3月は豊かな自然の兆しが見られることから、様々な別称が存在します。
よく使われる「弥生」という言葉は元々「いやおい」と読み、物事が増して高まっていく様子を表わす「弥(いや)」に、草木が芽吹く「生(おい)」を組み合わせたものでしたね。
3月の行事といえば、ひな祭りを思い浮かべる人が多いでしょう。
今日3月3日はひな祭りです。
3月3日に雛祭りが行われることから「雛月(ひいなづき)」と呼ぶこともあります。
昔の日本でも、ひな祭りは重要な行事の一つでした。
他にもいくつかの呼び名があります。
「禊月(はらえづき・はらいづき・けいげつ)」は、これもひな祭りに関係する3月の別名で、厄災を水に流す風習に由来しているそうです。
昔は、蚕を飼育して繭から絹糸を取る養蚕が盛んに行われていました。
旧暦3月は、春に卵からかえる蚕の飼育が本格化することから、蚕に関する月名が採用されています。蚕月(かいこづき)。
蚕が卵から孵り、養蚕が始まることから別字体で「蠶月(さんげつ)」とも・・・。
昨日とは打って変わって、春らしさが一転してしまい、それに冷たい雨。
明日も寒そうです。
その後はいよいよ春本番を迎える時期でしょう。春を惜しむのはまだまだ先。
それまで、悔いのないよう存分に春を満喫したいものですね。
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