羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

べっぴんさん

2016-11-30 20:42:46 | 日記

 夫衆との飲み会での紀夫の生き生き具合。会社はキツいことになってきてるからなぁ。手綱を取るとか言ってたけど商売は素人でも、すみれ達の職人魂は実際の職人のメンタルではなく、手芸倶楽部の気概と戦後の一番辛い時期を乗り越えた同志意識。始めての社会体験。明美に関しては他に行くとこない。というあれこれが合わさったモノだから、妻達の趣味が仕事になって危なっかしいからコントロールしようとかそういう次元ではない。クオリティが伴っているというのもある。自分の妻達ではなく『謎のエネルギーの塊』として対応すべきだろう。これは夫達の右往左往を見る物語にもなってゆきそうだ。

逃げるは恥だが役に立つ

2016-11-30 20:42:39 | 日記


 居酒屋での煽られた勢いで本心を言ったつもりが相手を傷付け、相手が傷付いた理由と自分の本心が自分の中だけで完結していてそれがショボいと気付かされ帰宅し、みくりの自分の中だけで完結しても残していってくれた置き土産を食べる一連の流れはグッとくるもんがあった。百合の車の中で、あの時点で後悔しても狸寝入りを続けるあたりも良い。「遠回りしてくれてるんですか?」や「ずっと遠くまで行けるのよ」といったやり取りも良い。みくり母の夫婦は他人まではよくあるが、そこから仕事と繋げて続ける努力が必要とドライ&ポジティブ結論づけるのも良い。無職だから議員の思考も洒落てる。いちいち気が利いてて、深刻ぶり過ぎないところが素敵だ。

カインとアベル

2016-11-30 20:42:31 | 日記

 相手がかなり甘い展開ではあるが、仕事パートの描き方が少し硬質になった。これまでの方が相手がキツいケースもあった気はするが、仕事本体が何だかフワフワし過ぎていたから、やや改善。別にリアルになったワケじゃないにしても、父が失敗したと思いながらも優の判断を覆さないところ何か、よかったと思う。まぁ、三角関係の恋愛や隆一の壊れっぷりが期待されていたのかもしれないけど。話の流れとしては隆一が意外とポッキリ折れてしまい、優の方がブラック化してゆくようだ。隆一はトラブルに対応できず、器の小ささを見せたものの、跡取りの重圧の中、平時は良識のある態度をキープできていたという意味ではそれなりの人物だったのかもしれない。梓に家庭に入ってほしいというのも仕事がキツ過ぎて誰かに支えることに専念してもらわないと耐えられないってことだったんだろう。隆一は梓にそういう風に話すべきだったし、それでわかってもらえないなら少なくとも隆一の伴侶にはなれないんじゃないないかね? 女は家庭にという話ではなく、隆一個人の事情として。ただ隆一は落ちぶれると諸々の前提が崩れてもう結婚どころじゃないだろうな。カインとアベルのモチーフ縛りがちょっとめんどくさいことになっている気もする。