先生助からなかったか。この作風だから何だかんだで助かるかと思ったが、意外。話の始まりの方で幸が救えなかった件があったからあり得る事態ではあったんだろうけど、円の憑依能力や大学生の協力や霊本人の改心や一課の眼鏡の恩情を加味しても消滅っ! 怨霊の救済は実は難しかった。テンション次第で四十九日未満でも即、怨霊化っ。結構厳しいルール。逆に憑依できない幸はよく円に会うまで一人で救済できていたな、と。この物語の死神は人間の協力者にほぼ丸投げであんまり手伝わない感じだしね。それから魔百合が謎のキャラ立ち! というか二課より一課の方が楽しそう。ナベシマの現世の者に触れる触れないの基準もわりと『勢い』次第。後は、処理のややこしい憑依はともかく円の成長に伴い、普通のやり取りの不自然さが抜けてきていい感じ。極端な役だったから最初は『理系君』を通り越して『人間を学習中のアンドロイド』ぐらいのキャラになってたからさ。幸も本格的に戦線復帰する頃には父親も出てきた事だし、今のところもう一つ噛み合ってない円とのコンビが機能する事を期待したい。