このところ、自動車メーカーのマツダの販売実績が好調の兆しを示しているそうです。
国内の自動車メーカーの規模としては、さほど大きくはない企業なのですが、今期順調に売上を伸ばしているようです。
それは、ある時期から、経営方針を転換させたことに始まるそうです。
かつてのマツダは、人気車種を開発し、世に送り出し、そこそこの販売台数を確保するのですが、毎回、売り伸ばしという課題に
悩まされていたようです。
「そこそこ売れるが、売れ続かない。」 それが、かつての、マツダの企業イメージだったと謂われています。
それで、売るために何をするかというと、「値引き」です。 「値引きのマツダ」と謂われて、定着していたようです。
しかし、経営陣が、それではいけないと気付き始めました。 「せっかくデザインスタッフや開発チームが良い車を作っても、
値引きで安く売ってしまう。 それは、彼らを裏切る行為。」だと。
またマツダのロードスターという車は、海外で人気で、登場して26年間で900万台売り上げているそうです。
海外には、根強いファンも多く獲得しているようです。
そこで、「売上が多いか少ないか、販売台数が多いか少ないか」という考え方から、「ブランド価値が高いか低いか」を意識する
経営戦略に方向転換したそうです。
「本当に、買う価値のある車なのか、乗ることが楽しいと思える車なのか。」を追求した車づくりを目指した結果、販売実績に
繋がったようです。
最近は、ハイテクの車が多い中で、 自動車メーカーとしての原点を意識した結果と言えるのではないでしょうか。
「乗ることが楽しい。」 本来の自動車ユーザーのニーズに気付いた経営陣の勝利と言えると思います。
私共も、銘木工芸品専門店として、「持つことが楽しい。 手に入れることが楽しい。」とユーザー様に感じて頂けるような
商品のご提案やプロデュースを心掛けてまいりたいと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com