不戦勝といかスルー勝利というか、未だ形が定まらない上に事故前よりデリケートになっている最終回開始時点のサクラではガチンコでラスボスとカチ合うというのはちょっと無理だったか。遊川ドラマの黒幕としては隙が無さ過ぎるキャラクターで、最後の娘云々もどこまで本心かわからないくらい。サクラを潰す潰さないは胸一つな状態は変わらず。あの会社自体の行く末も不透明だ。祖父死亡に至るまでは一回一回、時間経過と共にサクラとぶつかって変わってゆく同期達の様子にはある種瑞々しい物があったが、祖父死亡後からサクラの最終着地に至るまでの道程が荒れに荒れて、しかし仲間達は既に大人になってきているので温度差もあって、その辺りの擦り合わせやハードルの高過ぎた黒川戦の戦いの成立その物に、かなり手こずっていた印象があった。距離があって親子喧嘩も上手く出来ない父と娘みたいな歯痒さがある。う~む、最終段の始末には思う所はあったが、KY娘の破壊力をテコに作中で10年余り掛けて若者達の成長や挫折、転身をテンポよく描いたストーリーは興味深かった。仲間達もそれぞれ改めて着地していたしね。
不戦勝といかスルー勝利というか、未だ形が定まらない上に事故前よりデリケートになっている最終回開始時点のサクラではガチンコでラスボスとカチ合うというのはちょっと無理だったか。遊川ドラマの黒幕としては隙が無さ過ぎるキャラクターで、最後の娘云々もどこまで本心かわからないくらい。サクラを潰す潰さないは胸一つな状態は変わらず。あの会社自体の行く末も不透明だ。祖父死亡に至るまでは一回一回、時間経過と共にサクラとぶつかって変わってゆく同期達の様子にはある種瑞々しい物があったが、祖父死亡後からサクラの最終着地に至るまでの道程が荒れに荒れて、しかし仲間達は既に大人になってきているので温度差もあって、その辺りの擦り合わせやハードルの高過ぎた黒川戦の戦いの成立その物に、かなり手こずっていた印象があった。距離があって親子喧嘩も上手く出来ない父と娘みたいな歯痒さがある。う~む、最終段の始末には思う所はあったが、KY娘の破壊力をテコに作中で10年余り掛けて若者達の成長や挫折、転身をテンポよく描いたストーリーは興味深かった。仲間達もそれぞれ改めて着地していたしね。