私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

怪しい人たち

2009-08-23 | 2見る・読む・聴く
日が暮れる。
カーテンを閉めようと表通りをのぞくと、向かいのマンションに違和感のある集団がいる。

暮れた街路でツバの大きいhatをかぶる小柄なおじさんと、比較的若い女性が4人。お水の匂いはしない。

仕切っているのはhatのおじさん。
女性は二人ずつのチームを作っている様子で、まずhatのおじさんがAチームの二人にA5サイズぐらいの紙を渡す。
それを受け取った二人は、マンションのホールに吸い込まれてゆく。

数分後、二人は出て来てA5のメモをhatのおじさんに手渡す。

その間、おじさんはしきりに新しいメモを作っているのか、見直しているのか…。

今度はBチームの二人が別のA5の紙を受け取ってマンションのホールへ。
一度出てきてしばらく玄関口で時間を過ごし、再びホールへ。
やはり数分で出てくると、hatのおじさんにA5のメモを手渡す。

今度はおじさんがみずからそのマンションのホールの中へ。

再び出てくると、またまたA5のメモを受け取ったBチームの二人がホールの中へ。

その様子は、面子をかえつつ各戸のインターホンを押しているということのようだが、途中で通りを渡って我が家のあるマンションをうかがうhatおじさんの様子が薄気味悪い。

マンションの名前を抑えただけなのか、殊更に防犯カメラを巡らせている様子を敬遠したのか、こちらへ集団が移動することはない。

こちらにやって来れば、通報してしまう衝動を抑えきれない異様さだ。
おそらく、人生を狂わすきっかけとなるカルト集団の勧誘活動だと思うが、その集団のだらだらと体の芯がぐらついた歩き方が空恐ろしく見える。

自我も志も奪われて、操られていますって感じを体現しているような…。

じっと、その様子を眺めている私も暇な人だなぁと思うのだけれど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする