ゆっくり行きましょう

ストレスのない生活を楽しむシニア

2024京都旅行(その4)

2024年05月22日 | お出かけ・国内旅行

さて、3日目の夕方、夕食前に真古館(しんこかん)という喫茶店で過ごそうとあらかじめ予約しておいた、ここは完全予約制、時間は17時から。


(入っていいのかな、と思わせる吉田山荘の門構え)

この真古館は吉田山荘の敷地内にある。吉田山荘は、東山三十六峰の一つ、吉田山の中腹に位置し、昭和天皇の義理の弟君、東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられた。戦後は料理旅館となり、宿泊や宴席ができる施設になり、さらにお茶をお楽しめるようカフェ真古館を作り、季節ごとのイベントなど、文化的な催しも多数行っている。


(右奥の建物が真古館、左の建物は吉田山荘入口)

近くのコインパーキングに車を停めて、吉田山荘の前に来ると、その立派な門構えにびっくり、さすが皇室ゆかりの宿だ、こんなところに入っていいのかなと思いつつ、門から山荘の入口につながる道を登っていくと、すぐに吉田山荘と真古館が見えてきた。

真古館のドアを開けて入ると1階はお土産の店舗とレジなどになっており、2階に案内される。混んでいるのかと思ったら、まさかの我々1組のみ、テーブルがいくつも置いてあり、好きな席にどうぞと言われ、吉田山荘の玄関が見える窓側の席に腰掛ける。

メニューは珈琲+お菓子のセット1,800円で、ケーキ等は別料金、値段は高めだが、由緒ある場所で、雰囲気のいい場所なので納得。クラシック音楽も流れている。

2階からは敷地内の新緑の木々がよく見え、また、室内は蛍光灯ではなく、ランプ等で明かりをとっており、上品な感じが良かった。ゆっくり寛げました

さて、これから夕食の予約をした店に行こうとパーキングに戻ると、真正極楽寺真如堂というお寺がすぐ横にあったので、参拝していくことにした。本堂横には三重の塔もあり、立派なお寺だ。永観2年(984年)に戒算上人が開創した、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺であるが、翌日になって、このお寺は三井家ゆかりの寺だということが分かった、三井家の家祖三井高利夫妻の墓所になっており、それを機に三井家の菩提寺となっているとこと。

その後、車で京都で最古の花街、上七軒の近くにある中華料理店「伯楽家常菜」に、中国吉林省長春出身のシェフ夫妻が営む店、屋号の「伯楽=才能を見抜き引き出せる人」の「家常菜=家庭ごはん」が店のコンセプト。高級でなく上質に、家常菜を提供する店として人気があるようだ。

予約のあることを告げ、カウンター席に案内される。注文はコース料理ではなく、アラカルトにして、まずは生ビールをたのみ、食べ物は、前菜盛り合わせ、点心(春巻き)をたのみ、その後はメインディッシュとして黒須酢豚、そして最後は〆のご飯ものはチャーハンをたのんだ。ほかにもう一皿食べたような気がするが写真を撮り忘れたか、ビールの後は紹興酒1合を飲んだ、いずれもおいしかった、春巻きは形が独特で、味も普通の春巻きとは違い、家庭で作る春巻きに近い味付けだったのが面白いと思ったし、チャーハンもおいしかった。

店は満員の盛況ぶりであったが、厨房には店主ともう一人、息子さんか、二人で料理を作っているため、注文してから料理が提供されるまでそんなに待たされることがなく、ストレスがたまらなかった。

おいしく頂いて店を後にした、値段は全部で8,000円くらいと良心的価格設定だった。ご馳走様でした。

さあ、今夜はもう少し頑張って、平安神宮近くの京都のジャズ喫茶・バーで有名な「ジャズスポット ヤマトヤ」に行った。一度テレビに出たのを見て、行ってみたくなった。夜の8時半くらいだったか、先客のカップルが1組、どこでも好きな場所に座ってください、とのことなのでカウンター向かいの二つの大きなスピーカーに挟まれたテーブル席に座った。

私はジントニックを、嫁さんはソフトドリンクをたのんだ。つまみで出してくれたミックスナッツを食べながらジャズのナンバーをじっくりと聞いた、かかっている曲はレコードプレーヤーのそばにアルバムが提示されおり、ジョン・コルトレーンのアルバムだった。

店内は撮影OKとのことなので遠慮なく撮影させてもらう、店内を見まわしてみると奥のスペースの壁にはLPのアルバムがびっしりと収納してあった。店内はトイレも含めて、とてもきれいで清潔感があり、かつ、シックだった。

帰りがけに店主とちょっと話をすると、京都ではもうジャズ喫茶やジャスバーは殆どなくなった、とのこと、若者がジャズを聴かなくなったのが大きい、と仰っていた。そうかもしれない。東京のほうがまだましだなと思ったが、全体としてはマイナーな分野になったのだろう、何とか頑張ってもらいたい、一人でも若手のスターが出れば状況はガラッと変わるのだが。

2日目は盛りだくさんで張り切りすぎた

(その5)3日目に続く

 

 


2024京都旅行(その3)

2024年05月21日 | お出かけ・国内旅行

さて、2日目の昼食、市内中心部に行くと混んでいるし、車を停めるのに一苦労するので、今出川の同志社大学の学生食堂で食べようと思いついた

この今出川キャンパスには重要文化財の建物が5つあるというのをテレビで見たことがあり、その見物もかねて行ってみようと思った。

キャンパスには誰でも入れて、学食も利用できる。昼時の学食は学生で混んでいるので、先に校内を歩き、建築物を見学した。ほとんどの建屋がレンガ造りのしゃれた感じ。この日は、重要文化財となっているハリス理化学館が開放されており、中を見学していたら、係りの人から重要文化財のクラーク記念館と同志社礼拝堂(チャペル)も昼の30分だけ開放されておりぜひ見ていってくれと言われたので見学してみた、写真撮影も自由だった、いいものを見せてもらった。

その後、学食へ、トレーをもって自分が食べたい食事があるカウンターに行って注文、多くのメニューがあった、副菜も豊富だ、スイーツもある。その後レジで代金を支払い、テーブル席に。嫁さんと2人分で1,100円くらいだったが、おいしかった。

腹ごしらえした後は、今宮神社に行ってみた、神社の参道にある「あぶり餅」という名物を食べてみたかった。駐車場に車を停めると、短い参道があり、その両脇にあぶり餅の店が2軒ある、「一文字屋和輔」と「かざりや」だ、一文字屋の創業は平安時代、かざりやは江戸時代創業と歴史がある老舗だ。

売っているものは同じあぶり餅だが、二つの店が向かい合っている、両方とも同じくらい客が入っている、多分味付けなどが異なるのでしょう。

先に参拝を済ませ、一文字屋に入って1人前600円のあぶり餅をたのんだ。注文を受けてからすぐ近くの見えるとこで焼いている、煙が風情をそそる、きな粉をまぶしたお餅を親指サイズに千切って竹串に刺し、炭火であぶって香ばしい焦げ目をつけ、白みそだれを絡めて仕上げる

食べてみると、昼食直後だったが、あっという間に完食できた、おいしかった。

さて、この後は、それほど離れていない光悦寺に行ってみた、江戸初期の文化人・本阿弥光悦が1615年(元和1)徳川家康から与えられたこの地に草庵を結び、法華題目堂を建てたのが起こり、光悦の死後、寺(日蓮宗)となった。

境内には、大虚庵など7つの茶室があり、茶室大虚庵を囲むユニークな竹垣は「光悦垣」と呼ばれる有名なものだからぜひ見たいと思っていた

光悦がここに来た頃は、この場所は京都の洛外と呼ばれ、流浪の地と呼ばれてもおかしくないような寂し場所だった、その証拠にここの手前には御土居跡がある。この土居は秀吉が長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と,鴨川の氾濫から市街を守る堤防として築いた土塁である(写真を撮り忘れた)、 土塁の内側を洛中,外側を洛外と呼ぶ

光悦は、この付近にさまざまな分野の、町衆の文化人や職人、芸術家たちを集めて、独自の文化を築きあげたというからすごいものだ。本阿弥家は代々刀剣の鑑定と刀研ぎの仕事に従事していたが光悦はさらに書、絵画、工芸、陶芸などの創作にも従事していたようだ

入場料を払って中に入っていくと、いろんな樹木が植えてあり新緑がまぶしい、その木々の中に草庵が点在している、非常に落ち着いた雰囲気だ、順路をたどっていくと、京都市内が見渡せる場所があり、また、鷹ヶ峰、鷲ヶ峰が見えるいい場所がある、そして光悦垣の美しさに目を奪われた、写真で何回も見たところだが、ついに実物が見られるとは。


(光悦垣)

なお、光悦がここに移り住む前の京屋敷は、現在の上京区実相院町にあったとされ、そこには記念の石碑が建っている、そこは2、3年前に旅行に行ったときに偶然見つけて写真を撮ってあった、場所は楽美術館の近くだ

この後、次の予定まで時間があったので、寺町通の洋菓子店、村上開新堂に行ってみた、何度か来たことがある。

訪ねてみると先客はおらず、ロシアケーキ10個詰めを購入した、値段は忘れたが3,000円くらいか。缶入りクッキーが人気で、予約制、1か月以上前に電話で確認したら1年半先まで予約が入っていると聞いて、あきらめた。


(日本橋高島屋の諸国名品売場で売っているのを見たことがある)

ここには喫茶室があるが現在改装中、この後、続々と客が入ってきた、いいタイミングで買い物ができた、以前はこんなに混むことはなかったと思うが、また、村上開新堂は東京の半蔵門にもあるが、興味のある方は以前の投稿(こちら)をご覧ください

(その4)2日目の夕方から夜に続く


2024京都旅行(その2)

2024年05月20日 | お出かけ・国内旅行

今日は2日目、昨日も今日も晴れ。京都に来た時の朝食はホテルではなく、喫茶店を探してそこでモーニングを食べることにしている。名古屋がそうだが、京都にも独特の喫茶店文化がある。

今朝は初めて訪問するところだが、四条高倉のバス停から歩いてすぐのところにある小川珈琲堺町錦店に行ってみた。小川珈琲は1952年に京都で創業し、1970年に喫茶店を開設し、以後、京都を中心に直営喫茶店を展開している、現在はコーヒーの製造、コーヒー器具等の卸売、喫茶店事業などを営んでいるようだ。喫茶店は海外にも店舗があるが、名古屋のコメダコーヒーのような多店舗展開はしていない、そこが良いとも言えよう。

店舗はおそらく民家を改装して作ったもので、デザイン、内装などがしゃれている、雑誌などにもよく紹介されているので有名になってきた。7時開店の10分前に到着したが、もう何人か待っている。この通りはイノダコーヒー本店に行くため同じような時間に何回か歩いたことがあるが、行列を見たのは初めてだ。

今日はモーニングメニューの中から、「スモークサーモンと自家製フムスのサラダプレート 炭焼きトースト添え」2,200円と炭焼きトーストと「京都ぽーくボンレスハムとキュウリのサンドイッチ 柚子塩添え」1,450円をたのんだ。珈琲カップが大きいのがうれしい、おいしかった。店内は広く、並ばなくても入れただろう、若い人も結構来ていたし外人さんも来ていた。

朝食を済ませた後、ホテルから車で桂離宮に向かう、9時から予約を取っておいた。15分くらいで到着し、専用の無料駐車場に入れ、入口で開門時間を待つ、入場料は1,000円、今日は当日券も発売しており行列ができていた

開門20分前から中に入れてくれて、見学ルートの説明ビデオなどを見て過ごす。ここは宮内庁管理の施設で入門管理が厳しかった。20人一組くらいで説明員がついてくれて、所定のルートに従い解説を聞きながら見学する方式だったが、これがよかった。

桂離宮は回遊式庭園と数寄屋風の純日本風建築物で構成されている。係りの方の解説を聞きながら、手入れの行き届いた庭園や池、門、茶室、仏堂、書院などの建屋を見て回った。ここは創建以来火災に遭うことなく、ほとんど完全に創建当時の姿を今日に伝えている貴重な財産である。

素晴らしいところだった。

さて、桂離宮の次は、ここも前から行きたいと思っていた南禅寺近くの野村美術館に行った。この美術館は野村證券グループが母体で、1984年に開館。野村證券、大和銀行などの創業者野村徳七氏(雅号:徳庵)が蒐集した書画、茶道具、能面、能装束や徳庵自身の手になる作品を核として展示する美術館で、春季と秋季にのみ開館している。

今回は、「野村得庵 席披茶会再現 神戸棲宜荘・熱海塵外荘」と題した春季特別展示(後期)を開催していた。この日は昭和16年4月に塵外荘(徳庵の熱海別邸)で行った茶室の披露茶会の再現展示をしており、茶会開催時に使用した茶道具などが多数展示されていたが、撮影は禁止であった

むかしの会社の創業者は財を成した後はいい趣味を持っていた、素晴らしいことだろう。今の新興企業で成功したユニクロや楽天などの創業者たちはどういったものを残せるだろうか。

野村美術館を出た後、そのすぐ横にある、「碧雲荘」という野村徳七の京都別邸がある、内部は非公開なので、その門やお屋敷の外周を眺めてため息をついた。

(その3)2日目午後に続く

 

 

 


2024京都旅行(その1)

2024年05月19日 | お出かけ・国内旅行

昨日まで、夫婦で京都に旅行に行ってきた、2泊3日。ここ数年、京都には何回か旅行に来ている。初日は、朝5時に自宅を出発、羽田空港まで車を運転し駐車場に入れる。フライトは7時半発、8時半伊丹着。飛行機はおおむね満席のように見えた。

伊丹空港のレンタカー会社で車と契約内容を確認、荷物を積み込み、京都に向けてスタート。京都到着後、四条河原町の高島屋の駐車場に入れ、高島屋内の創業明治6年、京都すき焼の草分け的存在の名店「三嶋亭」に行き、すき焼きを食べる、3,300円だったか。三条の本店で食べると1万円以上するメニューしかないが、高島屋店では庶民でも手が出る値段で食べられるのがうれしい。すき焼きはその場で焼くのではなく、既に調理場で焼いたものをお皿に盛りつけて出てくる方式、ただ肉の量は多く、十分に老舗のすき焼きを堪能できた。

さて、次に近くの喫茶店「築地」に行く、行ってみたい店だった。河原町通りからちょっと横道に入ったところにひっそりとあるが有名店。入ってみるとすぐに座れた。室内はヨーロッパ風とでもいうのだろうか、レトロな感じもする、音楽はクラシックが流れている。非常に落ち着いた雰囲気

この店は、昭和9年の創業、店内には床にステンドグラスのような色のついた敷石が埋め込んであったり、アンティークの調度品が置いてあったりして別世界のムードが漂う。ウィーンを意識しているのだろうか。

ゆっくりくつろいだ後は、次なる目的地、ちょっと離れたMIHOミュージアムに向かう、京都から車で1時間、滋賀県甲賀市信楽町にあり不便だが、だから良いともいえる。

ここは前から一度行ってみたい美術館だったが、休館日が多く、都合が合わなかった、今回、念願かなって初訪問となった。日本の美術館を紹介する本や雑誌などでは、ここは必ずと言っていいくらい紹介されるところだ。

ここの大きな特徴は、滋賀県の山の中の自然に溶け込むように美術館が作られていることだろう。美術館全体が一つの芸術作品といってもいいものになっている。詳細は別投稿に譲りたい。

さて、美術館に3時半くらいまでいて、この日はせっかく滋賀県まで来たので、京都に帰る途中の大津市の石山寺に寄ってみようと思った。ご存知の方もあろうが、現在放映中の大河ドラマ「光る君へ」で主人公の紫式部の「まひろ」が女友達の「さわ」と一緒に滞在したあの寺である。

美術館から車で30分くらい、到着したのが4時過ぎだった。結構観光客が来ており、紫式部ののぼりがいっぱい立てかけてあり、参道を歩いていくと、寺から続々と参拝の終わった観光客が出てくる、そして紫式部関連の土産物売り場や、展示室などがあり、大いに盛り上がっているようだ。

しかし、受付で入場券を買おうとすると、本堂などすべて4時半までで終わりだと言われ、ショックを受ける、せっかく来たのに・・・まあ、仕方ない、よく調べなかったからいけないのだ、あきらめてこの日は京都に帰ることにした。

京都に戻り、ホテルにチェックイン、場所は四条堀川交差点近く。ちょっと休んで夕食に出かける。今日は行き当たりばったりで適当な店に入ろうと思い、南座の正面の「レストラン菊水」に行ってみた。洋食レストランで、大正5年創業の老舗、建物は国の登録文化財だ。

1階のレストラン&パーラーはお手頃値段のメニューで敷居が低いため混んでいるかなと心配したが意外と空いていてすぐに入れた。ビールを注文し、私はチキンのグリル、嫁さんは洋食弁当をたのんだ、値段は2千円から3千円程度のリーズナブルなものだ。料理をつまみにしてビールを飲み、後はグラスワインの赤を1杯飲んだ。

おいしかった、ご馳走様でした。

この日は朝早かったので、あとはどこにも寄らずにホテルに帰えろうと思ったが、歩いて15分くらいの「石塀小路」という京都らしい屋敷や店が集まった小道に行ってみた。ところが入口に「私道につき撮影禁止」の注意書きがあった。入口のところだけ写真を撮って、小路を端から端まで歩き、雰囲気を味わいホテルに帰った

お疲れさまでした。


伊奈町のバラ園に行く

2024年05月15日 | お出かけ・国内旅行

埼玉県北足立郡伊奈町のバラ園に行ってきた。新聞か何かでその存在を知り、行ってみたくなった。このバラ園は町制施行記念公園内にある。県内最大のバラ園というのが売物だ。入場料は350円、5月3日から5月31日まで「2024バラまつり」が開催されている、バラ園入口付近に多くの市町村観光物産展の出店があり、また、ゆるキャラが子供たちを喜ばせていた。

行ったのが日曜日であるためか、多くの人が来ていた、平日に行きたかったが天気が悪かったり他の予定が入っていて行けなかった。場所は大宮からさらに地域鉄道に乗っていくので、自宅から2時間かかるとGoogleマップに出て、車だと50分と出たので時間節約のため車で行って、バラ園のすぐそばのスーパーの駐車場に入れた。公園内にも駐車場があったが、昼食をしてからバラ園に行こうと思ったのでスーパーの駐車場にした。

「この伊奈町記念公園は、昭和47年に開園され、現在はバラを始めとする季節の花が咲き乱れる花園や、さまざまなスポーツ・レクリエーション施設があり、子どもからおとしよりまで楽しめる。野球やテニスをしたり、子どもたちが野外でのびのび遊べる大砂場、キャンプ場などの施設がある」と役所のホームページに書いてあった。

さらに「バラ園は1.4ヘクタールの敷地に、400種、5,000株のバラが植えられており、色とりどりのバラの花があたり一面に咲きほこり、まるで絵画の世界へ迷い込んだかのようで、バラを観賞しながら散歩できる通路やバラのアーチもあり、間近でバラを楽しめる」と宣伝している。昨年訪問した京成バラ園は、1,600品種、10,000株のバラだったので(こちら参照)、それよりは小規模であるが十分楽しめる規模だ。

自動販売機で入場券を買って園内に入ると、入口近くが第3バラ園、奥に進むと左に第1バラ園、右に第3バラ園が配置されている。ただ、敷地内で続いているので、第1から第3というのはそれほど意識しないでいいようだ。

園内でもらったパンフレットを読むと、きれいに咲かせるために、丁寧に剪定し、施肥、消毒をして大切に育てているとある、そして園では春と秋の年2回、花を咲かせるように手入れをしているとのこと、秋は10月下旬から11月中旬にかけて見ごろのようだ。育成、維持担当の方々の苦労は大変なものだろう。

私は坂東真理子氏が指摘するような「花の名前を知っていること」という女性が持つうらやましい品格、知識は男性でもあるため無い、というか今まで興味がなかった。このためバラの種類や品種はわからないが、名前などを書いたプレートが置いてあるので女性や興味のある人にとってはたまらないであろう。

ゆっくり園内を回り、写真を撮り、1時間弱滞在して園を後にした。


「神代植物公園」に行ってきた

2024年04月30日 | お出かけ・国内旅行

調布市の神代植物公園に行ってきた。つつじが綺麗に咲いているというニュースをどこかで見て久しぶりに行きたくなった。先に深大寺に参拝し、そのあとで公園に向った。深大寺の奥から歩いてすぐのところに公園の深大寺門があり、そこから入れる。入場料は65才以上割引で250円だった。

深大寺門に入ると、そこは雑木林になっている、新緑の季節なので緑が多くて素晴らしい、来ている人も少なく静寂な感じ。

そこから左に向って行くとばら園があり、幼稚園生たちがたくさん来ていて楽しそうに遊んでいた、バラが咲くのはもう少し先のようだ

そこから今度は右に進んで行くとお目当てのつつじ園が見えてくる。一面満開のつつじの花で埋め尽くされていた、赤や白、ピンクの色で実にきれいだ。大勢の人が見に来ていた。そこでしばらく見物し、写真を何枚も取り、ゆっくり過ごす、外国人観光客はあまり見かけなかった、まだ知られていないのか、今日は天気が良い日で最高だ。

その後、築山、芝生広場に歩いて回る、こちらにはあまり人が来ていない、ゆっくり歩いて帰りは正門の方に向い、正門前のバス停留所からバスに乗り三鷹駅に向った。まだ時間が早かったし、日も長くなってきているので、今日はもう一箇所、久しぶりに国分寺の名曲喫茶「でんえん」に行ってみよう、という気になった。

三鷹駅構内にKINOKUNIYA BAKERYがあったので明日の朝食用のパンを買った。

お疲れ様でした。


深大寺そばを食べ、深大寺に参拝する

2024年04月30日 | お出かけ・国内旅行

東京の調布市にある深大寺に行き、そのあとで隣接している神代植物公園に行ってみた。何度も来たことがあるところだが最近は全然来てなかった。

調布の駅からバスに乗り深大寺の入口付近で降りる、バスはその先の植物公園に行く人たちで混んでいたいが深大寺で降りる人は2人しかいなかった。

深大寺東参道を歩き5分くらいで深大寺門前に到着、門前には「深大寺そば」の店が多くある。深大寺そばの由来はいろいろあるようだが、調布市観光協会などによると、江戸時代、土地が米の生産に向かなかったため小作人が蕎麦を作って蕎麦粉を深大寺に献上し、それを寺側が蕎麦として打ち、来客をもてなしたのが始まりといわれ、とウィキペディアに紹介されている、但し、現在はこの近辺ではそばは生産されていない。

先ずは腹ごしらえ、どの店に入るか迷う、11時過ぎであったが既に行列ができている店もあるので、そのような店は敬遠してすぐに入れる「きよし」という店に入った。座敷に座り「上天ざる、2,200円」をたのんで食べたが、おいしかった。

食後、門前をブラブラ歩き、いよいよ境内に入り、参拝する。それほど多くの人は来ていない、すいていた。

お参りするとき、「○○をお願いします」と手を合わせる人が大部分だろうが、私は「神様・仏様いつも良くして頂いて、有り難うございます」と先ずはお礼を言うことにしている、そうすると願い事を叶えてもらえる可能性が高まると「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)という本に書いてあったからだ。なるほど神様・仏様の身になって考えれば、こういう人から順に願いをかなえてやろうと思うだろう。

さて、食事もして、参拝も終ったので、この後、神代植物公園に向った、その模様は別投稿で


「笠間つつじまつり」に行く

2024年04月28日 | お出かけ・国内旅行

城里ゴルフ倶楽部でゴルフをやったあと、近くの笠間つつじ公園の「笠間つつじまつり」(4月13日から5月6日)に行ってきた。ここは初訪問、つつじが満開とのニュースに接し、見たいと思って、わざわざ近くのゴルフ場を予約した。

ゴルフ場から車で20分で到着、平日だけど結構車で見に来ている人がいて、どの駐車場に停めようかか迷う、会場は小高い山の上なので、坂道を上り一番上付近まで行って、もし駐車場が満車ならそこからの下り道の途中の一番公園に近いところに停めようと思った。焦って一番最初に出てきた駐車場に入れると結構歩くことになる場合が多いからだ。運良く、第3ゲートのすぐ近くの駐車場に空きがあり停められた。

第3ゲートで公園の入場料500円を払う。そこから頂上を目指して歩いて行くが、ゲートを入ったところからすぐに満開のつつじがびっしりと植えてあり壮観である。つつじを観ながら山頂の矢印に従い歩き、頂上に到着すると、かなり見晴らしが良く、下界の笠間市内がよく見える、頂上には観音像(身代わり観音)がある。来ている人は年配の方々が多かった。頂上まで結構坂道を歩くが皆さん元気なものだ。

笠間つつじ公園になぜこんなにつつじがあるのかの背景としては、昭和41年に観光開発の一端として、翌年度から5か年計画で富士山を「つつじ公園」として造成し、市民の憩いの場とするとともに、春の観光資源とする計画を立てました。昭和42年、整備に着手し富士山に1,000株のつつじを植え、さらに市民の協力を得て「つつじ一株寄付運動」によって植えられ、同年5月に公開されました。翌年より「つつじまつり」が開催され、昭和45年には、佐白山の桜とつつじで「花まつり」を開催しました、とWebページに出ていた。

頂上からの展望の中には、少し先の山腹にかなり広い範囲で大量の太陽光のパネルが設置してあった。温暖化ガス排出量削減のための太陽光への転換だが、大規模太陽光パネルは、景観破壊、環境破壊、ウイグル人労働中国製パネル購入、火災被害、再生エネ賦課金増額など問題ありすぎだ。

さて、今日は日中の気温が25度以上に上がり、つつじを見ている間も結構暑かった、しかし、いろんな種類の、いろんな色のつつじを見ていると大いに癒やされた。

お疲れ様でした、この後、まだ時間が早かったのですぐ近くの笠間日動美術館に行くことにした、それは別投稿で。


根津神社のつつじを観て、松屋「ごろごろ煮込みチキンカレー」を買う

2024年04月24日 | お出かけ・国内旅行

文京区の根津神社のつつじが満開になる時期になった、今年も是非観に行きたいと思っていたが、混むので平日に行こうと思っていた、3月30日から4月30日までが文京つつじまつりの期間だ。しかし、平日も何かと用事があり、時間が取れそうもなく、最盛期を過ぎてしまってはまずいので、28日の日曜日に観に行った。早い時間に行くと混むと思い、夕方4時頃行ってみた。

到着してみるとやはり想像していたとおり、ごった返すような混雑ではなかった。境内にいたる参道には店がいっぱい出ており賑わっていた。来ているのは外国人観光客が多かった。

ここは根津神社の境内、神社内の敷地から隣接する住宅にかけて上り坂のちょっとした丘になっており、その傾斜一面につつじが植えられている、そのつつじが4月の下旬頃からゴールデンウィークにかけて満開になり、実に素晴らしい景色になる。約3000株、100種のつづじが植わっているというからすごい。

なぜ、ここにつつじがこんなにあるのかを調べると、「境内地となる以前、綱吉の兄・甲府藩主綱重の下屋敷だった頃、屋敷西側の丘につつじの名所館林よりキリシマツツジを移植したことに始まり、つつじヶ岡と呼ばれる府内の名勝でした。 現在のつつじは、戦災で被災した社殿の修復が終わった後、荒れていた丘に3,000株を増植したもの」とある。

つつじの種類により早咲き、遅咲きがあるのだろう、この日見たところでは半分より上はほぼ満開で下の方がこれからという感じだった、全体として7割くらいは咲いていた、見物するには十分だと思った。

この日は下の方から観ただけだが、500円払えばつつじの丘の中に入れて上の方まで行ける。上から見下ろすのも圧巻であろう。

満足しました、来年も来ます

さて、今夜は嫁さんが出かけているので晩ご飯はテイクアウトで何か買ってきて欲しいとのリクエストがあったので、最寄りの駅の駅前にあるいつもの松屋で「ごろごろ煮込みチキンカレー」780円を2つたのんで帰宅してから食べた。人気があったので期間限定メニューでまた発売しているようだ。

相変わらずおいしかった。ご馳走様でした。


「国営ひたち海浜公園」に花を観に行く

2024年04月17日 | お出かけ・国内旅行

すっかり春らしくなり、自宅の庭のチューリップも花を咲かせたのを見て、久しぶりに国営ひたち海浜公園に行ってみたくなった。2、3年前の春にも1回行ったが、また行きたくなった。

この日は朝から晴天、日中の最高気温は25度を超える暑さ、公園歩きするにはもってこいの気候。自宅から愛車を飛ばして常磐道、北関東自動車道などを使い1時間20分くらいで到着、海浜公園の直ぐそばのインターで高速を降り、公園西口駐車場に入れる。

入場料は800円だが65才以上は560円、ここも年寄りを優遇している、若者優遇に変更すべきだ、年寄り優遇の根拠は何か。若者優遇は国策だが不徹底だ。私も65才以上だが、年寄りこそ折に触れてこんな優遇はやめて欲しいと訴えるべきだろう。

さて、園内は案内によればネモフィラとチューリップが満開なので、先ずはチューリップを観に行った。西口から入ってすぐ右側に「たまごの森フラワーガーデン」があり、そこに多くのチューリップが咲き誇っていた。たまごと言っているのはそこにたまごのオブジェ(遊具)がいくつか設置してあるためであろう。いろんな種類、いろんな色のチューリップが満開だ。森の中の一角を切り開いてチューリップを植えているため、日あたりが良い場所だけではないが、鑑賞するには木漏れ日の中のチューリップも暑すぎずちょうどよかった。

その後、公園の一番奥の「みはらしの丘」に植えてあるネモフィラを観に行く。歩いても10分もかからない。その場所に入っていくと実に壮大な景色が目を驚かせる。丘一面にネモフィラのブルーの花が咲き誇り、丘全体がブルーに着色されているようだ。

裾野から頂上まで歩いて登れる、そんなに急なスロープではないので年配の方でも頂上までいける。頂上からブルーに染まった丘全体を展望できるし、反対側には太平洋の海が見れる。

頂上から丘を下り、最後に「スイセンガーデン」に行く、スイセンはもう終わりかなと思ったら満開であった。ここもかなり広いエリアにいろんな種類・色のスイセンが植えてある。その奥にはまだ満開の桜がいっぱいあった。

チューリップ、ネモフィラ、スイセンともこれだけの量の花を季節が到来したらちゃんと咲かせるには相当な準備や技術、経験が必要だろう。関係者の努力に敬意を払いたい。また、今日は平日だったこともあり、そんなに混んではなかった、土日は大変な混雑だろう。小さな子ども連れ家庭などは是非一度訪ねてもらいたいものだ。

ゆっくりと春の花を楽しめました。