ご購入された銘木工芸品、お手元にお持ちの銘木でつくられた製品。
やはり、持つからには、「できるだけ永く付き合いたい。」「品質を保ちたい」とどなたもお考えになりますよね。
でも、「銘木工芸品のお手入れの方法」って、どうすればいいのでしょうか?
木製品や家具など、お店によってきちんと説明するところもあるようですが、中にはユーザー様からのご質問がなければ特に回答して
いないお店もあるようです。
それは、おそらく一概に「お手入れはこうして下さい。」と規定の基準がないからかもしれません。
銘木にも色々な樹種があり、それぞれ、色合いや堅さ、油分が多いかどうか、通気性に富んでいるかどうかなど全くといっていいほど
材質に違いがあるためだと思われます。
ですから、例えば、皮クリームやハンドクリームを塗り込んでいくと艶が出るといわれるものもありますが、あまり効果が出にくいもの
もあります。
ではどのような方法が一番効果的なのでしょうか?
これは、当店が考えるお手入れ方法の一例ですが、まず、「銘木工芸品を軽く風に当ててあげる」という方法が一番だと思います。
それは、「木は伐採されてからも呼吸をしている」という考え方からきています。
例えば、箱や収納ケースに入れて保管されていたり、空気が通りにくい場所に置かれていると銘木は、呼吸が出来にくくなりますので、
銘木にとってあまり良い環境とは言えません。そのような場合は定期的に風通しの良い場所に出してあげて下さい。
またお持ちであればなのですが、毛ばたきがあれば、時折、銘木工芸品に風を送るように軽く叩いてあげて下さい。優しくです。
そうすることで、毛ばたきに含まれている油分によって銘木の艶にも良い影響が出てきます。
「なんだ、手入れの方法じゃないじゃないか。」とお叱りを頂くかもしれません。もっと専門的な方法があるかもしれませんが、一番は、
「木も、元々は生きていた。」ということを忘れずに銘木工芸品をお手元に置いて頂くことではないかと私共は考えます。
数奇屋建築と謂われるような和風住宅では、毎日毛ばたきのお手入れをするのとしないのとでは家の寿命に大きく影響を及ぼすと謂われ
ます。
毎日は難しいとは思いますが、是非、時折、銘木工芸品に呼吸をさせてあげて頂き、末永くご愛顧頂ければと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】
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