一方、花を買う為に森の中を走り続けていたシッダーヤの前に、ある年老いた聖者が現れました。その聖者は尋ねました。「おい、どこへ行くのだ?」「私を立ち止まらせで下さい。花を買う為に急いでいるのです。私のマスターがジーヴァ・サマーディに入るので、花を持ってくるように言われました。買いに走っているのは私だけなのです」
「馬鹿者。私はお前のマスターに言われて来ているのだ。彼はすでにサマーディに入ってしまったよ」シッダーヤはそれほど賢くなかったので、事態をはっきりと理解する事が出来ませんでした。
「私がこんなに早く走っているのに、この年老いた聖者はどうしてこんな遠くまで、こんなに早く走って来れたのだろう?」ヴィーラブラーメンドラはその時すでに肉体を去っていましたが、シッダーヤはそれが信じられませんでした。
聖者は言いました。「とにかく、お前にやってもらう事がある。そこの葉とこの葉と、その葉と・・・・・を取りなさい」それらの葉を通してシッダーヤは超自然的な力を授かりました。その力は彼を別人のように変えました。