去年の今日・・・ベックと別れ、1年が経ちました。ほぼ15歳。なる直前。
この1年、忘れたことなどありません。さみしくて悲しくて、会いたくてやるせなくなります。
体調が悪いなと思ったのは、4月に入って・・・よく咳き込み、むせたり、消化不良だったり。
動物病院では、加齢による心臓に雑音・・・小型犬特有の症状や老化症状だそうで。
犬種は、パグとチワワのMIX。 これまで、病気らしい病気もなく、元気でわんぱくで甘えっこで、寂しがり屋で臆病で犬嫌いで・・・ちょっと、バカで・・・そんなベックが大好きでした。
歌を歌い、おはようや、ごはん、おしゃべり練習もたくさんしました。
MIX犬の顔立ちらしくて、目は大きくてパグにもチワワにも似てる。
老化が進むにつれ、目に緑内障と白内障を患ってしまい、目が出てきて、自身もあまりよく見えないことが不安になったのでしょう。
10歳を過ぎた頃、段差や、寒さ・天気に影響されるように、外へはあまり行きたがらなくなりました。
よく寝る犬になっていました。 誰かが寝そべると、すぐに小脇にくっつき、添い寝をします。
それは、誰でも良くて・・・添い寝グセ？ 変な犬でした。
無くなる3日前の朝、いつもおはよう、(ゲージ)早く出して～とバタバタするのが・・・
声をかけても、知らんふり・・・ ん？ ベック！おしっこしなないと・・・
トイレシーツに連れて行っても、立ったまま…ヌボーっーーー。立ちつくす。
しばらく、立ちっぱなし？居間につれて床に離してみると、歩きもせずヌボーっーーー。ただの棒立ち。
ん？どこを見てる？ ベック！と声をかけても耳を動かす反応もない。
そう！ ここはどこ？ ベックとは何？ なぜここに？ 自分は誰？ みたいな・・・
排泄の兆候もわからない。 これは、ボケちゃったんだな。。。と、思った。
ゲージには、嘔吐した形跡もあった。 あ、来る時が来たのかなと、時を知った。
名前を呼ばれても反応しない。横に寝せると、むせて咳き込む。横にされるのは嫌なようだ。
とはいえ、立ったままは疲れすぎる。眠りも浅い感じ・・・しばらく抱き続けた。
ゲージの寝床に連れて行ってみても、壁を見つめてただ、立っていた。
お座り姿で、寄りかかり姿勢で眠れるかも？ リュックに入れて縦型姿勢に。
お水や食事も・・・流動食にした。 夜は、添い寝で自分も玄関のゲージのそばで寝た。
むせたらすぐにさすってやれるように。 2日目までそんな時間を過ごした。
3日目も夜一緒に寝た。ウトウトしながらも、つらそうな吐息。
もう頑張らなくていいよ～と さすり続けていた。
さすがに、自分も3日目の寝不足、午前3時過ぎころ、眠ってしまったのか？
ふと気がついたのは、朝5時過ぎ。
ベックの寝息やうめき息は聞こえなくなっていた。 お漏らしをしていた。
去年の4月28日午前5時30頃・・・・ 全く、忘れない。
一瞬、私が眠ってしまったせいかもしれない。苦しんだのかもしれないと思うと・・・
2～3時間の空白が、悔やまれ自分を攻めるような。
ここ1年の間に、最近になって自分を攻める気持ちも、ベックも私に別れ姿の臨終時を見せないように、私を眠らせたのではないか？と、思うようになってきた。
全く都合の良い解釈だが、とにかく・・・ベックはもう、いない。我慢するしかない。
眠ったことを悔やんだり、悲しんだりは、今も忘れないけれど。しょうがない・・・・
別の犬を飼いたいけれど、ベックの替わりにはならないだろうし、自分も若くないので・・・
人間と犬の寿命を考えたり、これからの老後ライフスタイルを考えると、無責任には飼えない。たまに、ペットショップの赤ちゃん犬を見て、癒されたり、涙したりする。
2005ベック生後20日～14歳11ヶ月16日。 愛犬ベックへ 合掌
