作詞 与謝野鉄幹 作曲者不明
1 妻をめとらば才たけて みめ美(うる)わしく情けある
友を選ばば書を読みて 六分の侠気 四部の熱
2 恋の命をたづぬれば 名を惜しむかな男ゆえ
友の情けをたずぬれば 義のあるところ 火をも踏む
3 汲めや美酒うたひめに 乙女の知らぬ意気地あり
簿記の筆とる若者に まことの男 君を見る
4 ああわれダンテの奇才なく バイロンハイネの熱なきも
石を抱きて野にうたう 芭蕉のさびを よろこばず
以下(5番から16番)省略
「人を恋うる歌」は明治31年に詩人・歌人の与謝野鉄幹が韓国で日本語学校の教師としていた時に作られたが作曲者は不明です。
鉄幹は正義感と優国の情溢れる血気盛んな青年で荘士的活動をしたという一方、女性遍歴も華やかだったと言われていますが、彼の気概と生の姿が表れているようで「君死にたもうなかれ」で有名な与謝野晶子は3番目の妻です。
この歌は16番まである長い歌なのですが、一般的には4番までが歌われています。4番の歌詞の「ダンテ」が「コレッジ」となっているものもあります、発表の前後で変わっているとのことです。
4番の「芭蕉のさびもよろこばず」の「ず」の解釈が分かれているようですが否定の助動詞なのではなく意志・推量の助動詞で「芭蕉の孤高の情熱とその美意識をよしとする」意見が多いようですが、私も4番の歌詞の構成から考えると同感です.
若い頃飲むと先輩同僚と良く歌った懐かしい歌です。
1 妻をめとらば才たけて みめ美(うる)わしく情けある
友を選ばば書を読みて 六分の侠気 四部の熱
2 恋の命をたづぬれば 名を惜しむかな男ゆえ
友の情けをたずぬれば 義のあるところ 火をも踏む
3 汲めや美酒うたひめに 乙女の知らぬ意気地あり
簿記の筆とる若者に まことの男 君を見る
4 ああわれダンテの奇才なく バイロンハイネの熱なきも
石を抱きて野にうたう 芭蕉のさびを よろこばず
以下(5番から16番)省略
「人を恋うる歌」は明治31年に詩人・歌人の与謝野鉄幹が韓国で日本語学校の教師としていた時に作られたが作曲者は不明です。
鉄幹は正義感と優国の情溢れる血気盛んな青年で荘士的活動をしたという一方、女性遍歴も華やかだったと言われていますが、彼の気概と生の姿が表れているようで「君死にたもうなかれ」で有名な与謝野晶子は3番目の妻です。
この歌は16番まである長い歌なのですが、一般的には4番までが歌われています。4番の歌詞の「ダンテ」が「コレッジ」となっているものもあります、発表の前後で変わっているとのことです。
4番の「芭蕉のさびもよろこばず」の「ず」の解釈が分かれているようですが否定の助動詞なのではなく意志・推量の助動詞で「芭蕉の孤高の情熱とその美意識をよしとする」意見が多いようですが、私も4番の歌詞の構成から考えると同感です.
若い頃飲むと先輩同僚と良く歌った懐かしい歌です。