「家事ハラ」の定義を捻じ曲げて誇張すれば、そりゃ炎上しますよ!

2014年08月11日 | 日記

ネットやテレビで話題の“家事ハラ”が炎上!世間が敏感に反応するワケとは?

家事ハラの何が世間の人たちの気に障ったのだろうか…

女が家事もろくにしないでやれ仕事だ趣味だボランティアだと言っているのが、年配男性だけじゃなく多くの人にとって気に入らないのだろうか…

心配になり記事を読んでみたら全く違っていた。反対だった。

旭化成ホームズが、男性を対象にアンケートを行い

既婚男性の9割は家事を手伝っているのに、妻から心ない言葉を浴びせらている。いわゆる「家事ハラスメント」を受けているといった、事実を捻じ曲げて誇張していることに対する、すさまじい怒りであった。

「家事ハラスメント」はジャーナリストで和光大学教授の竹信三恵子さんの造語である。

その定義は「女性が担う家事労働を蔑視・軽視・無視して買いたたく社会システムによる嫌がらせ」である。

旭化成は全く逆の意味で使っている。

竹信さん自身は、雑誌『週刊金曜日』(7/25)のコラムで旭化成を厳しく批判している。

ちょっと長いが引用する。

同社は逆の意味を付与してこの言葉を大々的に広報することで

「企業の長時間労働問題」から「妻の専横問題」へ焦点をすり替えるアクロバットをやってのけた。

これらがアベノミクスの成長戦略と結びつけて語られるのは、その「女性が輝く」政策のおざなりさに女性たちが勘づき始めているからだ。少子化やサービス産業化を乗り切るため女性の労働参加を求める一方で、長時間労働を招く「残業代ゼロ制度」を提唱し、その間の育児は低賃金の子育て経験のある主婦による「子育て支援員」や途上国から導入した「外国人家事支援人材」などに押し付ける。こうした女性の徹底利用への疑問を「お母さんは昔からごはんを作ってきた」「夫の家事に注文をつけるのはわがまま」と企業発の映像の大量発信で抑え込む。働き手の絞り上げへ向けた「成長戦略」の中での家事労働買いたたき政策と、これを後押しするかのような不気味な企業の情報攻勢。そのゆくえから目を離してはならない。

竹信さんは『家事労働ハラスメント』(岩波新書)の他、『ルポ・賃金差別』(ちくま新書)『ルポ・雇用劣化不況』(岩波新書)などの著書もあります。女性労働者にとって心強い存在です。

アベノミクスの女性活躍は胡散臭いの一言に尽きます。配偶者控除廃止にしろ、保育改革にしろ、女性労働者を低賃金で長時間働かせようって魂胆なのに、女性の活躍を前面に出してるのが気に入りません。パートなどの短時間労働だと、短い保育の認定しか受けれなくなり、泣く泣く低賃金の長時間労働に就かないとならなくなります。つくづく女性活躍とか女性優遇とかには注意が必要だと思いました。それにしても旭化成やりやがったな。サランラップ買うとき気をつけないといけないな。

 

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