【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

銘木を用いた工芸品を専門に取り扱う通販ショップの店主のブログです。
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銘木工芸品のお手入れ。

2016-05-31 10:00:00 | 銘木の豆知識と匠の技

ご購入された銘木工芸品、お手元にお持ちの銘木でつくられた製品。



やはり、持つからには、「できるだけ永く付き合いたい。」「品質を保ちたい」とどなたもお考えになりますよね。



でも、「銘木工芸品のお手入れの方法」って、どうすればいいのでしょうか? 









木製品や家具など、お店によってきちんと説明するところもあるようですが、中にはユーザー様からのご質問がなければ特に回答して



いないお店もあるようです。




それは、おそらく一概に「お手入れはこうして下さい。」と規定の基準がないからかもしれません。



銘木にも色々な樹種があり、それぞれ、色合いや堅さ、油分が多いかどうか、通気性に富んでいるかどうかなど全くといっていいほど


材質に違いがあるためだと思われます。




ですから、例えば、皮クリームやハンドクリームを塗り込んでいくと艶が出るといわれるものもありますが、あまり効果が出にくいもの



もあります。



ではどのような方法が一番効果的なのでしょうか?



これは、当店が考えるお手入れ方法の一例ですが、まず、「銘木工芸品を軽く風に当ててあげる」という方法が一番だと思います。



それは、「木は伐採されてからも呼吸をしている」という考え方からきています。




例えば、箱や収納ケースに入れて保管されていたり、空気が通りにくい場所に置かれていると銘木は、呼吸が出来にくくなりますので、



銘木にとってあまり良い環境とは言えません。そのような場合は定期的に風通しの良い場所に出してあげて下さい。




またお持ちであればなのですが、毛ばたきがあれば、時折、銘木工芸品に風を送るように軽く叩いてあげて下さい。優しくです。



そうすることで、毛ばたきに含まれている油分によって銘木の艶にも良い影響が出てきます。




「なんだ、手入れの方法じゃないじゃないか。」とお叱りを頂くかもしれません。もっと専門的な方法があるかもしれませんが、一番は、



「木も、元々は生きていた。」ということを忘れずに銘木工芸品をお手元に置いて頂くことではないかと私共は考えます。



数奇屋建築と謂われるような和風住宅では、毎日毛ばたきのお手入れをするのとしないのとでは家の寿命に大きく影響を及ぼすと謂われ


ます。



毎日は難しいとは思いますが、是非、時折、銘木工芸品に呼吸をさせてあげて頂き、末永くご愛顧頂ければと思います。








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北陸道楽。

2016-05-30 10:00:00 | 旅行

富山のSAでは、こんなロードマップが置いてあります。







「北陸道楽」というタイトルが付いています。NEXCO中日本発行ですが、一見お洒落な旅行雑誌のようです。



この春号では、特集として、五箇山や越前地方に伝わる和紙、北陸各地で行なわれている曳山神事などが載っていました。



内容はかなり詳しいので、帰省の際、大いに役に立ちました。




その他、北陸はもちろん飛騨や信州も含めた「廻る、食す、癒し」のスポットが分かりやすく載っています。



北陸を楽しみながら知ることのできる良いツールだと思います。





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握り玉。

2016-05-29 10:00:00 | 日記

さて、これは、何だと思いますか?








ちょっと変わった形をしています。木製で丸く上部に突起のようなものがあります。表面は滑らかでツヤツヤしています。



実はこれ、「握り玉」と謂われるものです。GWに訪れた「庄川木工まつり」で見つけました。



使い方は、手の平の内側に突起の部分を当ててそのまま握ります。握っていると突起が手のツボをやさしく刺激してとても気持ちいいで


す。



購入して依頼、気が付くと、ふと、これを握っていたりして、握り心地が癖になってきています。




形はシンプルですが、これも列記とした伝統工芸品です。挽き物といわれるもので、旋盤を回しながら、木材を丸く削って握りやすい形


にしていき、突起の部分も適度な大きさに加工します。



一見簡単なようですが、これも高度な職人の技を必要とする加工のようです。



また使用している木材も永い間、土中に埋没していたものを掘り出した神代欅といわれる銘木です。その一番木目が綺麗な部分を使用して


いるようです。



購入する際、「握っているうちに歳月が経つと色合いも変化していくので、それも楽しんで。」と言われました。



やはり製作する方も銘木の特性を理解して加工しているということがよく分かりました。







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旧中越銀行本店。

2016-05-28 10:00:00 | 旅行

GWに富山を訪れた際に「旧中越銀行本店」という施設に立ち寄りました。







此処は、現在、砺波市郷土資料館として開館されています。



チューリップフェアが開催されるチューリップ公園の中にあります。



外観は土蔵造りなのですが、中へ入ると、







西洋の装飾を施した洋館風になっています。



中越銀行は、明治の時代に、北陸の豪商、豪農が出資し、此処礪波市に開店したそうです。現在の北陸銀行の前身に当たります。



砺波市の宮大工が和の技術を駆使して、西洋風に仕上げた建築物として砺波市指定文化財となっています。



このような建築物は「擬洋風建築」と呼ばれているそうです。







1階には、12mの欅の一枚板で作られたカウンターがあります。







2階の頭取室の天井はこんなふうになっています。







和紙でつくられた高級な壁紙と珍しい黒柿を用いて天井がつくられ上質な西洋風の造りになっています。



1階の展示物として、当時建築に使われた宮大工の道具なども陳列されていました。







和と洋がうまく調和した宮大工の技に触れることができる良い施設だと感じました。






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富山の温泉。

2016-05-27 10:00:00 | 旅行

富山の家内の実家周辺には、色々な温泉が点在しています。



それぞれ、泉質も効能も違うので、面白いですし、帰省した際に日替わりで利用する時もあります。



先日もGWの帰省でも二つの温泉を利用しました。



温泉といっても、ホテルのような豪華な施設ではなく、地元の方が気軽に利用できる浴場といった佇まいです。




一つ目は、「福光温泉」です。







こちらは、初めて入りましたが、山間ののどかな場所にあり、山菜取りなどの帰りなどに地元の方が利用するケースが多いようです。



少しぬるめの温泉でしたが、疲れがとれました。




二つ目は、「川合田温泉」です。






川のせせらぎがある場所にあり、宿泊もできます。川魚料理が有名だそうです。



こちらは、何度も利用しています。効能は、皮膚病などで肌が弱い方に良いと地元でも人気があるようです。




他にも温泉は点在しているので、自分のお気に入りの温泉を見つけるのも富山に帰省した際の楽しみの一つにしています。



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