繰り返すパターンの奥にあるもの

昨日は感情解放ワークショップでした。ご参加くださった方、ありがとうございました。今回も日常の中で感情をかき立てられた出来事をテーマに、読み解きと解放の実践を行っていきました。

もう随分年月が経っているのに、ふとした拍子に思い出される嫌な記憶が、誰にでも一つや二つあるのではないかと思います。学生の頃意地悪された先輩や同級生とか、社会人になってしごかれた上司の顔など、思い出すだけで動揺して、普通ではいられないかもしれません。

みんな、生きていれば素敵なことも辛いことも体験するものです。けれど、特に辛すぎる体験は、一刻も早く忘れてしまいたい、と心の奥底に封印してしまうことが多いのではないでしょうか。

けれど、封印して忘れてしまえばそれで終わるかというと、終わらないのが辛いところです。無意識の底から封印された気持ちのエネルギーがじわじわと滲み出し、解放を求めて同じようなパターンの出来事を引き寄せるということがあるのです。

よく、職場の人間関係などが合わなくて転職を繰り返す方がありますが、自身の内に在る「気づき、応答すべきもの」をそのままにして環境だけ変えても、自身の内に封印してしまった気持ちのエネルギーがそのままなので、次の職場でも時を変え場所を変え人物を変えて、結局は同じようなパターンのストーリーを引き寄せてしまうのですね。

私自身の例を挙げれば、社会人になって最初に就職した職場では、同僚も上司もみんなそれぞれにある程度無関心で、責任を他者に押し付けるという傾向があったような気がします。

退職する数か月前に、上司の指示でしたことが後で結構なトラブルになってしまったのですが、指示した上司は私に責任を擦り付けて、平然と知らん顔していました。それがとてもショックで、もうこんな会社には居られない！と踏ん切りがついたという経緯がありました。

その次に就職した会社も確かに最初の会社と同じような体質があって、一人一人は良い人だけれど、どうしようもなく無責任で責任から逃れたい、行動をしない人たちと仕事をしなければならないという部分では、ひどくストレスがたまる職場でした。

当時は鏡の法則も何も知りませんでしたから、「まったくあの人たちは！」といつも腹を立てていたので、当時のあだ名は「鬼軍曹」でした。（＾＾；　けれど、自身の責任から逃げてしまうところや他者への無関心、行動力の無さはそっくりそのまま自分自身だったと、今ならよく分かります。

環境を変えても気づきが無ければ、自分自身が放つバイブレーションもそのままですから、その波動レベルの環境にご縁がついてしまうのは当然のことです。今いる環境を愛せないのなら、差し出されているメッセージをしかと受け取り、応答するのがそこから卒業する近道です。

あのどうしようもない人たちのどこが自分なのかを知りたければ、その人たちがなぜそのような態度を取るのか？と問うてみると良いでしょう。

なぜ責任から逃れたいのか？もし責任を負ったとしたら、どんな目に遭って、どんな気持ちを味わうことになるのでしょうか。たとえば、落伍者の烙印を押されて二度と立ち上がれないほどの絶望を味わう、といった具合に。

もしそうだとすると、その人はその絶望感を味わいたくないがために他者に責任を押し付けて逃げているのだということが分かります。その逃げている絶望感と全く同じものが、あなた自身の中にないでしょうか？そしてその絶望感を、あなたも味わいたくなくて逃げてはいないでしょうか？

その構図が外側に表れたのが、その出来事だったのです。内側に在るように、外側にも表れる。これが鏡の法則です。

これを卒業するには、あなた自身がその絶望感をしかと受け止め、抱きしめて統合すればいいというわけです。

イベント情報（詳細はＨＰへ）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
【感情解放ワークショップ　～感情との上手な付き合い方～】
2016年9月14日（水）、24日（土）
基礎10：00～12：00（9：30開場） アドバンス13：30～16：00（13：00開場） 会費　各5,000円

【 満月の瞑想会】
2016年9月17日（土）17：00～20：00　（16：30開場）会費　5,000円（スイーツ付き）
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

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