一膳めし 黒ねこ亭

酒市魚行是梵宮
食べることは生きること
日々の拙い食記録

『漁火』      世田谷区船橋/2015.10

2016-02-26 04:13:08 | 探査レポート

今回は世田谷区船橋、希望ヶ丘団地のすぐそばにあります、ふぐ 割烹の店『漁火』へ行ってきました。


 昨年の10月、こちらで生まれて初めて本寸法のふぐ料理というものをいただき、その美味しさに感動しました。


今年も10月になり、ふぐのシーズン到来。すぐにでも来たかったのですが、漁火で置いている東京福生の地酒『多摩自慢』のあらばしりが入荷する10月下旬まで待ってお邪魔しました。




先ずはサッポロ赤星で喉を湿らせます。お通しは菊と牛蒡、鮟鱇肝。
菊のスッキリした香味、牛蒡の素朴な土の味わい、脂があり濃厚な鮟肝。
どんどんビールが進みます。





名物の漁火焼き
牡蠣に特製のたれをかけて焼きあげた逸品。
香ばしく、頬張ると溢れるジューシーな牡蠣のエキス。
なんとも豊かな味わいです。





東京『多摩自慢』しぼりはな 純米原酒 あらばしり生酒
今年も味わうことが出来ました。あらばしりは、新酒をしぼる際の最初の30%の部分。
香りよくフレッシュな飲み口、力強い味わいとキレのよさ。
やっぱり美味しいです。






トラフグ刺身
半年ぶり。楽しみにしていました。
照りのある美しい身色、やや厚めに引かれた刺身を頬張る。
もっちり、ぷりぃっと引き締まった食感、噛みしめていると容易には言い表せない奥深く微妙な味わいが広がる。
嗚呼・・・うまい。



ふぐちりも食べたかったですが、白子の時期までグッとこらえることにして、今日は久しぶりに漁火にお邪魔したので、お気に入りの料理をいくつかお願いしました。




馬刺
食べたかった好物の一つ。
幽玄な味わいのふぐ刺しから一転、鮮やかな赤身で力強い旨みが楽しめます。






ふぐの唐揚げ
揚げたてにかぶりつく。
しっとりジューシーな身、皮目の部分や骨のまわりのウマイこと。






どぜう鍋
こちらも食べたかった一品。
佳い加減の下地で煮あげられた、ささがき牛蒡と鰌の香りと滋味。





今回もうまいうまいの連発。
馬刺やどぜうもさることながら、やはりふぐ。
大将とおかみさんの心配りも温かく、楽しい一時を過ごさせていただきました。

次回は白子の時期にお邪魔したいと思います。


どうもご馳走さまでした。





割烹『漁火』
東京都世田谷区船橋6-3-1
17:30~23:30
月曜定休
(※ふぐシーズンオフの5月~9月は月~水曜定休)
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