安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

安くて美味しいワインを探し求めて東奔西走!ワインだけでなく、様々なお酒や出来事もアップしていきます。

「落日楽酒」

2015-04-15 15:16:52 | 日記
通勤電車の窓から、ビルに書かれた居酒屋の店名が見えます。落日楽酒「ラクジツラクシュ?」変わった名前だなぁと見るたびに思っていました。
ところが先日、この漢字の上に小さくフリガナがされているのに気がつきました。
そうか、漢文よろしく“レ点”をいれるのか!
「落 レ 日 楽 レ 酒」 ヒハオチテサケタノシ
“日は落ちて酒楽し”か、いいじゃない!わかるわかるその感じ。誰か昔の中国の偉い先生の言葉かと思ったのですが違いました。どうやらその居酒屋さんの創作らしい。
漢文に精通している人からは、文法がおかしいとか、落日なんていい言葉じゃないなど色々と言われそうだけど、そうじゃないの。酒好きの心をよく表しているんですよ、これは。
休日の真っ昼間に飲むビール、リゾートの昼下がりに飲む冷えたロゼワインそれもいいけどやっぱり日が落ちた後なのですよ、美味しいのは。
夕日が地平線に消えて、昼とも夜とも言えないトワイライト。昼と夜の境い目から魔物がやって来る時刻とも言われています。そう、お酒もこの時間から美味しさを増すのです。
「落日楽酒」ネーミングをした居酒屋さん。いい感性してます。途中下車して、いちど寄ってみなくては。



てなことを考えつつも、満員の通勤電車は昇ったばかりの朝日を浴びながら都心に向かうのでありました、と。




追伸 「落日楽酒」日は落ちて酒楽し は座右の銘(?)とさせていただきます。

追追伸 居酒屋落日楽酒は、以前皇室の眞子さまも、ICUの学園祭の打ち上げで、スキー部の仲間と訪れ楽しまれたことのあるお店なんだそうですね。



黒糖本格焼酎「島のナポレオン」

2015-04-14 23:32:47 | ワイン
下町のナポレオンは「麦焼酎いいちこ」。これは「黒糖焼酎島のナポレオン」です。
実は、麦焼酎の他に奄美地方の黒糖焼酎もお気に入りの1つです。
久しぶりに黒糖焼酎を飲みました。酒造先は徳之島の(株)奄美大島にしかわ酒造。キリッとして、ほんのり甘い香りやラム酒のニュアンスも感じます。
それはそうです、奄美・徳之島地方限定の黒糖焼酎もラム酒もサトウキビが原料の蒸留酒なのですから。
もともとアルコール発酵に必要な糖分をもっているサトウキビなのに、なぜ麹もいれるのか?
1690年ごろから、サトウキビを原料に焼酎が作られ出したようですが、それ以前から、琉球つまり今の沖縄から焼酎の製法は伝わっていて粟や米などと、麹で作られていました。
そのため、糖分を持っているサトウキビなのに、酒造りには麹も一緒に使うことになったようです。
(他の焼酎、米、麦、芋などは麹の働きにより、糖分を作り出し、その糖分を酵母の力で発酵、アルコールを醸造。それを蒸留することで焼酎となります)。
また、第二次大戦後、当時の酒税法では黒糖を原料とした酒の製造を認めていなかったこともあり、麹をいれることで、地場産業として認められることとなったともいわれています。
と言ったわけで、ラムにも通じる黒糖焼酎はロックが旨い。
和洋中なんでも、食事はOKです。
勝手な思い込みですが、クリア感、南の島感がいいね。
ただ、お値段が高いのが、ちょっと。






アルパカ・ロゼ・カベルネ・ソーヴィニヨン2014

2015-04-13 23:39:11 | ワイン
チリのワイン“アルパカ”は、最近種類が増えて来ました。
カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、シャルドネ/セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン。
そしてロゼも並んでいたので買ってみました。

香りは、強くありませんが、なんだか缶ピー(タバコの缶入りピース)を開けたような感じの臭い。タバコは吸いませんが、父親が昔吸っていてたので思いだしまた。火をつけたタバコの臭い、煙はきらいですが、缶ピー開けたときの火をつける前のタバコの臭いは嫌ではありません。
そんな記憶を呼び覚ますような香りでした。

味はとにかく辛口。若干のタンニンも感じられます。食事に合わせるより、やっぱり夏の日の午後によく冷やして清涼飲料水がわりに飲むのが似合うみたい。その時のツマミは堅あげのポテチがいいね。




ドンキのサルー・レゼルヴ・ヴァン・ド・フランス・ピノ・ノアール2011とダイソーのねぎカッター

2015-04-12 11:33:36 | ワイン
安いピノ・ノアールは、チリ産の物はあるけれど、本場フランス産の安くて美味い物は国内では見当たらない。それなら自ら探そうということでドン・キホーテが見つけて輸入したお奨め品。
こんな主旨の仕入れ秘話が店頭に書かれてありました。
Sarrau Reserve Vin de France Pino Noir 2011、780円です。
安旨ピノ・ノアール難民としては、ドンキの心意気に賛同、さっそく買い求めました。



ワインの色は、ルビー色から少し茶かかった感じ。期待させる色です。酵母のような香ばしい香りに、カシスのような酸味のある果実の香りが加わっています。
きれいな酸味とやわらかいタンニンでとてもいい飲み心地です。価格からすると、ドンキ頑張ったなといったところでしょうか。以前飲んだフランスのヴァン・ド・ペイのル・マノワール・デュ・バロンよりずっと美味しい!
また、アメリカのフォレストヴィルとは違うキャラクターです。フォレストヴィルはアメリカらしいピノ、こちらはフランスらしいピノと言えますね。
どこのショップもカベルネ・ソーヴィニヨンばかりの昨今、安旨ピノ・ノアールを探してくれて感謝です。

さて、合わせた食事は厚切りポークのソテーです。ビーフシチュウのルーとブナしめじでソースを作ってかけました。



そして今回ポークソテーに新兵器登場です。豚肉はどうしても焼きすぎて固くなってしまいがち。焼き加減のコツとスジ切りがポイントなのは分かっています。焼き加減は指南通りにするとして、一方のスジ切りなのですが、いつも包丁の入れ具合が足りないようで、肉は反るし固くなってしまうのです。プロはジャガードという、小さいカッターの刃が剣山のように並んだ道具を使うそうですが、数千円もするものをわざわざ買うわけにもいかず・・・なにかないかとウェブを探していたら、同じこと思う人がいるもので代用品を使っている方がいました。
それがダイソーのキッチングッズのねぎカッターです。


白髪ねぎを作るもので、小ぶりのカッターの刃が並んでいます。本物のジャガードよりずっと小型ですが、家庭用にはかえって使いやすい。
これで、豚肉のスジ切りをしてフライパンへ。おお!肉が反らない!効果絶大です。焼き上がりお皿に乗せ、肉が落ち着くのを少し待ってソースをかけて出来上がり。
焼き加減は十分注意したのですが、やっぱりちょっと焼きすぎたようでしたが、それでも肉はやわらかで、フォークもサッと通ります。これは良いもの見つけました。白髪ねぎもできるし、お肉もやわらかくできる。一石二鳥?
今度は牛肉にも使ってみましょう。


追伸  ドンキ店頭の仕入れ秘話全文を載せます。見ずらいですが、よく読むとちょっと微笑ましい箇所が。
※2行目「全く物」たぶん「全く別物」の間違い。「別」はどこへ。ありました。3行目に「安別いピノ」これはたぶん「安いピノ」の間違いでしょうね。パソコンで文章を作った際の操作ミスだろうなぁ。プリントする前にチェックしないと、せっかくの秘話が~。



今度は野生の白鳥(WildSwan )と岩手の合鴨で鍋です

2015-04-09 22:22:49 | ワイン
久しぶりに合鴨の皮を発見!そば用とか、だし用として売っている合鴨の皮の部分の脂身です。これが旨いんだなぁ。


合鴨といっぱいのキノコとアサリで陸海空鍋にします。
陸のキノコ、海のアサリ、そして空の合鴨で陸海空鍋と呼んでおります。
今日も季節外れの寒さで、鍋にはもってこいの状況。
用意するのは合鴨の脂身、身の部分は鍋ではすぐに煮えて固くなることと、ちょっとクセがあるので、この鍋では脂身が主役です。
合鴨の脂身は1パック(本来ならもっとたくさん欲しかった)しかなかったので比内鶏も買ってきました。
あと、キノコを何種類もいっぱい用意。種類が多いほど美味しいです。今回はブナしめじ、えのき、まいたけ、エリンギ、椎茸、霜降ひらたけを揃えました。


そして、必ず入れるのは「なめこ」。袋のなめこの他、取りたてのままの生なめこ(足付きなめこなどとも言います)があれば、袋入りに加えて用意します。今回は生なめこがなかったので、袋入りを二つ使いました。
このなめこのぬめりと合鴨の脂身で、とろみのある鍋になります。
野菜はお好みですが、鴨といったら葱、長葱は多く用意。


鍋にアサリと刻んだ生姜、酒を入れて酒蒸しにします。


口が開いたら、キノコと、合鴨の皮と長ネギなどと、醤油・酒・みりんを入れ甘塩っぱく味付けをし、お湯で辛さ調節して煮たつまで待ちます。



火が通ったら、OK。


合鴨の脂身はちっちゃくなってしまいますが、アサリだしのつゆと合って美味しいですよ。キノコもたくさん食べれてヘルシー。生姜もピリッときいて体が温まります。


煮詰まると塩辛くなるので、時々お湯を足しながら、合鴨や鶏肉、キノコなどを次々と入れて行きます。
そして〆はうどんで決まり。
秋など涼しい時期のキャンプなどでも、これを作ると好評な一品です。

さて、ワインですが、合鴨のようなジビエっぽいものにはやはりブルゴーニュのピノ・ノアールがいいのですが、予算もあるので、チリのヤリ・ワイルドスワン・カベルネ・ソーヴィニヨン2013にしました。



たぶん、果実味のあり過ぎる赤だろうと思い、少しでも美味しくするために、例の強制デガンタージュをしました。
キャップを1度開け、またキャップを閉めてボトルをシェイクしました。
少し置いて、鍋が煮えたころグラスに注ぎました。最初の香りは洗濯洗剤のよう。ちょっと変わった香りです。
でも直ぐに消え、スパイシーなベリー系の香りになりました。
でもタンニンはなめらかというか強くなく、酸味もそこそこで、全体的にはボケた感じかな。
強制デガンダージュの効果は?でしたね。