瓶は重くがっしり、浮き彫りまで施してあります。エチケットはルイ・ジャドウを思わせる天使(?)の彫刻のモチーフ、ヴィンテージは2011で今店頭に出ている中では少しだけ年月を経ています。
ボルドーはサンテミリオン地区の南にあるカバラ村産赤ワイン。メルロー90%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%、カベルネ・フラン5%から造られています。
グラスに注ぐと案外サラッとした感じ。黒みがかったルビー色です。
黒コショーのようなスパイシーな香り、酸味、タンニンとも案外強い。
・・・でも、ただそれだけでした。
ポアラーを使ってみても、時間が経っても、何も出てこない。複雑さも、飲み応えもありません。
評判は悪くないようなんですが、ハズレの一本を買ってしまったのでしょうか。
外見から高まっていた期待は、ちょうど今の時期の桜の花びらのようにヒラヒラと散っていったのでした。