先日のつづき、
XL500Sのエンジン御開帳です。
エンジンを降ろした数日後、開けました、
さてさて、オイル漏れの原因は何なんだろうか?
ヘッドの裏側とヘッドガスケットには、見た目では異状なさそうです、
直定規などで歪を見たいとこだが、そんなのはあるはずもなく、定盤なんてなおさら・・・
シリンダー側は?
見た目はなんでもなさそうだが、ライナーの回りがオイルで濡れてる、
???
なぜ?
ここで今更ながら話します、
私、シリンダライナーの存在をまったく考えてませんでした、
正直、車のエンジンは何度かオーバーホールをしたことがあるが、
鋳鉄のグロックしか弄ったことがなく、
このシリンダーを外すまでライナーの存在なんて頭になかった、
そうなんだった、アルミシリンダーなんですよね、
で、ふと思い出したことがあった、
確か、ガンジーさんが言ってたような気が・・・
ライナー下側のOリング!
そういうことか
シリンダーをひっくり返し、Oリングをドライバーで突っつくと
カッチカチ、これホントにOリング入ってる?
と疑うほどで
ちぎれながらも取れました、
すっかりゴム状ではなくなりポキポキ折れてしまうほど、
もはやシールの役目はしてないでしょう、
Oリングはこの溝に入ってた、
鉄とアルミでは熱膨張が違う、ただでさえ500のビッグボアならなおさらだろう、
ライナーが暴れた形跡はない、結局のとこ、原因はこのOリングの劣化で間違いなさそうだ、
オイルはシリンダーとライナーの間を上がってきて、
溜まっては漏れ溜まっては漏れを繰り返してたんだと思われる、
これが新品のOリングだ、
たかがOリング、されどOリング (それを言ったらなんでもそうだが・・)
これさえ交換すれば解決だろうが、ここまで開けたついでなので、
あちこち確認しながら、組んでいこうと思う、
きのう土曜日の話でした、
次回につづくよ、