきったような大人の説教じみた言葉より100倍くらい心に響くのだろうと思う。
日本でもすぐにできると思うけどなー。


『猫鳴り』沼田まほかる/双葉社

新聞の紹介記事で気になっていた。
ロロとの別れをそのまま再現することはわかっていた。
それでも一気に読んだ。1章は「何これ!」という感じで始まる。
だって、子猫を捨てることばかり考えているんだもの。
でも捨てられても捨てられても戻ってくる子猫。
その子猫も20年生きてロロと同じ腎不全におかされる。
70歳過ぎた飼い主が、若い獣医さんに猫にとってどうするのが一番いいのかと相談する。
安楽死も考えてしまう。
そんな時、この若い獣医さんがとても優しい。泣かせるのだ。
わかっていても誰でも同じように悩み、同じように悲しいのだ。


『のこされた動物たち』太田康介/飛鳥新社
福島第一原発20キロ圏内に残された動物たちの記録。
何度も現地に足を運び、保護活動をしながらカメラマンが撮りためた動物たち。
被災地に残された動物たちの悲惨さは知っているつもりだった。
この本にはテレビや新聞では伝えていない現実が語られている。
テレビのようにすぐに流れて消えていく画像とは訴える強さが、質が違う。
野犬化した犬たちに、全身を咬まれフラフラになりながらも、
番犬として自分の家の家畜を守った犬。
牛舎に閉じ込められ飢えと乾きから命を落とした牛たち。
その中でも胸が張り裂けそうになったのは、
水を求めて用水路にたどり着き、水を飲むために落ちてしまった牛たち。
自力では這い上がれない。
人間に引き出されてもまた水を求めては落ちて命を落とす。
彼らをこんなに苦しめたのは私たち人間。
それでもまだ原発が必要なのだろうか。
微笑ましい写真もある。
ボラさんに与えられたフードを、鶏と仲良く分け合って食べる犬のなんと優しいことか。
動物たちのほうがよほど賢い。
ちばわんでも何度も何度も参加を募っていたのに、一度も手を揚げられなかった。
ロロのことがなくたって、結局、行く勇気がなかったのだ。


『愛人犬アリス』団鬼六/ブックマン社

著名な作家だけど、1冊も読んだことはなかった。
食道癌が肺に転移したことを告知されてから、
「最後の本がアリスでよかった」と言い残して、愛犬アリスとの日常を綴っている。
食べたい物は何でも与え、フンの始末もしないだめ飼い主であるのだけれど・・・。
たぶんもっと書きたいことがあったのだと思う。まさに絶筆だ。
そもそもこの本を手に取ったのは、
団鬼六という作家と愛犬が結びつかないがゆえに、興味を持ったから。
そしてこの本の帯に
「また夕暮れ時にアリスと散歩に行こう。
線路沿いを老犬と老人がヨタヨタと寄り添いながら歩く。行き先は決めていない」
この文章に惹かれたから。
私はお年寄りと老犬が歩調を合わせてゆっくリゆっくりお散歩しているのを見ると、
いいなーと目を細めてしまう。あんなふうになれれたらいいなーという思いもある。
とっても幸せそうに見えるし、大事にされたんだねって思えるから。
愛する犬を残して先立つのはどんなにか辛かったことか。
見送ることができた私は、実は幸せなのかなと思わされた。