2日(土)、生涯学習センターで行われた放射線講座
いかがだったでしょうか?
前回の武田先生の講座は平日の午前中だったため
小さいお子さんを連れたお母さんの参加が多く
ちょっと大変な騒ぎでしたが
今回はユーストリームで動画配信されるとわかり
お子さんがいる方は自宅のパソコンで見ることにしたらしく
お子さん連れの方は少なく、比較的落ち着いた雰囲気の講演になりました
講演内容は以下の通り
①放射線とは何か
②原爆事故と被ばく線量限度
③実験による線量限度(50msv以下)の検証
④特定の組織に集まる放射線核種による長時間での内部被ばくと発がん
私が聴いた感想は、難しい内容をなるべくわかりやすくしようと
普通は「0.1かける10のマイナス3乗」と言うような数字も
指で数えながら「0.0001」とおっしゃったり
「質量」と言うべきところも「重さ」とおっしゃったり
先生の苦労されてる様子がわかって、大変だなぁと思いながら見ていました
それでも、理解できない人がたくさんいて
的外れの質問や、今ひとつ理解してないなぁと思う質問が多く、がっかり
更に講演が終わって帰ろうとした時、30代の若いお母さん達が
「???」とはてなマークいっぱいの顔で
「ねえ、理科大ってどこにあるの?」
「知らない、どこだろうね」なんて話してるのが聞こえて
「あ゛~!理科大がどこにあるのかも知らないのかぁ」
と溜息をついちゃう場面も…
思うに、放射線のことを一般の人達に理解してもらうって言うことは
例えば「(4+5)×6-7÷8の解き方を教えて」と言われて
「あぁ、これは( )の中を先に計算して、次に掛け算、割り算を計算して
最後に足し算、引き算を計算するのよ

」って答えたら
実は、足し算も引き算も知らない人だった、見たいな感じかな
人によっては、数字も読めない人だった、みたいな感じかもしれない
そういう、全く何にも知らない人たちに理解させるというのは
とんでもないエネルギーがいることなんですね
とつくづく思いました
もしかしたら「すいへいりーべ」なんて言葉も知らないかもしれないよね
放射能や放射線を知るためには、元素記号や原子番号
原子や分子、原子核や電子などの基本を理解していないと
深い知識を得るのは、やっぱり難しいのではないかと思いました
そんなこんなで、講演が終わって物凄くがっかりしたのですが
それでも先生の話を聞いて
「小島先生のような研究をしている人が本当の専門家なんだよ」
ってことがわかればいいのかな、と思った私です
そして今後は、小島先生が行っているような研究が更に進み
放射線の低線量の分野の研究が深まっていけばいいなと思いました
講演内容は私なりにまとめて
記事にしていこうと思います