桜が咲きますように、家が残りますように、町があり続けますように。逆に書くと優しい子だ。祖父も父も善良で、それが返って仇となって上手く汲み取れず家族を追い込んでしまう。随分小さく母と同じようなことをして破綻する妹。真似られた母の理想郷もやはりディストピア。自分が優しいから、同じく優しい人々に呪いを掛けてしまったような主人公が、ナルホドナルホド言ってくる厄介な相棒と掛け合いながらそのつもりも無く呪いを解こうとジタバタし始める。ある日、急に、愛情について随分恐る恐る問われたもんで。
SF抜きで現在の話にしても45分×4回くらいでいいドラマになりそだね。ナルホドは夢の中意外では大したこと喋らない単純な玩具になるが夢パートではもっとズケズケ言ってくる感じになるだろう。他の人物も現代に置き換えるとそれはそれで面白そう。女教師は母を亡くした母子家庭の娘、くらいに置き換わるのかな?
話はともかく参考にした未来予測はかなり極端で、時流に対して人々が従順過ぎる気もしたが、主人公達はあの未来の中でも典型的過ぎる生活形態に、レアなメンタリティーの家族だったとは思う。婆ちゃんはわりと普通だったけど。父と母と妹がかなり不出来な形で『自分の居られる世界』を拡大させようと実行してしまう、実行せざるを得ない様子がちょっと哀れだったな。特に一番優秀な母のソレは狂気に近い。福祉も極まると異様なモノになる。あんな箱庭じゃ生きていけない。妹が作ろうとした随分古いヒッピー的な箱庭も必ず破綻する仕様になっていて、じゃあ代わりに何があるといったら、そんな都合のいい『何か』とか無いんだろう。
ナルホドナルホド自問自答しながら、主人公のように誰かに会いにゆく方を選択し直してやってくしかないって結末かな。
SF抜きで現在の話にしても45分×4回くらいでいいドラマになりそだね。ナルホドは夢の中意外では大したこと喋らない単純な玩具になるが夢パートではもっとズケズケ言ってくる感じになるだろう。他の人物も現代に置き換えるとそれはそれで面白そう。女教師は母を亡くした母子家庭の娘、くらいに置き換わるのかな?
話はともかく参考にした未来予測はかなり極端で、時流に対して人々が従順過ぎる気もしたが、主人公達はあの未来の中でも典型的過ぎる生活形態に、レアなメンタリティーの家族だったとは思う。婆ちゃんはわりと普通だったけど。父と母と妹がかなり不出来な形で『自分の居られる世界』を拡大させようと実行してしまう、実行せざるを得ない様子がちょっと哀れだったな。特に一番優秀な母のソレは狂気に近い。福祉も極まると異様なモノになる。あんな箱庭じゃ生きていけない。妹が作ろうとした随分古いヒッピー的な箱庭も必ず破綻する仕様になっていて、じゃあ代わりに何があるといったら、そんな都合のいい『何か』とか無いんだろう。
ナルホドナルホド自問自答しながら、主人公のように誰かに会いにゆく方を選択し直してやってくしかないって結末かな。