アメリカ生活の想い出

1987年から5年間アメリカで過ごし全く英語が出来ないのに、地元のお年寄りと知り合い学び楽しく過ごした記録です。

エレンさんの手紙 93歳(2)

2009-03-12 06:41:38 | Weblog
5/June/1993
Dear masako
電話であなたの声を聞き本当に吃驚しまいした。もう少しゆっくりと話すようにするともっと英語が上達すると思います。
あなたがここに戻って住めないのは本当に残念ですが、もしカルフォルニアにこられることがあったらいつでもご連絡ください。キッチンであまり話し相手がいないので、貴方がいないので本当に淋しいです。

英国の人たちはやや保守的で話かけられなければ、こちらから話かけてはいけないように躾けられていて、それが一生の性癖になっているようです。結構なお誕生日カード有難うございました。たぶん流感から良くなっておられることと思います。

メイビーは6週間前に亡くなった事をお話しましたかしら。彼女が長いこと苦しんでいたので、これも神様のおぼし召しかも知れません。最後に入院する3ヶ月ほど介護ホームにいました。私以外誰のことも認識できず、私の声を聞くと本当に嬉しそうでした。メイビーは私と17年来の友達でしたが亡くなって本当に淋しいです。

ピーターと私は1ヶ月の旅行に出かけ多くの州をドライブしました。彼は山登りを楽しみ、美しい道や千年以上経った古木の写真を撮ったり何マイルも車1台会わない道を通りました。ピーターは出かける前にルートやホテルを決め、メーターで5,000マイル走りました。全工程心地良い温かい良い日に恵まれました。皆さんお元気のことと信じます。
Yours affectionately,
Mama Ellen

写真はエレンの住んでいたアパートのベランダからで、とても見晴らしの良いところでした。