羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

模倣犯 後編

2016-09-23 19:01:15 | 日記
 ポロッと自白させられていたが、ギリギリまでピースに都合のいい展開のようで、もうしばらく警察が捜査すれば普通に逮捕できる脇の甘さ具合もあったりと、モヤッとするところはあった。駄作と言われている映画版で監督が茶化して速攻でピースを爆殺させたのもわからんではない。わからんではないが実際爆殺させて急にギャグにしなくてもええんじゃないの? とは思ったが。映画は有料だしさ。このタイプの犯人はもうラノベでしか生き残ってないかな? ラノベは超展開や超設定と色々飛び道具があるから。普通のミステリでも多少盛ったり捻ったりすればまだリサイクルできる犯人像ではある。温度差はあれ、基本的に善人キャラの印象が強いピース役はスカスカのカス野郎をやり切っていた。負荷で言ったら薬局の息子役も相当だったと思うけどね。行動が遅くミスも多い主婦記者は中の人が凛としているから見てられた。これでもっさりした人が演じていたら事件への対応がドン臭過ぎて腹が立っていたところ。何だかんだで最後はピースを仕止めていたけどね。豆腐屋の親父の罵倒&慟哭&ダウンはもっともだったが、反撃を含めて、全体としては女性的な受け身が通され、被害の酷さと話の長さにややぐったりしたところはあった。

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