糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

一喜一憂

2014-12-08 | 日記

 今回の総選挙では、メディアのみなさんが入れ替わり立ち替わりで訪れ、取材を受けています。正直消耗します。こちらの都合はおかまいなしに、「ああしてほしい」「こうしてくれ」などと言われることもあるんです。驚きました。要するに、取材というよりも制作でしょうか。彼らの頭の中には、イメージができていて、その通りにしないとだめのようで。これでは「報道」とは言えないのではないかと思うのですが。

 上手くお話しできなかったこともありますし、こちらの思いとは全く違う使い方をされたこともあります。失敗したなと思うこともしばしばです。

 で、反省中にそこを突っ込まれて落ち込むことも。まだまだ修行が足りません。

 

 今日は午前中は中之条町〜高山村へ。寒い中での街頭宣伝でしたが、通りかかる車からの激励が数多く、本当に励まされました。ご一緒に行動していただいた原沢けさじ前町議の元気な振る舞いにも。

 午後からは東吾妻町を、地域支部のみなさんと一緒に。夕暮れ時に宣伝したところでは、道の反対側でずっと聞いてくれている女性が。宣伝を終えると背を向けて歩いて行くので、追いかけて握手をしました。「しんぶん赤旗を購読してるんです。この時間、こちらに見えると知ったので」と女性。予定を知ってわざわざ出てくださったのでした。

 

 夕方に、テレビ報道を見た方からお叱りの電話をいただいたそうで、自分でも反省していた部分でもあったので、余計に落ち込みました。

 

 軽食後、渋川市内で遊説していたのですが、うまく集中できず、同乗したかとう市議にご心配をおかけすることに。いやあ、まったく修行が足りません。

 が、最後の演説場所で、そこそこ気持ちを切りかえて演説を終えると、アナウンサーが私を呼び止めます。どなたか聞いてくださったのだと思って行けば、そこにはジャージの中学生の女の子が。

 演説場所のすぐそばの家にいて、声が聞こえたので出てきて聞いてくれていたようです。そこで感想や関心事を聞くことはできませんでしたが、握手をしてその場を後にしました。

 この子の存在に、とても救われた気がしました。ちょっと元気が出て事務所へ戻り、帰宅して家族にあってホッとしました。

 家族にこの話をしたところ、「いま、小中学生の政治への関心が高いみたいだよ」と娘。やはり戦争への危機感や将来への展望に不安を感じているようで、あらためて励まされました。

 

 浮き沈みの激しい一日。ささいなことで一喜一憂しながら、それはまだ自分の覚悟が足りないだとか、もともと内気なせいだとか、いろいろ考えつつ、後半戦を迎えています。

 

 最後まで頑張りますよ。

 


旧群馬郡で

2014-12-07 | 日記

 今日は旧群馬郡をあちこち回って、街頭宣伝を行いました。

 正直に言うと、いつも迷いながらお話しているんです。まさに試行錯誤。

 「政治とカネ」の問題は、間違いなく群馬5区では避けて通れない、むしろ積極的に争点として押し出すべきことであり、この問題できちんと追求できるのは日本共産党だけなんです。

 街頭でもお話していますが、他の政党は、政党助成金を受け取り、企業・団体献金を受け取って政党を維持しています。程度の差こそあれ、その点与野党関係なく、同じ穴のムジナと言えます。この点はしっかりお話をし、批判しています。

 

 とは言え、他候補への同情的な意見があることも承知しています。こういう人たちを感情的にしないよう気をつけて話をしているつもりです。できればみなさんに、先入観なしに考えてもらうきっかけを作りたいとも思っています。これがなかなか難しいなあと、いつも考えながらお話しています。

 

 今日走り回った旧群馬郡では、通りかかる車から手を挙げたり、手を振ったりの激励を多くいただきました。とある住宅街の中では、庭先まで出てきて最後まで聞いてくださり、握手に行くと、思いのたけを打ち明けてくださったりしました。

 

 こういう激励は本当にありがたい。背中を押してもらえます。今回は、神経を使いながらお話ししているので、余計に嬉しい。

 

 今日の最終セット。コンビニのそばでお話をしていると、見知らぬ二人の男女が視野に入りました。そばで立っているスタッフと会話を交わしていたかと思うと、こちらへ歩み寄ってきて、突然握手。戸惑いながら、演説中でしたが、「ありがとうございます」とこたえて、お話を続けました。

 

 最後までお話をきいてくださったお二人に、演説後に駆け寄っていって、手袋を外してあらためて握手をしました。と、「ホントにがんばってください」と穏やかな、しかし揺るぎない言葉で激励をいただきました。

 「声が聞こえたので、二人で出てきました」とおっしゃった二人。コンビニのご近所に住んでらっしゃるそうなのですが、寒い中、防寒着を着て出てきてくださったのでした。しかも車で。

 

 車に戻って、スタッフに「ご存知?」と聞くと、同乗スタッフ「いやいや」。いやあ、すごく励まされました。

 

 これまでお話ししてきたのは、「政治とカネ」の問題を、財政再建や労働問題なども交えながら、「みなさんこそが、国の主人公。一人ひとりが意思表示を」と訴えています。少しは共感していただける話ができるようになったのかな...?

 

 今日はそんなわけで、みなさんに元気をいただきながら乗り切ることができました。同時に、誰もが表に出しづらい中で考えている人もいるはず。自分こそが、その代表としてキチンとお話ししなければ、とも思いました。「誰かがやらねば」という思いで、堂々とお話するよう、自分を鼓舞して続けます。


嬬恋から草津(雪)〜渋川市内

2014-12-06 | 日記

 昨日は夜に嬬恋村のペンションに宿泊して、今朝は嬬恋〜草津、午後は旧六合村〜長野原町を経由して、夕方からは渋川市内で街頭宣伝。

 ペンションというのは、日本共産党の伊藤洋子嬬恋村議がご夫婦で経営している「まほうのじゅうたん」というところです。ちなみに今朝は−5.5℃でした。寒かった〜。

 

 昨夜から降り出した雪。朝にはうっすら積もっていました。それでも、地域の支部のみなさんと元気に出発しました。伊藤洋子村議はアナウンサーを。しかし風が冷たいこと。

 

 草津町では、党の羽部光男町議に先導していただき、街頭宣伝。通りかかる観光バスのなかから手を振ってくださる人や、雪のなか庭に出てきて聞いてくださった人。休憩場所のそばにある店から手を振ってくださり、休憩場所に車を止め、降りてふと見ると、わざわざ出てきていて、一所懸命手を振って激励してくださった人。とても励まされました。

 午前中最後の演説場所は湯畑でした。現場に着いたときにはさすがに戸惑いましたよ、ええ。何しろ湯畑の真ん前。観光客のみなさんがわんさと歩いているところで、いささか気が引けましたが、お話させていただきました。さすがに恥ずかしかったw。せっかくの観光地に演説だけではもったいないと思いつつ、草津を後にしました。

  嬬恋村〜草津町はずっと雪が降ってまして、運転手さんにはなかなかスリリングなコースとなりました。

 

 

 

 午後、中之条町(旧六合村)では、街宣予定場所に、中之条町長選をたたかった原沢けさじさん、福田あい子町議が待機して合流。激励していただき、原沢さんが私を紹介するためにマイクを握ってくださいました。

 マイクを握って原沢さんが「ご近所のみなさん」と一声、この声がすごく大きくて元気!!驚きました。この時点で、吾妻の議員団がほぼ集結。すっげ〜などと人ごとのように思ってました。

 夕方からはかとう幸子渋川市議がアナウンサーと紹介弁士の役割を果たしてくださいました。みなさん笑顔で元気にとりくんでくださり、大いに励まされました。

 土曜日とは言え、議員のみなさん、12月議会がらみで大変忙しい時期です。それでもベストを尽くして力になっていただきました。感謝感激です。

 

 地域の支部のみなさんも集まって、演説場所で大活躍。何より、一日中運転してくださる運転手さんと、同乗するアナウンサーのみなさん、ほんとにご苦労様です。

 


紙さん登場と嬬恋の雪

2014-12-05 | 日記

 今日の午前中は渋川市内で朝っぱらから街頭で演説を行いました。

 朝8:00〜夜8:00、音を出せるのは12時間です。朝8:00、いきなり大きな音で「ご近所のみなさん」ですから、驚いた方もいらしたかもしれません。ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、選挙期間中だけ、ご理解ください。

 団地のそばで話していると、朝から布団をベランダに干す主婦が。いそいそと家事に従事し続ける主婦。気にしながらもお話をつづけました。

 朝一なので、ちょっと控えめの音量でお話しましたが、話を終えると、その主婦がふとこちらへ向いたかと思うと、拍手をして手を振ってくれました。聞いてくれてたんだ...。

 

 お昼。なんと参議院議員の紙智子さんが駆けつけてくれました。私がいつもの通りのお話。紙さんは丁寧に集団的自衛権のことやTPPのことなど、ひととおりお話しました。ホームセンターの駐車場に向いて訴えたのですが、後から聞いた話では、その駐車場に面した道路でも、通行する車のなかから結構な数の激励があったそうです。

 この場所でお話しした後、聞いてくださった方と握手をしていたのですが、そのなかに一人、涙を流しながら私の手をしっかり握り、激励してくださった方がいました。昨日の子どもたちのように、とても勇気づけられました。

 

 さて、午後から嬬恋村に。ペンションで後援会の方が集まってくださっているところへお邪魔し、しばし語らいました。みなさん、おぶち優子さんのことが気になるようで、怒りもそうとうなものでした。

 私は、リクエストもあって、自分の生い立ちなどをご紹介し、和気あいあいのひとときを過ごしました。

 その後は嬬恋村のなかを宣伝。今日は嬬恋村でお泊まりです。

 

 雪が降ってます。明日、無事に出発できるかな...。


出会いと決意

2014-12-03 | 日記

 総選挙本番突入です。と、もう3日目が終わってしまいましたが。

 仲間に、「Facebookもいいけど、ブログの方が不特定多数に見ていただけるので、そっちもマメに更新して」とアドバイスをいただきました。なるほど、と思い、帰宅し、PCの電源入れてログインしたら、えらいこった。アクセス数がビックリの数字になってました。w

 やはり群馬5区、今回は注目度が高いようで。前回は「無風」とか散々言われたのにw。

  さて、街頭では主に「政治とカネ」の問題を中心に、みなさんにお話ししています。どんな話かは、また追ってここでも書くかもしれません。

 

 今回はちょっと違う角度で。

 

 午後、突如現れたTV局の取材クルーに同行され、多少動揺しつつも、予定通りの演説場所で演説を始めました。と、ちょうど小学生の下校時間帯にぶつかったようで、通りかかる子どもたちが、TVクルーの珍しさに、遠まきに群がる有様に。

 話を終えて、子どもたちの群れにダッシュし、手袋を外して「握手しよ」と手を出すと、みんなが楽しそうに握手。と、一人の子が、「消費税はどうするんですか?」と聞いてきました。「消費税の10%はキッパリ中止します!」と、私が言うと、子どもたちが「お〜!」と歓声を上げました。と、ちょっと背の高めの少年が「戦争はどうですか?」とまっすぐ私を見て言いました。

私「何年生?」

子ら「6年生です!」

私「じゃあ、日本国憲法は習ったよね?」

子ら「習いました!」

私「9条になんて書いてあったか覚えてる?」

子ら「・・・戦争しない・・・だったかな」

私「そう!9条には、『戦争しない』って書いてあるんだよね。でも、みんな今、戦争の心配してるんだね」

 正直、胸が痛みました。小学生が、今の社会をそんな風に見ていたんだと。この子たちは、大人の私たちより、ずっとリアルに戦争の脅威を感じています。

「でもね、君たちを戦場に送るなんてことは、絶対にさせません!」と言うと、子どもたちの笑顔がパアッと明るくなりました。あらためて握手をしようとすると、手袋を外した私を見て、「俺も」「俺も」と、彼らも手袋を外して握手に応じてくれました。

 

 普段は「政治とカネ」の問題を重点的に話しているので、集団的自衛権など、「海外で戦争する国」づくりのことを十分に話せないもどかしさを感じているのですが、「戦争はどうですか?」と聞いて来た子どもたちの漠然とした不安と、「戦場へ送らない」と言ったときの笑顔が忘れられません。

 あらためて、子や孫を戦場に送らない、戦争できる国になんか絶対にさせない!という思いを新たに、その場を後にしました。

 

 

 戦争できる国づくりを進めている人たちよ。大人たちのウソをすぐに見透かす眼差しを持つこの子たちの前で平和を語れますか?