仮屋に雷が落ち火事になっりほとほと困り疲れ果ててしまった源氏殿は、再び夢をみた。
今はなき父桐壺の帝がくっきりと現れ「住吉の神の指示に従い、ただちに船にてこの浦を立ち去りなさい。この天変はまだまだ序の口。ワシはそなたの理不尽な苦しみを救ってやらねばならぬ。これから朱雀帝に申し上げる」
「父上、どうかをお助けください!!! 」と、子供のように泣き叫び、目が覚めると、嵐はおさまり、海は月光に鏡のごとく輝いています。
今はなき父桐壺の帝がくっきりと現れ「住吉の神の指示に従い、ただちに船にてこの浦を立ち去りなさい。この天変はまだまだ序の口。ワシはそなたの理不尽な苦しみを救ってやらねばならぬ。これから朱雀帝に申し上げる」
「父上、どうかをお助けください!!! 」と、子供のように泣き叫び、目が覚めると、嵐はおさまり、海は月光に鏡のごとく輝いています。