先日、TV番組の「和風総本家」を観ていました。
熊本県の職人の方々を廻る回でしたが、その中でも非常に手間のかかる見事な技を駆使した伝統工芸品をつくる職人の方が紹介されていま
した。
「肥後象嵌」の職人さんです。
鉄に疵をつけて、金や銀、青金といわれる金と銀の合金などを嵌め込んでいく技法です。
嵌め込むのが鉄なので、非常に手間がかかります。
知り合いの猟師さんから分けてもらうという鹿の角を使って、叩いて嵌め込んでいきます。
鉄などで叩くと、強すぎて、竹などでたたくと逆に折れてしまうという実に繊細な技法のようで、鹿の角で叩くのが最適なのだそうです。
そして、嵌め込んでない部分はまた磨いて疵を落としたり、錆がでないような加工を施したりと、かなり大変そうです。
肥後象嵌は、すべてオーダーメイドだそうで、出来上がりまでかなりの時間もかかるようです。
出来上がった肥後象嵌は、書家の方の文鎮や香炉などで、非常に見応えのある作品に仕上がります。
しかしながら、匠の数が少なく、後継者問題が深刻なのだそうです。
当店も、木象嵌と階象嵌と、ジャンルは違いますが、象嵌の商品を扱っています。
どちらも素晴らしい伝統工芸品です。是非、多くの方々に知って頂き、後世にも伝えていければと感じます。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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