今日は地域の防災訓練の日でした。
静岡県は「地震が来る、来る」と言われていたので、早くから防災意識高かったのですが、今日まで平穏に過ごしてきたので関心が薄れてしまっていないでしょうか?
「首都直下地震」や「南海トラフ巨大地震」など、政府が30年以内に高確率で発生すると予測している大地震もあり、防災への意識を侮ってはいけません。
自分の住んでいる地域で大災害が起きる「可能性が高い」と回答人は6割!
防災への備えをしている人は4割にも満たないというのです。
「自分は大丈夫!」「住んでいる地域は平気だよ!」なんて思っている方もいるのではないでしょうか?
防災というのは、防災グッズや備蓄だけでなく、その時にどうすればいいのかというのを知って置く事が大切になってきます。
・自助・・・日頃から災害に備え、災害時には早めに避難するなどして自分で自分の身を守ること
・共助・・・地域の人たちの避難に協力したり、消火活動をしたりするなど周りの人たちと助け合うこと
・公助・・・市役所・消防・警察などによる公的支援のこと
災害に遭った時に、自分の力で生き延びることを「自助」といいますが、これは防災への意識が高いからこそできるものではないでしょうか?
阪神淡路大震災では、多くの人が建物に生き埋めになったり閉じ込められたりしましたが、生還者のうち7割が自助で生還しているそうです。
震災や防災に関して「無関心」でいると、防災意識の高い人の命まで危険にさらしてしまうということになります。
無関心でも速やかに避難するのであればいいですが、備えをしていない事で逃げ遅れ、最後まで住民の為に尽力した方たちを犠牲にしてしまうのは避けなければいけません。
数年前は自治会役員も熱心で、いろいろな訓練を計画して、防災訓練に参加すれば知識や技術を学ぶ事ができました。
今回もそうですがコロナ以降は、個々に避難所に行ってただ「安否確認書」の提出だけ。 近所の人にもほとんど会いません。
いつ起こるかわからない災害に対して、私たち一人ひとりが日ごろから知識を得て、協力しあう体制を作ることは大切だと思います。
数年前から地域の行事もなくなってしまったので楽で良いですが、これでは地域コミュニティは希薄になる一方だと思います。
原因は「昼間に地域にいない事によるかかわりの希薄化」、「コミュニティ活動のきっかけとなる子どもの減少」、「住民の頻繁な入れ替わりによる地域への愛着や帰属意識の低下」等が阻んでいるようです。
また、加えて、単身世帯やワンルームマンション等の増加等、地縁的なコミュニティ活動を志向しない世帯も増えつつあります。
「楽しくない訓練なんか参加したくない!」そういう人もいます。
でも来場者に一つでも多くの訓練を体験してもらう、参加型のコンテンツに防災の要素を取り入れたりして、被害を最小限に食い止められるよう、防災知識を身に付けてもらいたいものです。
行政も市民も考え直さないといけない時期になっているのではないでしょうか?
もう災害は迫っているのです。
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