五十歳頃、歩き遍路の体験記の本に出合ってからリタイヤ後は四国八十八ヶ所歩き遍路に挑戦したいと思い数冊の本を読み・テレビの遍路番組を視たりしました。
在職中夏休みに四国旅行を兼ねて観光地ほか札所10ヶ所のお寺を回って見分しましたが、車で回っているときに炎天下の中を黙々と歩く若人の姿を見ると納経帖を購入するのが恥ずかしくなり止めました。
札所で大学生の若者が就職を控え夏休みの間自分探しのため歩いているとのことでしたので若者が無事結願できますようにと祈りました、ほかにも一人歩きの若者を見ると世も捨てたものではないなと嬉しくなったことが想い出されます。
60歳を過ぎてからは好きなテニスで膝痛がでるのでテニスは止め、体力づくりにノルディックウォーキングなどを歩き始めました。2年前から足裏が痛む痺れなどで足底筋膜炎に悩まされていますが、症状は軽くなったので普通に歩くには問題はないのですが1日20から30キロ合計約1200キロ歩く歩き遍路は無理になりました。
観光バスやタクシーによる遍路では御朱印集めの観光旅行であり、お遍路さんではないので、せめて歩き遍路とバス・電車なども併用・何回かに分けての遍路などを考えてはいましたが、足の具合だけでなく家庭の事情などで長期間家を空けられないし体が年老いてきたので、せめて遍路関係の本を読んで気を紛らわしています。
人生思うようにはいかないのが現実、取りあえず当たり前のことが当たり前にできること、取りあえず健康で過ごせることを感謝して「今を生きる」しかないようですね。