完結っ！ 名残惜しい。しかし思い出の中では憂いの深いパーフェクトイケメンだった少佐があんなことになっているとは・・・。原作とはまた違うようだけどヴァイオレットの少佐に対する思い入れの深さもアニメでは少し危ういくらいに改変されていたらしく、その反動があったのかもしれない。感情を学んで繊細になった結果、自分で自分のことを『気持ち悪い』と言ってしまうヴァイオレットだったが、逆で、失敗して傷付けた自分ごときではとても触れられない、と恐れさせてしまう眩しさの塊っ！ そりゃビビる。過去の因縁の世界に引き戻しそうな感じもあるし。まぁその辺りは少佐の兄が大活躍で、担保してくれたような気配もあった。担保無くても気張れよっ、とも思っちゃうけど。ただヴァイオレットも活躍し過ぎて感情を取り戻し過ぎて、純粋なままにあれ以上華やかな世界に居続けるのはちょっと危うい感じもあったかな？ ともかく収まる所に収まって良かった。病気の少年のエピは時代の移り変わりやヴァイオレットのプロ意識等を絡めて、改めてシリーズの人の情の部分を再提示した印象だった。デイジーは未来の話。色々受け継がれていた。ヴァイオレットはあの世界の中の物語になった。永遠の人だ。物語は残る。美しいな。
