23インチのワークブーツXL250Sと錆びオヤジとブロンコも

昭和のバイク、昭和の車が大好きな
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治ったつもりのやっつけ仕事を
綴った独り言です。

鳥海山が見たくて、トレッキング編

2019-07-19 10:55:40 | 歩く

つづきます、

 

日本海が一望できる温泉ではなかったが、熱めの湯で肌はつるつるのいい湯だったが、

一つ言わせてもらおう、

洗い場、一人分の陣地(とは言わないか?)狭すぎるだろ、

うっかりしてると となりの人に足を洗われちゃうよ!

 

そんな温泉を後に近くのコンビニで夕飯と翌朝の食料を調達し車中泊地へ向かった、

今夜の寝床は鳥海山 湯の台口の駐車場、

 

時間は夜9時前くらいだったろうか、

県道368 鳥海高原ラインをグングン上っていくが

民家はおろか街灯も全くない、灯りはハスラーのヘッドランプのみ、

対向車や後には誰もいない

もしここでヘッドライトが切れたら漆黒の闇だろう、

「怖い・・・

  見えないはずの何かを見ちゃしないか」

そんないらんことを考えてしまう・・・

 

少なくても関東近辺を運転してて、こんな漆黒の闇ってことはないんじゃないかな?

どこかしかで何らかの灯りは見えるだろう、

そんな漆黒の山道が永遠につづく、

 

もう怖くてたまらなくステレオのボリュームをあげて自分をごまかす、

ナビではあと数分で到着の表示だ、

「何も見えませんように」と祈りながらの運転だ、

この先まだ登るのも怖いし、きた道を引き返すのはもっと怖い、

そうこうしてるとポツンと灯りが見えた!

そこは湯の台口の駐車場だった、

 

駐車場に着いてみると駐車スペースのほぼ半数は埋まるくらいの車が止まってた、

食事をしてたりウロウロ歩いてる人もいる、

駐車場でも一人きりだったらどうしようと思ってたが、ひとまず安心できた。

 

その後も後から後から車が入ってきてた、

なんだよ、そんなんだったら皆で待ち合わせして一緒にこようよ・・・

 

車内に寝床の準備をし、夕飯を食べて横になったら直ぐに寝てしまった。

 

翌朝、

起きてみると6時過ぎてた、

ヤバい、寝過ごしちまった、

予定では4時には起きて夜明けと同時に山に入りたかった、

あれほど怖がってたのに、これほど熟睡してしまった私は何だったんだろう・・・

 

湯を沸かしコーヒーを淹れ朝食を済ませ、リポDをグイッ、

今回の旅の一番の目的、鳥海山トレッキングだ!

 

しかし、天気は良くないんだなぁ、午後からは雨かもの予報だ、

だから早起きしたかったのに・・・

よし!出発だ!

 

ちょっと見ずらいか、現在地は右下の赤いとこ、

あくまでもトレッキングだ、山頂は目指さず、右中央付近の大雪渓が見てみたくて遥々来た、

 

湯の台の登山口、ここから入ります、

 

登山靴が合わないせいかゴロゴロした石が滑りやすい、

 

雪解け川を渡る、

手をつけてみるとキンキンに冷たい、

 

八丁坂、ここはきつかった、

もうすでに汗だくだ、

 

きつく急な岩場を登り、目の前が開けると

こんな絶景が迎えてくれた、

一緒になった地元と長野からの青年の三人で、

  「うおー」と叫んでしまった、

 

私はしばらくの休憩と水分補給してると二人の青年は「お先に」と先に行った、

 

その先もゴロゴロの岩場がつづくが、

ひんやり冷気が火照った体をクールダウンしてくれる、

 

雪渓が見えてきた!!

 

滝の小屋に到着、

 

地図上ではまだまだ下の方だ・・・

 

相変わらず天気は良くない、

 

良くはないが、

 

 

 

かわいい花たちが目を楽しませてくれる、

 

どーよ、これ! いや~見事!! 

これってチングルマかと思ってたが帰って調べると

「チョウノスケソウ」 というらしい。

 

 

川原宿小屋に到着、

 

 暗くなってきた、

 

足場のよくないとこをしばらく歩くと

大雪渓に到着、

ただただ、でかい!! 広い!! スゲー!!!

ちょっと雪の上を歩いてみたがアイゼンなしでは危険だ、

先に見える方はアイゼンを装着しさっさと登って行った。

 

どれくらいの厚みがあるんだろうか?

 

アイゼンを持ってきてない私は先に行けなく

違うルートへ進んだ、

 

鳥海湖へ向かうルートだ、

このルートは木道で整備されて歩きやすい、

 

と思ったのも束の間、

また違う大雪渓にだ、

雪渓から立ち昇る冷気、吐く息も白い、

こちらは最初の大雪渓ほどの急斜面ではなく、アイゼンなしでも難なく歩けるし、先に木道が見える、

 

雪というより氷だね、

 

たぶん雪の下にはこんな木道が続いてるんだろう、

向こうから見えた木道のとこまできた、

この端の雪が割れそうで怖いんだよね、

 

最初の大雪渓のとこまではそれこそ大勢の登山者がいたが、

このルートはだ~れも来ない、

この先もまた雪渓が続いてる、

そんでもって雨が降ってきたど、

霧も濃くなってきたし、ここは安全第一、引き返そう。

 

さっき歩いた雪渓だが、

帰りには霧のホワイトアウトで向こう側の木道の始まりが見えずらくなってしまってた、

そんなことがあってはまずいと、来た時にストックで跡を着けてきたのだ、

それを辿り戻れたが、無理は禁物。

さぁ降りよう、

川原宿でご飯を食べ、絶景を何度も目に焼き付け下山した。

 

念願の大雪渓を歩けたし きれいな花もたくさん見られた、

晴天の日にもう一度来てみたいとつくづく思った。

 

つづく、

 



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