羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-05-31 19:16:08 | 日記
 君子達と、君子が気を遣っても自分達も待つという森田屋の人々が中々戻らない常子が帰るまで夕飯を待ってくれていると「遅くなってしまって」常子が急いで帰ってきたが、残業しても仕事は終わらず、仕事を家に持ち帰ってきていた。結局、一人、夕飯も食べず二階で仕事を続ける常子は、君子達がそっと差し入れしたお握りを一口頬張り「よしっ」気を入れ直して仕事に集中するのだった。
 徹夜でタイプで清書するばかりのところまで仕上げ、出社した常子がタイプを打つ準備をしていると後から出社した早乙女と多田以外の先輩達に無視され、さらに常子がしていることは本来業務ではなく、ただの雑用としか相手に思われていない。示しがつかず、今後もタイプ室自体が便利使いされる危険もあると、早乙女達に警告され、タイプの使用は認められなかった。「どうしたもんじゃろのぉ」常子が呟いていると、追い打ちに机の上の整理した常子資料をわざとひっくり返す先輩までいた。それでも常子は手書きで清書に取り掛かり始めた。
「とと姉ちゃんは心配ばかりかけるから、気苦労が絶えなくて」森田屋に再び洗ったハンカチを届けにきた星野はそう言ってくる美子に微笑んでいたが、苦労しているらしい常子を気にかけていた。鞠子は女学校で東堂に常子のことを相談したが常子は大丈夫だとして「自分の(受験)ことを考えなさい」促され「はい」と納得はしたが、時計を見て常子の仕事を気にしている様子だった。君子も同様に常子を心配していた。
 会社では密かに早乙女も常子の様子を伺っていたが、常子はギリギリ作業を終え、男性社員に仕上げた清書を持っていった。しかし「はいはい、そこ置いといて。済んだら帰りたまえ、仕事の邪魔だっ」男性社員のあまり態度に、常子はやはり早乙女達が正しかったのか? と呆然とするしかなかった。
・・・キャラメルは今回こそ、ほしかったね。1ダースほどね。

ラヴソング

2016-05-31 19:16:03 | 日記
 お姉さんはひっそり身を引き、空一がさくらを引き受ける展開。「お前がそばにいない人生とか、考えられねえもん」無理なくすっと入る台詞だった。ただの恋愛感情や状況じゃないから。でもこの物語はさくらと空一を中心に闘病する物語としては始まらず展開もしてこなかったから、この『病気と二人の若者の恋』だけじゃ収まらない。『プロ歌手要素』と『広平』がさ、ちょっと浮いちまってる。結果的に夏希と夏希の姉も消化できないし。病気の筋が進んだから耳鼻科医の造形がぐぐっと深まってはきたけど。真美は、自力でコンプレックスを克服してあまりうだうださせないようだ。もう引っ越しちゃったし、時間切れ。真美の引っ越しの件自体はかなり丁寧ではあった。しかし広平の音楽業界での苦労がどうにも、これが話の前半ならまだ耐えられた気はするが、後半のこのタイミングでやんちゃな歌姫が出てきてもちょっと受け止め切れないところはあった。次回から少しは描き込みが増えて話に馴染むのかもしれないが。広平の行動が、もうちょっとさくらと噛み合ってほしいところ。さくらはさくらで恋と夢でフラフラしているといきなり『あなた癌です』ときてグロッキー状態。設定は多くなっちゃったし、恋愛かどうかはともかく、広平とさくらのそれぞれの想いはきっちり着地してほしいな。

ゆとりですがなにか

2016-05-31 19:15:57 | 日記
 山岸が店で揉まれだしつつ、板間兄が思ったよりドリーマーらしい。疲れちゃったんだろうけど。板間も茜の父に「嫌いです」と女子みたいに噛み付いたと思ったら「結婚して酒蔵を~」と凄い保守的というか、この状況からそういう発想に至るのがやはりドリーマーな気がした。どうしたんだろ? ゆとりとはまた別種のモラトリアム請求を感じる。これは、我々の世代かもうちょっと上の世代の思考の気配っ! 茜の父の扱いにちょっと困ってしまってた感じもあったしね。空気の違う父性の強いキャラが不意に現れると、茜が間接的に父の話をしたり、居酒屋でちょっと絡むくらいならいけても、緊急事態でもなく古めだが普通程度のテンションの父親が一人暮らしの娘の部屋に一人で泊まりにはいや来ないよな、とか。普通テンションの会話からのお茶の間の急な結納のやり取りも舞台ほどは飛躍できないから、ちょっとコミカルになりきれない座りの悪さが出てたように思う。酒蔵で茜が泣いてたり送るの断るのはともかく、若者が怖いからゆとりとして括ったとか、絶対あの辺の世代そんなこと思ってないよ。父が老いを受け入れられない。そこそこ話せるがべたべた近付けもしないといったところまででしょ。コミカルが薄いと、主張のあるシーンや進行上やっぱ無理目で入れたコミカルな件で、ん? ん? と引っ掛かかったりする。それでもこの枠やクドカンドラマとしてはそこそこの視聴率なのは、正確かどうかともかく、ゆとり世代をモチーフに全体的に『世間様』を、事件物でも恋愛ドラマでも完全なホームドラマでもなく、動ける役者が集まってあれこれ手を変え品を変え、描いているから『なんか他と違うことやっとるぞ』と一定数の人が見てるんだと思う。映像が綺麗で持ってるところもあるかなぁ。

とと姉ちゃん

2016-05-30 19:11:35 | 日記
 常子は指定時間に間に合わせて書類を出したが、既に早乙女は書類を仕上げていた。誤字も多かった常子は足手まといだとして諸橋と多田から指導を受けることになった。
 帰宅した常子はため息を連発。「お家にいる時は仕事のことを忘れて、ゆっくり休んでよ」鞠子に心配され、似た響きの言葉が全て『タイプ』と聴こえだしてもしまう常子は「大豆、大工」と美子にからかわれたりもしていた。と、君子に呼ばれた。星野が訪ねてきたという。星野は自覚無く照れていたが、洗ったハンカチを返しにきていた。「ありがとうございます」受け取っていると、面白がって鞠子と美子がでしゃばってきた為、常子は星野といつもの甘味屋に避難することにした。
 お汁粉を二人で注文し、研究に手がつかないという星野の体調を心配した常子が熱を計ろうと星野の額に手を当てると「うわぁっ!」星野は驚いて、椅子から急に立ち上がろうとして、拍子にお茶を溢してしまった。拭くのに常子に返してもらったハンカチを差し出され思わずそれで拭いてしまい「お返ししたハンケチをまたっ」慌て洗い直す星野を見て、笑ってしまう常子。「気が張ってたんですけど、お会いしたら楽になりました」二人は笑い合っていた。
 しかしその後も仕事は上手くゆかない。多田はさほど常子に指示を出さず、諸橋や他の先輩達は露骨に常子に辛く当たった。そこへ、男性社員が手伝いを頼みにくると早乙女をそれを鉄面皮で断ったが、仕事の無い常子はこれを引き受けた。途端、顔色を変える早乙女達。
 相当量の雑用を頼まれ常子は大苦戦。多田と早乙女以外の諸橋達は「意味無いのに」と陰口を叩いていたが、退社時間を超えて常子は雑用を続けた。すると給仕の坂田が「頑張る人にご褒美」とキャラメルをくれた。それを口に入れ、常子は少し元気を取り戻すのだった。
・・・大人になると甘い物が疲れに効くと知るよね。

99.9-刑事専門弁護士-

2016-05-30 19:11:29 | 日記
 今回は小ネタはある程度押さえられていたが、要所要所ではぶっ込まれていた。ノルマだからしょうがない。モグラに対して「今日から何も掘るなっ!」と言うようなものだ。印籠とウイングマンの人の件が白眉だな。『白眉』って書いちゃったけど。重版関係で出ていたウイングマンの人が思いの外イジられ耐性があったのとアフロの人の対応力が凄かった。間違いがあっちゃいけないから『ここが今年のクライマックスっ!』というくらいの勢いだった。そんないって大丈夫なのか? とハラハラしたわ。同じ場面にあの深山ファンの小さい子もいて、色々おかしな行動はするけどアフロの処理待ちでもあるからアフロの人が脂汗かきながらあたふた対応していた。花瓶にソーダ入れる以外は特に用の無いシーンなのに謎のクライマックス感だった。それ以外だと深山の駄洒落にウケる佐田が落語家みたいな顔になったりもしてたっけな。事件の方は緩めではあったが、最初に犯人を提示し裁判まであり、いつもより展開が多かった。父子の争いはグッドパートナーでもやったが、こちらは『刑事専門』なのでデストロイな犯行だった。冤罪被りそうになった専務の配役がちょっと豪華だったな。社長、変な髪型の犯人、もそれなりの人だしね。落合にキャラが足されたりもしていたが、佐賀がね。この人のキャラはならグッドパートナーの方にも出れそうだ。西郷隆盛感が凄いわ。最後には深山が逮捕され、もう最終エピに入った? でもこれはシリーズ化しそうだね。
 ゆとり~は、まだ見れてないので明日更新します。