昨日は高校の前期卒業式。PTAの会長をやってる私としては、祝辞で頭が痛い日です。
格式張った場で話すというのは、街頭演説とはまったく違います。これから社会へ出ようとする卒業生たちに、短時間で自分の思いを伝えるのはなかなか難しい。
OB会との親睦会での話題をもとに話をしましたが、やっぱり端的にわかりやすく話すのは難しく、うまく表現できませんでした。残念です。
やっぱり原稿書いたほうがいいのかな、とも思いますが、原稿って、持ってしまうとそれに頼りっきりになるのが嫌なんですよねえ。どうしても原稿を見てしまうので。
国政候補をやったときにも、原稿らしい原稿はつくったことがありません。一度、長時間演説することがあり、そのときにはさすがに「何も持たず」で全部話せるわけもなかったので、話しはじめの文頭とか、つなぎの言葉とかを書いたメモを持って話したことはあります。これくらいが自分にはちょうど良いようです。
余談ですが、昨年の総選挙のとき、小池晃さんが高崎で演説した時、同じところに立つことがあり、彼のカンペをチラ見したら、同じような作りをしていたので、わけもなくちょっと嬉しくなったのをおぼえています。
それはともかく、みんなの中に、自分も含めて「いろんな人がいていい」ということ、今の世の中をあきらめないで欲しいことだけはどうしても伝えたかった。「どうせ」とか、「しょうがない」って、若い人には似合わない。そう思います。でもそれをきちんと伝えられなかったかなと反省。
卒業式のあとは、お気に入りのお店で服を買ってもらって、ほっと息を吹き返したのでした。