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天風哲学 観念要素の更改 5 神経過敏

2020-11-06 15:45:07 | 日記
心を自由に支配できない原因は、潜在意識に消極的な観念要素が一杯詰まっていて、肝心要の感応性能が狂い神経過敏になっているから

神経過敏とは、感覚や感情が敏感となる状態で、いわゆる神経質になることだ。心配性はその典型である。ストレスを多く感じる人は神経過敏な人に多い。ではなぜ神経過敏だと病気になるのか。その因果関係を天風先生の言葉で要約する

人間は怒ったり、悲しんだり、恐れたりすると、血液とリンパ液が変わってしまう。怒れば血は黒褐色になって味が苦くなる。悲しむと茶褐色になって味は渋くなる。恐怖心が出てくると血は丹青色となり味は酸っぱくなる。そういうふうに色と味が変わると、血液が本来の働きをしなくなるのだ

血液の本来の姿というのは、弱アルカリ性でなければならない。弱アルカリ性の血液であれば、人間の体は病原菌を退治するようにできている。この状態にあれば、コレラ菌を飲もうが、腸チフス菌を飲もうが、人間は病気にならない

ところが神経過敏というか、気の弱い人間は、血液が免疫性のある弱アルカリ性から酸性に変化し、病原菌どころか普通のバクテリアにまで冒されてしまうことになる

そうなると、何の原因がなくても風邪をひいたり、頭が重くなったり、食欲が進まなくなったり、夜眠れなくなったり、してしまうのだ

ストレスは心の病だ。心が消極的であると一番先にやられるのが循環器障害。これは血液が循環する血管の中にいろいろな変化が起きることから、血圧が高くなったり、反対に低くなったりする。同時に血管の中を悪い血液が流れているから、その結果、臓器障害を起こす。つまり人間の体の生命を生かすのに必要な五臓六腑の働きが鈍ってしまう

要するに、全ては心の中が消極的要素で固まっているために、ストレスに打ち勝つことができないんだ

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