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葛飾区で きもの着付け教室をおこなっています
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「銘仙」ちょこっとばなし

2012-08-28 | きもの ちょこっとばなし
以前に 夢二の大正時代の着物のお話をしましたが

大正時代の着物と言えば やはり鮮やかな「銘仙」を連想されると思います

和の着物でありながら、西洋の影響を受けてハイカラでモダンというイメージが

大正ロマンという言葉と共に連想させるのだと思います



しかし 大正時代では鮮やかな銘仙ですが、この頃よりももっと以前の江戸中期から

関東地方の伊勢崎、秩父が主で桐生、足利、八王子などで織られていました

もともとは自家用として織られており、太織りでざっくりとした風合いで

渋味のある配色の縞柄だった様です

その後大正に入ってから織り方にも工夫がなされ西洋の花やモダンな柄付けがされ

染色にも人口染料が使われるようになり、より色鮮やかになっていきます

工場で大量生産される安価な銘仙の出現によって

一般の女性も絹織物の着物を着られるようになり

大正後期~昭和初期に、銘仙は、東京を中心に中産階級の普段着、庶民のおしゃれ着

又はカフェの女給の仕事着として地位を確立していった様です

そして、昭和30年頃から出始めたウールにおされ衰退していったとの事です



最近はアンティークショップやリサイクルショップで人気となっているようですが

確かに鮮やかな色柄の着物をそのようなショップで見かけます

この着物が何故今は織る事が出来ないのだろう…

と思い 秩父銘仙 について調べてみました


銘仙独特の織り方「ほぐし捺染(ほぐし織り)」を織る方が少なくなっているのだそうです

ほぐし織りとは 経糸(たていと)がずれないように仮織りした状態で

型紙と刷毛を使って柄を染色した後仮織りの緯糸(よこいと)をほぐしながら

本織りの緯糸を織る技法… (実際に見た事が無いので想像するだけですが…)

このような伝統技術を継承していく事の難しさは秩父銘仙に限った事では無いのでしょうが…

しかし、継承していく為の色々な取り組みも始められているそうで

多くはありませんが織られてはいるようです(以前と同じような色柄の物ではないようですが…)

今後の 秩父銘仙 の行方を楽しみに待ちたいと思います



また秩父市熊木町に「ちちぶ銘仙館」というのがあり 染め、機織体験コーナーがあったり

繭から秩父銘仙になるまでの作業工程の実演を見学できたりするようです

   


一度訪れてみたいな… と思っています


今回参考にさせていただいたサイト
  順子のきもの想い語り
  京都古布保存会
  全日本きもの研究会
  秩父銘仙は生き残れるか… 
     ありがとうございました



きもの着付け 葛飾教室
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