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羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

うしおととら 7

2015-10-31 20:18:33 | 日記
この辺りで錫杖を杖にして日輪と純も来た。「日輪と純さんもいたっけぇ? 日輪、おっかない顔してたなぁ」ムッとする日輪。苦笑する純。「あいつらも、いたなぁ」麻子と真由子も泣いていた。「とら、笑われるかもしれないけどよぉ」「笑っちゃうよぉっ」「いつか、皆と会いてぇよ」全て聞いた麻子達。上半身裸になってる紫暮も悟と流に肩を貸して薄原まで来た。「終わったようだな」呟く紫暮。潮はとらの背から降りた。
「さあ行くぞ?」「そんなヘロヘロで入ろうってのか?!」「しゃーねーだろ? 槍が目指してた所だって、言うんだ」よろよろと洞へ進む潮。「あーもうっ! ワシも付き合っちゃるわい!」潮の頭を片手で掴んで持ち上げ、洞へ向かうとら。「あん中に何があるのか、ワシも興味が湧いてきたぁ!」潮を持ってノシノシ歩いてゆくとら。
「女共っ! 行っちまうぞ?!」慌てるイズナは小夜にスッと持ち上げられた。「ちゃんとお話ししたい。でもね、蒼月君、獣になって私達を襲ったって知ったらきっと」「自分を許せないわね」小夜に続き、礼子も言った。「私だって会いたいよ!」残念そうな勇。「麻子」「うん」(潮、帰ってくるんだよ? ぶん殴ってやるんだからねっ)とらと歩いてゆく潮の後ろ姿に手刀を構える麻子。「えいっ」軽く手刀を下ろす麻子。「さあ! 終わったぁ! 皆で帰ろうっ! 潮の馬鹿は戻ってくるよ?! 遅刻するかもしれないけど、あたし達の所へさっ!」真由子達を促す麻子。(潮君はね)続きながら思う真由子。(私達じゃなくて)勇達も思っていた。(あなたの元へ帰ってくるのよ)真由子ははっきりそう思い、皆で麻子に抱き付いて笑い合った。紫暮達は見守り、ヒョウは黙って去って行った。
「とら、行くぞ!」「おうっ」潮ととらは洞の前に来ていた。
・・・コマと動画の違いを埋めるの苦労してた感じ。とらが刺された時の真由子の悲鳴は上手かったな。

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