今回も熱帯魚の話題になってしまいました。すみません。
先日、お世話になっている熱帯魚ショップに水槽の清掃グッズを買いに行った際に遭遇した出来事のお話です。
その日は、週末だったので、店内は多くの方で賑わっていました。
すると、あるお若い家族連れの方が、
「へぇー、こんなにコンパクトな水槽があるんだぁ!」
「しかも、全部付いているよ!」
と小さなミニ水槽を購入されようとしていました。
旦那様のほうも
「これなら、手入れが楽そうだねぇ。」
とおっしゃっていらしたので、おそらくそのままお買い上げになったのだと思われます。
しかし、老婆心ながら、私の拙い熱帯魚の飼育経験から申し上げると、
「手入れが楽かどうかは、飼う熱帯魚と匹数にもよります。」
と補足して差し上げたい気持ちでした。
たしかに、以前に私が飼っていた「ベタ」は通常、水槽では、一匹でしか飼育できない種類でしたので、楽ではありました。
しかし、水量として5Lくらいなので、ほぼ毎日のように、水換えが必要となり、習慣のように行なっていました。
ほおっておくと、必ずコケが繁殖します。
「ベタ」が亡くなってしまってからは、それから、30cmの小型水槽を購入しまして、熱帯魚もネオンテトラなどを飼育しました。
フィルターも照明も付属したセット販売のものでした。
「これで、ちょっと手入れが楽になるだろう・・・。」
と高をくくっていましたが、小型水槽では水質が安定せず、これもまた、コケが繁殖します。
また、フィルターのろ過器能が弱すぎたり、照明が暗すぎたりして、水草が枯れたりもして、散々な目に会いました。
それで、照明の光度が弱くても成長する水草を選定し、コケ対策として、ヤマトヌマエビを投入してコケを食べてもらう対策を取り、
何とか、コケは無くなりました。
しかし、水草の量も抑えなければならない、熱帯魚の匹数も限定されるという条件で飼育していて気が付きました。
「これでは、あまり、癒されない・・・」
そんな時、これまたお世話になっている整骨院の先生から
「45cmのスリム水槽をもらってくれませんか?」とのお話がありました。
それから、色々と新たな水草レイアウトを考えたり、飼育する熱帯魚も混泳できるものにしたりして、今に至っています。
45cmのスリム水槽になっても、やはりコケは繁殖します。しかし、水換えや掃除の頻度は以前よりは断然減りました。
それは、水槽が大きくなったことで、水量が増えて、水質が安定しやすくなったからだと考えています。
ですので、「手入れが面倒だから、小さな水槽にしよう!」
という考えは、結局は、手間がかかる原因になることもあります。
意外と想われるかもしれませんが、水槽は大きければ、その分、水質も安定しますし、何より、幅広いレイアウトが可能になり、色々な
水草や熱帯魚を飼育することも可能になります。60cm水槽や90cm水槽が人気があるのは、そのためです。
ですが、やはり大型水槽は、残念ながら、付随する器具が高価な場合が多いですね。
また水量の重さに耐えられる設置場所や台も確保しなければなりません。
我が家の場合は、設置場所の関係上、残念ながら45cmスリム水槽が限界です。
そんな中、最近では、ろ過器能が向上した水槽や、小型水槽に対応した水草、照明、品種改良された熱帯魚も増えているようです。
「手入れが楽だから小型水槽を。」という考え方には、賛同しかねますが、
「部屋のインテリアに合うから・・・」「こまめに手入れして、自分だけの水槽を作りたいから・・・」という意見には、大賛成です。
是非、ご自分だけのアクアリウムの世界を楽しんで頂ければと思います。
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