初冬の園内。
11月12日(日)。曇り空。一気に冬の気配。薄着ではかなり肌寒い。
そんな中、向島百花園へ。菊花展が開かれています。丹誠込めた菊の盆栽。
真ん中の作品は、「村のお祭り」。
それぞれ凝った作品がずらり。
鉢植えも置かれています。まだ時期が少し早そうですが。
職人さん達の丹誠込めた菊がたくさん。
地植えの野菊。こんぎく。
のこんぎく。
・北海道と沖縄を除く全国に分布するキク科の多年草。ヨメナと共に、いわゆる「野菊」と呼ばれるキクの代表。葉はヨメナと同じように食用になり、味もよく似る。別名をコンギク、ナンヨウシュンギクという。
・日向を好み、田んぼの畦道、山道あるいは林の縁などの開けた場所に多い。根はいわゆる地下茎であり、横に広がって群生する。
・野に咲く紺色の菊という意味合いでノコンギクと命名されたが、花の色は白~薄紫と個体差や地域差が見られバラエティに富む。紺色が濃い「紺菊」という園芸品種もある。
(この項、「庭木図鑑・植木ペディア」HPより)
りんどう(竜胆)。
リンドウは秋の山野草の代表的なものです。本州、四国、九州に分布し、人里に近い野山から山地の明るい林床や草原に見られます。人気が高く、薬草としても広く知られています。
春に細い芽が伸びてきて、ササの葉に似た細い葉をつけ、茎は次第に立ち上がります。夏が過ぎると茎は次第に横に倒れ、秋が過ぎたころから、先端に小さな蕾をのぞかせます。蕾は渦状に巻いた状態で、日を追うごとに伸びます。そして、暖かい日ざしのなかで、青紫色で5裂した筒状の花を数輪開きます。花後にはさや状の果実がつき、秋も深まるころには葉が枯れて休眠に入ります。
園芸的改良が盛んで多くの品種が見られ、鉢花や切り花などでも流通しています。
(この項、「」HPより)
ぶっそうげ。
・熱帯及び亜熱帯に自生するアオイ科フヨウ属の常緑低木。日本では沖縄、九州南部、伊豆諸島南部、小笠原諸島に分布し、江戸時代の慶弔年間以降に本州での栽培が始まった。ハワイを代表する植物「ハイビスカス」の原種の一つで、南国風の花を観賞するため、自生地以外でも温室等で栽培される。
・学名Hibiscus rosa-shinensisは「中国のバラ」を意味し、西洋人が中国で発見したことによる。中国南部~東インドを原産地とする説もあるが栽培品だった可能性もあり、正確な原産地は分かっていない。インド洋諸島~東アフリカで成立した雑種植物とする説もある。
・ブッソウゲという名は、中国名「扶桑」に由来する。扶桑は「日本」を意味する言葉でもあり、混乱を避けるためか「花」を付け加え、これを音読みしてブッソウゲとなった。沖縄ではアカハナー(赤花)あるいはグソーバナ(後世花)といい、後者は本種を仏花として墓前に供えることによる。
(この項、「庭木図鑑・植木ペディア」HPより)
ふよう(芙蓉)。
はぜのき。
ひときわ鮮やか。
今までの暑さのせいか、イチョウもモミジも色づくにはまだ早いようでした。
久々に向島百花園に。よく晴れた土曜日。日なたはぬくぬく、日陰になると、肌寒い。そんな午後。
けっこう人が訪れています。
左:とらのおすずかけ。右:まつむしそう。
・トラノオスズカケは四国、九州に分布する希少な植物で、現在では絶滅危惧種に指定されています。
自然教育園のスズカケトラノオは平賀源内が江戸時代、松平讃岐守の故郷から持参し移植したと言い伝えられています。
園内では1949年(昭和24年)に絶えたと考えられていましたが、2007年(平成19年)に58年ぶりに再発見されました。
国立科学博物館附属 自然教育園
http://www.ins.kahaku.go.jp/
(この項、「雑学のソムリエ」HPより)
・「松虫草」の名は、 花の終わったあとの坊主頭のような姿が、仏具の「伏鉦」(ふせがね:俗称「松虫鉦」)に似ているところから。松虫の鳴く頃に咲くから、との説もある。(「季節の花300」HPより)
実がなっている草木も。
ふくろくじゅうり。
ざくろ。
みつばあけび。
果肉はそのままで甘く食べられる。
ねむのき。莢がたくさん。
ねむのきはマメ科の植物。実がなると、納得!
すすき三景。
きつねのまご。
名前の由来はよく分かっていない。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけるが、根拠に乏しい。(「Wikipedia」より)
ほととぎす。
花の紫色の斑点のようすを鳥のホトトギス(杜鵑)の胸にある斑点に見立てたことによる。
すいふよう。
【スイフヨウとは】
・中国の中部を原産とするフヨウの園芸品種。性質はフヨウと同じだが、時間帯によって花色の変わる様を、酔客の顔色になぞらえてスイフヨウと名付けられた。花を観賞するため、庭園や公園に植栽される。
・花はフヨウと同じ一日花で、午前中は白色だが、日が暮れるに従って赤みを増し、夜には完全な紅色になる。また、夜に赤くなった花は翌朝、元気なく萎んでおり、その様も酔っ払いのそれを彷彿させる。
何事も かかる浮世か 月の雲(七十二峰庵十湖句碑)
もみじは、まだ紅葉せず。晩秋の百花園でした。
渡良瀬川に架かる橋を中心に紹介。
「はねたき橋」。
はねたき橋は、渡良瀬川の中流、高津戸峡に架かる歩行者専用橋。全長120m、全幅3.5mを誇り、水が飛び跳ねる様が滝のように見えることから名前が付けられました。
橋からは関東の耶馬溪と讃えられる高津戸峡が一望でき、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わいます。左岸側からは約500mの高津戸峡遊歩道を通って高津戸橋まで散策することも。
(この項、「」HPより)
※はねたき橋は自殺の名所として知られ、2016年の夏には橋上から家族で飛び降り、無理心中を図った事件も発生している。このため自治体では看板や監視カメラを設置するといった自殺予防策を講じている。また、過去に山形県で自殺の名所とされていた吊橋にバンジージャンプ台を設置し、イメージアップに成功した事例があることから、はねたき橋にも同様にバンジージャンプ台を導入してはどうかとの提案がなされたこともある。
(「Wikipedia」より)
「福岡大橋」。
渓谷が続きます。
水管橋?
「黒保根(くろほね)橋」。
「五月橋」。
堰。
花輪駅「うさぎとかめ」モニュメント。
「ひがせ橋」。
「松島橋」。
神戸駅ホーム。前方を望む。
ヒガンバナ。
この先、かなり長い「草木トンネル」に入ります。
トンネルを抜け、渡良瀬川を渡り、左岸沿いにある「沢入(そうり)駅」に向かいます。
左手に「沢入発電所」。
「沢入」。
左岸沿いに進む「わたらせ渓谷鐵道」。左下に見える渡良瀬渓谷が見事です。
午前中の雨も上がった午後。
菩提寺の彼岸会は日曜日に参詣することにして、「向島百花園」へ。
秋を迎える草花が。暑い夏だったせいか、ちょっと満開が遅いかな?
「なたまめ」。大柄の豆。
ナタマメ(鉈豆)
マメ亜科の蔓性の一年草。原産地は熱帯アジアまたはアフリカ。刀豆(トウズ、タチマメ、ナタマメ)、帯刀(タテハキ)ともよばれる。日本へは江戸時代に渡来。約25センチメートルほどの豆果を結ぶ。以前から漢方薬として知られており、近年では健康食品、健康茶としても一般的に知られるようになった。
アジアかアフリカの熱帯原産とされ、食用や薬用として栽培される。日本には江戸時代初頭に清から伝わった。特に薩摩では江戸時代から栽培が盛んで、NHK大河ドラマ『篤姫』のワンシーンでも長旅の無事を祈る餞別として送られていた。福神漬けの材料にもなる。
おみなえし(女郎花)。
ほおずき。
そして、お目当ての「はぎのトンネル」。
白と紅と。
園内のいたるところに「はぎ」。
「ひがんばな」が、ちらほら。
そのうち、三味線を弾きながら歩く浴衣姿の二人の女性。
勝新派社中による「新内流し」と「三味線演奏」。初めて実際に屋外を流して歩くのを見ました。
男性も加わり、「義太夫語り」。
曲名は聞き逃しましたが、歌謡曲「明治一代女」と関連が深いもののようです。
『巳之さん堪忍して下さい。騙すつもりじゃなかったけど どうしてもあの人と別れられないこのお梅の気持 騙したんじゃない 騙したんじゃない・・・ ア 巳之さんお前さん何をするの 危ない!危ない!堪忍して か・・・ア 巳之さん巳之さん あたしは大変なことをしてしまった』
※その元となった「花井お梅事件(別名箱屋事件)」
美貌で勝気な芸者お梅は二十歳そこそこで待合を持ち女将となりますが、名義人を父にしたばかりに自分の待合から締め出されます。何とか店を取り戻そうと、かつて自分が芸者時代に箱屋として使い、そのときも待合の使用人として使ってやっていた峯吉(唄では巳之吉)に相談します。しかし峯吉は多大の恩にも拘らず、欲に目がくらんで、父親の側に立ってお梅を苛み、あろうことか関係を迫ります。逆上したお梅は峯吉を浜町河岸に追い、背中に出刃包丁を突き立て殺害します。峯吉殺しを父親に告げてからお梅は日本橋久松署へ自首しました。
この後は、「すみだ川」「宵待草」「みだれ髪」「悲しい酒」を観客と一緒に。
・・・聴き終わって園内を。
「みずあおい」。
<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/57/fe355d5b3c1e8fa2b6bc6f9526e77edb.jpg">「ふよう」。
すすき。
もみじ。
「萩を詠む」句集。
次回は「月見の会」。9月28日(木)~9月30日(土)。