23インチのワークブーツXL250Sと錆びオヤジとブロンコも

昭和のバイク、昭和の車が大好きな
オヤジがいじり壊したり
治ったつもりのやっつけ仕事を
綴った独り言です。

バイト、バイト

2014-02-01 17:38:10 | 昭和の車達

幼馴染で小中学校の同級生、また、いとこでもあるIちゃんから先日メールが入った。

「軽トラダンプのエンジンから冷却水がジャジャ漏れ、診てくれる?」

この軽ダンプ、敷地内だけで使っているので登録されておらず、

行きつけの修理屋では診てくれないらしい、ずいぶんと横柄な自動車屋さんだこと、

Iちゃんの頼みごとなので、工具を持って行ってきました。

 

車はダイハツ アトレー、ダンプなので荷台を上げると作業はしやすいです。

 

どこから漏れてるんだろうか?

エンジンをみると

「あららっ、こんなとこから?」

シリンダーブロックのメクラ蓋が抜けてます。

よりによって3か所あるとこの真ん中がとれてました。

抜けたとこの真上にはインマニがあり、直接手が届かない場所です。

マイナスドライバーで手探りで入れようとしたが、入らない・・・

 

厄介なことにインマニ、キャブレターを外さなくてはならないようです・・・

 

バキュームホースが何本もあり外すと後でわからなくなりそうなので

数枚写真を撮っておきます。

 

赤の矢印のナットがインマニ取り付けナットの一つ、だが緑の矢印の燃料ポンプが邪魔をし

工具が入らない、

「まったくもう」

ポンプも外すしかない。

「ガスケット切れないでくれよ」

ガスケットはきれいにはがれてくれ、外れました。

 

バキュームホース、アクセルワイヤーなどを外し

キャブ付きのままインマニを外します。

 

やっと外れた、

 

これが、メクラ蓋が抜けた穴です。

 

 抜けてしまった蓋がこれ、

錆びてるが、まだ使えそうなので再使用します。

念のため液体パッキンを少し塗りハンマーで少しづつ打ち込んで

 

入りました。

インマニのガスケットもきれいに剥がれたので液体パッキンを塗り再使用します。

燃料ポンプのガスケットも同じようにし、取り付けます。

バキュームホースを元通りに取り付け、出来た。

 

しかし、どうしてあのメクラ蓋が取れてしまったのでしょうか?

原因は、冷却水でした。

入ってた冷却水はサビサビでほとんど真水の状態、

冷却水がエンジン内部で凍り、膨張して抜けてしまったようです。

そういえば先日かなり冷え込んだ日があった。

どうせ登録されてない車だからと、まったくメンテしてなかったせいでしょう。

そうはいっても不凍液ってやっぱり重要ですね。

 

今度こそは不凍液を入れ、エアー抜きをし漏れがないのを確認し完成です。

「時々水とオイルくらいはみてね」 とお願いし帰ってきました。

 



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2 コメント

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Unknown (あらい@富山)
2014-02-02 19:33:12
いつも整備ネタを感心しながら拝見してますが、
冷却水膨張でわざと盲フタが飛ぶようになってるとは初めて知りました。

どんな状況下での使用でも、
滅多に壊れない自動車技術って本当スゴイですよね!
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Unknown (錆びオヤジ)
2014-02-03 21:57:37
こんばんは、

色々な状況を考えて作られてんですよね、
技術者って感心します。
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