先日「竹久夢二の挿絵から…」で腰ひものお話をしましたが
やはり気になって、あれこれ調べて見ました
時代によるの着物の着付け方の違い ですとか、大正時代の着物 ですとかの
キーワードで色々調べてみましたが
それらしき記述の物がありませんでした
こちらの写真は、夢二が写したお葉さんの写真です
夢二の挿絵で こちらもおはしょりの下に赤い腰ひもが見えています
もしかすると かかえ帯(しごき)なのかしら… とか思いましたが
やはり腰ひもですよね~
そんななか下記
の画像を見つけました
http://www.priblo.net/category/13361760-1.html
「腰紐出して彦乃ちゃんっぽく着よう♪」というコメントがあります
彦乃とは 夢二の恋人ですが、夢二と付き合う事を彦乃の父親に反対されていて
やっと認めてもらうのですがその後2年半ほどで病気で亡くなってしまいます
その後に夢二のモデルになっていたお葉さんが恋人となります
夢二の恋愛事情は、この場では問題にするところでは無いのでこの辺で…
昔は普段から着物を着ていたのですから、丈の合わない着物でも
腰ひもが見えていても気にせず、それなりに着ていたのでしょうね
また、帯の位置が高いのも かがんだ時に上半身が折れるお腹(腰?)部分より上に
胴帯の下側が来るような位置に帯を結ばないとお掃除をしたり、お洗濯をしたり
という作業の時に苦しいからなのかな~ とか思ったり…
本当に らく~に着ていますよね
当然 補正などもしてはいないでしょうし、帯板も入れてはいないと思います
今の時代は お出かけの時に着物を着る というのがほとんどですから
お出かけ仕様で、補正をしたり帯にシワが入らない様に帯板を入れたり…
時代の変化に伴って着物のあり方もどんどん変化をして行くものですよね
大正時代の着物はモダンでとっても素敵です
着物と帯の色や柄合わせ、柄半襟との合わせも学びたいところです
しかし、その頃の普段着と同じ着付け方が今の時代のお出かけにOKとは言えませんよね
楽に、それでいて美しく、立ち居振る舞いもしなやかに…
女子は慾張りでかまいません
そんな風に いそいそとお出かけ をしていただきたいです
きもの着付け 葛飾教室
いそいそきもの
http://isoisokimono.com/