ああ行け たたかえ 雄雄しかれ 眼さめよ 起てよ 畏るるなかれ
明治学院校歌 THE ALFEEバージョン
明治学院 校歌(明治学院大学グリークラブ第66回定期演奏会)
詩 島崎藤村
人の世の若き生命(いのち)のあさぼらけ
学院の鐘は響きてわれひとの胸うつところ
白金の丘に根深く記念樹の立てるを見よや
緑葉は香ひあふれて青年(わかもの)の思ひを伝ふ
心せよ学びの友よ新しき時代(ときよ)は待てり
もろともに遠く望みておのがじし道を開かむ
霄(そら)あらば霄(そら)を窮めむ
壌(つち)あらば壌(つち)にも活きむ
ああ行け たたかへ 雄雄しかれ
眼さめよ 起てよ 畏るるなかれ
(明学校歌 作詞:島崎藤村 作曲:前田久八)
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ようやく、島崎藤村の夜明け前・破戒・千曲川スケッチ・・を読み終わりました。「夜明け前」は、世界恐慌が勃発した1929年の4月の作品。同年5月には小林多喜二が「蟹工船」を発表します。
この歳になってあらためて読んでよかったです。間に合ったという感じです。少年の時は読んだつもりでも全然理解してなかったと思います。というより、この歳だから読めたのかもしれません。やはり「文豪」島崎藤村でした。
併せて読んだ梅本浩志さんの「島崎藤村とパリコミューン」もおもしろかったです。
明治維新の数年後にパリコミューンが起きる。私たちの時代、68年の世界のたたかいとパリの5月のたたかい、そんなことも考えながら、寝る直前の読書でした。数ページで眠くなる私でしたので、大層時間がかかりました。
そんな中、ひょんなことから、島崎藤村作詞の「明学校歌」をジ・アルフィーが唄っていると知りました。この歌は、私の労働と活動の過程で一番辛い時に木根川橋を渡りながら口からでていた個人的「革命歌」のひとつです。