漢字の音を用いて一字一音で、国語を表記する方法は「万葉集」に頻繁に用いられている(万葉仮名)
仮名の
「エキケコソトノヒヘミメモヨロ」と、その濁音の
「ギゲゴゾドビベ」
合計二十一音は、奈良時代には、それぞれ二通りに使い分けられていた
ミを表記するのに
【美・弥】甲類
【味・微】乙類
の二通りの区別がある
「上」は「加美」と書き「加味」とは書かない
「神」は「加微」と書き「加美」とは書かない
この区別はアイウエオの五母音の他に三母音、合計八母音あったため
古事記はこの仮名遣いをほぼ正確に用いていて、解釈に役立つし、平安時代の偽作ではないという論拠にもなる。なぜならば平安初期には乙類の字音はなくなり、甲類、乙類の区別は守られなくなったからである
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