「猛男君待ったぁ?!」髪は両サイド三つ編み、袖短めの前を閉じたチュニック(裾が腰より下まで伸びた、魔法使いっぽいヤツ)カーディガンを着た大和が駆けて来た。「今来たところだぁ!」猛男はにっこりとして振り返った。「ウフフ!」「ファハッハッ!」互いに駆け寄り、親指を立て合って、何やら示し合わせた。「砂川君、映画を観にいかない?」「お前、本とか映画とか、好きだろう?!」大和と猛男は突然、やはり猛男について来ていた砂川を振り返り、勧め出した。「今日、あんま金持って来てない」「それは好都合だ!」「え?」「いや、なんでもねぇ。今日は俺の奢りだぁ、バイト台が入ったんだ、行こうぜぃ!」「ぜぃッ!」大和も猛男の巨体の脇から顔を出した。「じゃあ、まあいいか」(季節はもうじき秋だが、俺は、今だ春だ!)猛男達は映画館に向かった。
映画(ミステリー系)が上映されると猛男は早々に眠り、砂川の方に大きな体を傾けた為、砂川は顔と半身を押されたまま映画を観続けた。やや戸惑う大和と後ろの客。「猛男君」猛男はさっぱり起きなかった。上映後、3人は街をぶらぶら歩き出した。「砂、映画はどうだった? 良かったか?」「原作とはラストが違ってまた、良かったよね」「面白かった?」「面白かったか?」妙に念押す大和と猛男。「え? 面白かった」「よーすッ!」猛男と大和はガッツポーズを取った。「なんなの?」「それにしても、犯人いつ死んだんだ?」「猛男君が寝てる間だよぉ」「その人犯人じゃないからね」3人は話ながら歩いて行った。
そのまま3人は山に向かった! ええ?!「うぉーほぉぅッ!!」「きゃはははッ!」ロープウェイに乗った3人。猛男と大和は大喜び!「見て見て砂川君、山だよぉ!」「山だねぇ」「どうだ砂ぁ、山だぞぉ?」「山だね」ロープウェイを降り、山の景色を見渡す3人。
2に続く
映画(ミステリー系)が上映されると猛男は早々に眠り、砂川の方に大きな体を傾けた為、砂川は顔と半身を押されたまま映画を観続けた。やや戸惑う大和と後ろの客。「猛男君」猛男はさっぱり起きなかった。上映後、3人は街をぶらぶら歩き出した。「砂、映画はどうだった? 良かったか?」「原作とはラストが違ってまた、良かったよね」「面白かった?」「面白かったか?」妙に念押す大和と猛男。「え? 面白かった」「よーすッ!」猛男と大和はガッツポーズを取った。「なんなの?」「それにしても、犯人いつ死んだんだ?」「猛男君が寝てる間だよぉ」「その人犯人じゃないからね」3人は話ながら歩いて行った。
そのまま3人は山に向かった! ええ?!「うぉーほぉぅッ!!」「きゃはははッ!」ロープウェイに乗った3人。猛男と大和は大喜び!「見て見て砂川君、山だよぉ!」「山だねぇ」「どうだ砂ぁ、山だぞぉ?」「山だね」ロープウェイを降り、山の景色を見渡す3人。
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